販売スケジュール調整 (tdsls3131m000)

セッションの目的: 販売スケジュールを調整します。このセッションの目的は、特定の販売スケジュールに対する出荷累計と顧客の入庫累計間の不一致を解決することです。

[表示] メニューで、次の項目を基準にしてデータをソートできます。

  • 処理日

    出荷日に送信された出荷済累計が挿入されます。

  • 納期

    出荷済累計は、納期にもとづいて計算されます。
注: 

出荷済累計の取得方法を定義するには、[品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッションの調整中の計画/実際納期を考慮チェックボックスを使用します。

スケジュールの相違を [担当]、[品目]、および [処理日] でソートできます。データ上で選択を行うには、現在のセッションで [フィルタの設定] ボタンをクリックします。これにより [選択基準 (tdsls3131s100)] セッションが開始され、そこで選択ができます。[選択基準 (tdsls3131s100)] セッションで選択基準を入力して [OK] をクリックすると、[販売スケジュール調整 (tdsls3131m000)] セッションに、その選択に対するスケジュール調整レコードのみが表示されます。フィルタを解除するには、[フィルタの解除] ボタンをクリックします。それによって、すべてのレコードが再度表示されます。

注: 

特定の選択に対する販売スケジュール調整レコードを、[出荷済累計の出力 (tdsls3432m000)] セッションで出力できます。

現在のセッションの [特定] メニューから、状況が [不一致] の販売スケジュール調整レコードを処理できます。選択によって開始されるセッションは次のとおりです。

  • [入庫累計の調整]

    [入庫累計] が [出荷累計] と等しくなるように調整されます。調整レコードの状況は、[調整済] となります。

  • [出荷済累計の調整]

    [出荷累計] が [入庫累計] と等しくなるように調整されます。販売スケジュール調整レコードの状況は、[出荷累計調整済] となります。

  • [出荷および入庫累計の調整]

    [新規累計の入力 (tdsls3131s000)] セッションが開始され、現在の [入庫累計] と [出荷累計] を置き換える数量を指定できます。販売スケジュール調整レコードの状況は、[出荷および入庫累計調整済] となります。
注: 
  • 入庫済累計を調整するように選択した場合、入庫累計の更新 (tdpur3432m000) セッションの販売先取引先でも入庫済累計を調整する必要があります。
  • データを納期順にソートしている場合にレコードを調整すると、｢処理日｣ ビューにレコードが表示されているオーダに基づいて、他のレコードも調整されます。このため、｢納期｣ ビューで調整を行うと、予定外の結果が生じる場合があります。
担当

販売スケジュールを担当する計画者

デフォルト

このフィールドには、[販売スケジュール (tdsls3111m000)] セッションの[計画者]フィールドの値がデフォルト値として入ります。

注: 

販売スケジュールの最新の改訂番号に添付されている計画者が、スケジュールの所有者です。

処理日

品目が出荷される日付

納期

このフィールドには、次の日付のいずれかが表示されます。

  • 出荷が確認されたときは、計算された入庫日
  • 販売先取引先で出荷が入庫されたときは、実際入庫日
出荷

品目が出荷される際の出荷番号

最終入庫数量

取引先が販売スケジュールに関して受領した最終数量

出荷累計

販売スケジュールについて出荷済の合計累計数量

出荷済累計の計算方法は、[品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッションの調整中の計画/実際納期を考慮チェックボックスの設定によって決まります。

例

出荷日 出荷 ID 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 作成済
27-9/15:00 SHIP2 10 20 28-9/11:00 作成済
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済

SHIP1 より先に、SHIP2 が 8:00 に倉庫に到着するとします。[調整中の計画/実際納期を考慮]チェックボックスがオフの場合、次のようになります。

出荷日 出荷 ID 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/15:00 SHIP2 10 20 28-9/8:00 不一致
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 作成済
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済

[調整中の計画/実際納期を考慮]チェックボックスがオンの場合、次のようになります。

出荷日 出荷 ID 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/15:00 SHIP2 10 10 28-9/8:00 一致
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 一致 (フィードバックなし)
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済

出荷済累計の計算式は次のとおりであるため、連番ではない入庫があっても不一致が生じません。

販売スケジュールの合計出荷済数量 (30) - 出荷済だが未入庫の数量 (-10, -10)
注: 
  • LN では、次の出荷の納期後まで遅延した出荷に対して不一致を生成します。たとえば、出荷 1 (SHIP1) に 1 時間を超える遅れが生じる一方、出荷 2 (SHIP2) が計画どおりに入庫された場合には、不一致が生成されます。

  • [表示]メニューで、次の項目を基準にしてデータをソートできます。

    • 処理日

      この場合、LN にはその出荷日における累計値が表示されます。

    • 納期

      この場合、LN にはその納期における累計値が表示されます。

[調整中の計画/実際納期を考慮]チェックボックスがオンになっているが、データを[処理日]順にソートしている場合、LN にはその処理日における累計値が表示されますが、値の計算は納期にもとづいて行われます。この結果は、次のようになります。

出荷日 出荷 ID 数量 出荷済累計 納期 状況
27-9/15:00 SHIP2 10 20 28-9/8:00 一致
27-9/13:00 SHIP1 10 10 28-9/9:00 一致 (フィードバックなし)
27-9/17:00 SHIP3 10 30 28-9/13:00 作成済
累計リセット日

スケジュールの累計/権限がリセットされる日時

スケジュール

販売スケジュールの番号

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
販売単位

品目が表示される単位

調整状況

販売スケジュール調整レコードの状況

指定可能な値

作成済
  • 販売スケジュール調整レコードまたは出荷済累計レコードが作成され、関連する出荷について取引先の入庫済累計および最終入庫数量をまだ受け取っていません。
  • 出荷済累計レコードが作成され、関連する出荷に関する外部構成要素の出荷済累計をまだ受け取っていません。
  • 請求済累計レコードが作成されます。
一致
  • 関連する出荷について取引先の入庫済累計および最終入庫数量を受け取り、それらの数量が出荷済累計および出荷済数量と一致しています。
  • 外部構成要素から受け取った出荷済累計および累計リセット日は、出荷済累計および累計リセット日と一致しています。
  • 出荷済累計レコードの状況が[同期]の場合、前のレコードは[一致]に設定されます。
不一致

関連する出荷について取引先の入庫済累計および最終入庫数量を受け取りましたが、それらの数量が出荷済累計および出荷済数量と一致しません。

調整済

取引先の入庫済累計と自社の出荷済累計の差について話し合い、入庫済累計を調整して出荷済累計と同じになるようにしました。

出荷累計調整済

取引先の入庫済累計と自社の出荷済累計の差について話し合い、出庫済累計を調整して入庫済累計と同じになるようにしました。

リセット
  • 販売スケジュール累計レコードまたは販売スケジュール権限レコードが[累計のリセット (tdsls3230m000)] セッションでリセットされます。
  • 外部構成要素から受け取った累計リセット日は累計リセット日より後なので、販売スケジュール累計レコードまたは販売スケジュール承認レコードはリセットされます。
出荷および入庫累計調整済

取引先の入庫済累計と自社の出荷済累計の差について話し合い、出庫済累計および入庫済累計を調整しました。

一致 (調整後)
  • 関連する出荷について取引先から受け取った入庫済累計および最終入庫数量が出庫済累計および出庫済数量と一致しませんでしたが、後のエントリの状況はすでに[一致]になっています。
  • 販売スケジュール調整レコードの状況が[不一致]で、状況が[不一致]の以前のレコードを調整した結果としてその出荷済累計が更新されている場合、修正後の数量が一致していれば、現在のレコードは[一致 (調整後)]に設定されます。
一致 (フィードバックなし)
  • 関連する出庫について取引先の入庫済累計および最終入庫数量をまだ受け取っていませんが、後のエントリの状況はすでに[一致]または[調整済]です。入庫済累計および最終入庫数量はゼロのままです。
  • 関連する出荷に関する入庫済外部構成要素の出荷済累計をまだ受け取っていませんが、後のエントリの状況はすでに[一致]です。
同期

外部構成要素から受け取った出荷済累計は出荷済累計と等しくないので、出荷済累計を修正値で修正し、外部構成要素の出荷済累計と等しくします。

入庫累計

取引先が販売スケジュールに関してすでに受領した合計累計数量

出荷数量

出荷済の品目の数量

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