販売契約分析 (tdsls3513m000)
セッションの目的: 販売契約に関して累積数量および累積金額に基づいて結果を分析します。
- 契約
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販売契約の番号
- ライン
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販売契約ラインの番号
- 販売オフィス
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取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。
- 販売先取引先
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企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署
販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。
- 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
- 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
- 受渡条件
- 関連する出荷先取引先および請求先取引先
- 品目
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購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 販売価格グループ
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同じ価格設定の特徴が適用される品目のグループ
このフィールドに入力した場合、契約ラインの価格または値引はこの価格グループに所属するすべての品目に適用されます。
注:品目グループと価格グループの両方に関連した契約ラインの合意は入力できません。
価格グループ別の合意については、次の条件が適用されます。
- 納入スケジュールは定義できません。
- 数量を指定する必要があります。
- 販売単位を入力する必要はありません。
- 販売価格単位を入力する必要はありません。
- [品目]フィールドには何も入力しません。
- 同じ契約内の同じ価格グループに、複数の契約ラインを入力することはできません。
- 各価格グループについて、期間ごとに各顧客との通常契約を 1 つのみ結ぶことができます。
- 有効化コード
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有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号
- 合意数量
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販売単位で表される契約数量
- 販売単位
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品目が販売される単位
注:品目は、在庫が記録されている単位とは異なる単位で販売することができます。たとえば、商品をキログラム単位で保管し、梱単位で販売することもできます。
- 合意数量
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棚卸単位で表される契約数量
- 棚卸単位
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品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 最小数量
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販売単位で表される最小契約数量
- 最小数量
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棚卸単位で示される最小契約数量
- 最大数量
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販売単位で表される最大契約数量
- 最大数量
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棚卸単位で示される最大契約数量
- コール数量
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契約ラインにリンクされているすべての販売オーダ/スケジュールラインのコール数量の合計 (販売単位で表示)
コール数量は、契約にオーダ/スケジュールラインがリンクされるたびに増加します。また、オーダ/スケジュールラインが処理されるたびに、コール数量は減少します。
- コール数量
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契約ラインにリンクされているすべての販売オーダ/スケジュールラインのコール数量の合計 (棚卸単位で表示)
- 請求数量
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販売契約に関連する販売オーダおよび販売スケジュール上の請求済品目の合計数 (販売単位で表示)
請求数量、発効日、および有効期限に基づいてデータを推定することで、有効期限の予測最終数量を計算できます。納入済販売オーダの処理 (tdsls4223m000) セッションを実行すると、契約に関連するオーダラインごとに請求数量が増加します。
注:オーダ値引は計算されません。正味商品数量のみが合計されます。
- 請求数量
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販売契約に関連する販売オーダおよび販売スケジュール上の請求済品目の合計数 (棚卸単位で表示)
- 数量合計
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コール数量および請求数量の合計数 (販売単位で表示)
- 数量合計
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コール数量および請求数量の合計数 (棚卸単位で表示)
- 予定数量
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このフィールドには、契約期間の最後までにどの程度の販売が予測されるかが、販売単位で表示されます。
予測数量 = (合計数量 ÷ 経過時間 %) x 100%
注:合計数量は、コール数量および請求数量の合計と同じです。
- 予測数量
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このフィールドには、契約期間の最後までにどの程度の販売が予測されるかが、棚卸単位で表示されます。
- コール金額
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販売契約にリンクされている販売オーダライン上のコール金額の合計
注:コール額、発効日、および有効期限に基づき、推定データによって有効期限の最終金額を計算することができます。
- 請求額
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販売契約にリンクされている販売オーダライン上の請求金額の合計
注:- 有効期限の請求額を、請求額、発効日および有効期限に基づいた推定データで計算することができます。
- 請求金額は、[納入済販売オーダの処理 (tdsls4223m000)] セッションを実行すると更新されます。
- 結果
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コール品目および請求済品目の合計数 (合意数量の割合で表示)
結果 = (合計数量 ÷ 合意数量) × 100% または ((コール数量 + 請求数量) ÷ 合意数量) × 100%
- 予定結果
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予測数量に関連した結果。有効期限における予測数量は、データの外挿による推定で計算します。
予測結果 = (合計数量 ÷ 予測数量) x 100% または(コール数量 + 請求数量 ÷ (合意数量 × 経過時間 % ÷ 100)) × 100%
- 数量固定
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このフィールドでは、合意契約数量が結合しているかどうかが示されます。
このチェックボックスがオンの場合、 [販売契約の評価 (tdsls3420m000)] セッションで次の数量間の差異がすべて出力されます。
- コール数量と最大契約数量
- コール数量と最小契約数量
このチェックボックスがオフの場合、最小契約数量または最大契約数量を超えた場合にのみ、[販売契約の評価 (tdsls3420m000)] セッションで差異が出力されます。
- 実績
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該当する契約のコール数量および請求数量と平均数量との対比がグラフに表示されます。
- 合計契約期間の数量が月別に表示されます。
- 月別平均数量は、契約の合意数量を契約期間内の月数で割って求められます。
- 矢印キーを使用して、別の年度に移動できます (最大で 5 年度)。
月別数量は、[販売契約取引高履歴 (tdsls3535m000)] セッションから取得されます。
- 発効日
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そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。
- 有効期限
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レコードが有効である最終日。失効時間を指定しない場合、有効性は有効期限の最後、つまり 24:00 に終了します。
デフォルト
デフォルト日付は発効日の 1 年後の前日の日付です。
- 現在の日付
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現在の日付および時間。このセッションを開始した日付と時刻がこのフィールドに自動的に入力されます。
- 経過時間
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経過時間は[販売契約 (tdsls3500m000)] セッションで記録された全契約期間のパーセンテージで示されます。
経過時間は次のように計算します。
経過時間 = (現在の日付 - 発効日 ÷ ((有効期限 - 発効日) + 1)) × 100%