販売発行ライン詳細 - ピックアップシート (tdsls3116m100)
セッションの目的: ピックアップシートの販売発行ライン詳細の表示、入力、およびメンテナンスを行います。
販売発行ライン詳細には主に品目、数量および日付に関するデータが含まれます。
- このセッションでは [発行タイプ] が [ピックアップシート] に設定されている発行ライン詳細のみが表示されます。
- 販売発行ライン詳細は、販売スケジュールヘッダ、販売スケジュールライン、およびピックアップシートラインを参照します。
- 発行ライン詳細が販売スケジュールに反映されるとこのセッションが更新されます。
- [状況] が [処理済] の場合、販売発行ライン詳細の更新ができません。
- 発行
-
次の特徴を共有する販売スケジュールを、1 つの発行番号で識別します。
- 販売先取引先
- 出荷先取引先
- 出荷先住所
- 発行タイプ (資材発行/出荷スケジュール/連続出荷スケジュール/ピックアップシート)
- 出荷基準スケジュール/入庫基準スケジュール
- スケジュール数量タイプ
- 予測範囲開始および終了
- 販売発行発生元
- 顧客発行
- (顧客オーダ)
- 顧客契約参照
- 発行改訂
-
販売発行の改訂を識別する文字列。発行改訂は取引先に送られた更新を識別します。
- ライン
-
[資材発行ライン - ピックアップシート (tdsls3109m000)] セッションで販売発行ラインを識別する番号
- 販売先取引先
-
企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署
販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。
- 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
- 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
- 受渡条件
- 関連する出荷先取引先および請求先取引先
- 所要開始日
-
販売スケジュール要件の開始日および時間開始日は、販売スケジュール要件を適用する期間の最初の日付です。
- 出荷先取引先
-
オーダ商品の出荷先取引先。通常、これは顧客の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の出荷元となるデフォルト倉庫、運送業者および関連の販売先取引先が含まれます。
- 所要終了日
-
販売スケジュール要件の終了日および時間最終日は、販売スケジュール要件を適用する期間の最後の日付です。
- 出荷参照
-
ピックアップシートを識別する参照
このフィールドは、異なる販売スケジュールの販売スケジュールラインを 1 つの出荷にまとめるために使用します。
- 運送業者/LSP
-
出荷先取引先への商品の輸送責任を負う会社
- 連番
-
販売発行ライン詳細を識別する番号
注:番号は、1 ずつ増加します。
- 品目コードシステム
-
品目をコード化する、外部の代替方法。コーディングシステムは、一般標準システム (EAN など) または特定の取引先に依存するシステムを使用できます。
注:このフィールドは受信 EDI 品目コードの変換に使用されます。
- 顧客品目
-
顧客品目コード
このフィールドは受信 EDI 品目コードが自動的に入力されます。EDI 品目コードは EDI メッセージの処理中に変換する必要があります。
外部品目コードと内部品目コードは、品目コードシステム - 品目 (tcibd0104m000) セッションで指定できます。
注:[販売発行発生元]が [EDI] になっている発行に、ラインがマニュアルで追加された場合、[品目]を空白のままにして、[顧客品目]のみを入力できます。変換の設定が正しく定義されていれば、品目コードの変換は、販売発行の処理中に実行できます。
- 顧客品目改訂
-
顧客品目コードの改訂
顧客品目コードの改訂は取引先品目 - 改訂 (tcibd0114m000) セッションで指定できます。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
EDI メッセージの処理中に受信 EDI 品目の変換に成功した場合、このフィールドは空になっています。
注:[販売発行発生元]が [EDI] になっている発行に、ラインがマニュアルで追加された場合、[品目]を空白のままにして、[顧客品目]のみを入力できます。変換の設定が正しく定義されていれば、品目コードの変換は、販売発行の処理中に実行できます。
- 数量
-
販売スケジュールラインについて要求される品目の数量
- 販売単位
-
品目が販売される単位
- 品目の変換
-
このチェックボックスがオンの場合、EDI 品目の変換はまだ必要です。
注:発行をスケジュールに反映するときに変換が必要な場合、電子データ交換 (EDI)によりこのチェックボックスが自動的にオンになります。
- ロット選択
-
ロット品目の出荷条件を定義できます。
指定可能な値
-
任意
出荷する商品に、特別なロット条件はありません。品目は、任意のロットで出荷可能です。 -
同一
任意のロットを選択して出荷できますが、出荷全体が同一のロットで行われる必要があります。 -
特定
特定の 1 ロットのみ出荷できます。
-
- ロット
-
特定の所要量に適用するロット ID
- 設計品目改訂
-
改訂管理品目の改訂コード
- 長さ
-
販売単位の物理量が、[長さ]、[面積 (m2)] または[容積]の場合、[単位 (tcmcs0101m000)] セッションの[物理量]フィールドで定義できます。このフィールドには品目の長さが表示されます。
- 幅
-
販売単位の物理量が、[長さ]、[面積 (m2)] または[容積]の場合、[単位 (tcmcs0101m000)] セッションの[物理量]フィールドで定義できます。このフィールドには品目の幅が表示されます。
- 高さ
-
販売単位の物理量が、[長さ]、[面積 (m2)] または[容積]の場合、[単位 (tcmcs0101m000)] セッションの[物理量]フィールドで定義できます。このフィールドには品目の高さが表示されます。
- 入庫日
-
取引先が品目を受領する日付
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は、[資材発行ライン - ピックアップシート (tdsls3109m000)] セッションの[入庫日]フィールドから取得されます。
- 納期
-
販売スケジュールラインに対する品目を出荷する必要がある日付
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は、[資材発行ライン - ピックアップシート (tdsls3109m000)] セッションの[所要開始日]フィールドから取得されます。
- テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
- 出荷先住所
-
出荷先取引先の住所
- 倉庫
-
商品を出荷元となる倉庫
- ドック位置
-
品目を納入すべきラインステーション
- 納入地点
-
品目を納入すべき取引先の納入地点
- 参照
-
取引先から受け取った参照
- 梱包参照 A
-
梱包を構築する基準の 1 つであり、物流ゾーンまたは工順コードを参照します。
- 梱包参照 B
-
梱包を構築する基準の 1 つであり、消費値または仕向地を参照します。
- EDI 取引先
-
受信 EDI 品目コードの変換に使用される EDI 販売先取引先
- 中間荷受人
-
発注先から送付された商品が統合され、通常は顧客の送信された最終移送先に出荷される前に再梱包される物流センタ。中間荷受人は、顧客または顧客を代行する運送業者に帰属します。
- 住所
-
中間荷受人の住所
- 顧客発行
-
取引先の発行番号。この番号は参照目的で使用できます。
- 顧客発行改訂
-
取引先の発行改訂番号。この番号は参照目的で使用できます。
- 顧客発行位置
-
取引先の発行ライン番号。この番号は参照目的で使用できます。
- 顧客オーダ
-
オーダまたは販売先取引先別契約に割り当てられた番号(販売先取引先の購買契約番号など)。顧客オーダ番号は、販売契約ラインを識別するために使用できます。
注:顧客オーダをスケジュールに使用チェックボックスが[販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500)] セッションでオンの場合、この顧客オーダ番号が販売契約ラインの顧客オーダ番号と比較されます。
- 顧客契約参照
-
品目のモデル、部品、または年度と、販売先取引先を含む識別子。この参照は、販売契約ラインを識別するために使用されます。
注:このフィールドは、[販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500)] セッションの顧客契約参照をスケジュールに使用チェックボックスがオンの場合にのみ使用可能になります。この顧客契約参照は、販売契約ラインの顧客契約参照と比較されます。
- 顧客スケジュール番号
-
取引先のスケジュール番号このフィールドは、参照としてのみ使用します。
- 顧客スケジュール位置
-
取引先のスケジュールライン番号。このフィールドは、参照としてのみ使用します。
- 状況
-
販売発行ライン詳細の状況
指定可能な値
- 作成済
-
販売発行または販売発行ラインが作成されます。
- 処理実行中
-
販売発行には、販売スケジュール (ライン) へと処理された発行ラインと、処理されていないラインが含まれています。
- 処理済
-
販売発行には、販売スケジュール (ライン) へと処理されたすべての発行ラインが含まれています。
販売発行ラインには、販売スケジュールラインへと処理されたすべての発行ライン詳細が含まれています。
- 新規へ切替
-
現行の発行改訂が新規の発行改訂に切り替えられたため、販売発行ラインを販売スケジュール (ライン) へ処理できません。発行改訂が有効ではなくなったため、処理中にエラーが発生しました。
販売発行のすべてのラインが置換えられると、販売発行の状況も[新規へ切替]に設定されます。
- 例外
-
販売発行ラインは、販売スケジュール (ライン) へと処理できません。処理中にエラーが発生しました。
- 処理日
-
販売発行ライン詳細が販売スケジュールに処理される日付と時間
- スケジュール
-
販売発行ライン詳細が参照する販売スケジュール
- スケジュール改訂
-
販売スケジュールの改訂を一意に識別する番号。販売スケジュール改訂番号は、取引先に送付される販売スケジュールの更新を示します。
注:[スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションのピックアップシートにリンクするスケジュールチェックボックスにより、ピックアップシートにリンクされたスケジュールに改訂番号を使用するかどうかが決定されます。
改訂番号を使用しない場合、このフィールドは常に 1 に設定されます。
- スケジュール位置
-
販売発行ライン詳細が参照する販売スケジュールライン販売スケジュールラインにより、特定の日付および時間に特定の取引先に供給する品目に対する各所要量が識別されます。
- 販売オフィス
-
取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。
- 価格
-
[通貨]フィールドに表示される通貨で表された、品目の販売価格
- 通貨
-
販売スケジュールの金額を表す通貨
- 販売価格単位
-
(販売/購買) 価格が適用される単位
- 免税
-
このチェックボックスがオンの場合、 免税が適用されます。
注:[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[免税レベル]パラメータの設定値によって次のように異なります。
- パラメータの設定値が[制限付]になっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は[税金処理 (tctax0138m000)] セッションの[免税 販売]フィールドの値がデフォルト値となります。このチェックボックスをマニュアルでオフにした場合、税金コードは変更されません。
- パラメータの設定値が[拡張]となっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は変更されません。このチェックボックスをマニュアルでオフにすると、[免税理由]フィールドと[免税証明書]フィールドは、内容が消去されて使用不可になります。
- 課税国
-
税目的で使用する国
- 税金コード
-
販売スケジュールラインに適用する税金コード
注:このフィールドに入力できるのは、[VAT] タイプの税金コードのみです。
- 課税国
-
取引先の税金 ID が登録されている国
- 免税証明書
-
税務当局によって販売先取引先に割り当てられた免税証明書
注:- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- 免税理由
-
取引先が、ある取引および管轄区域に関して免税となる、理由コード
注:- 販売請求書に免税理由が出力されます。
- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- 理由コードは、[入庫日]によって評価されるため、[免税]タイプのコードにし、有効な日付にする必要があります。
- 追加フィールド
-
さまざまなセッションに追加できるさまざまなフィールドフォーマットのユーザ定義フィールド。ユーザはこれらのフィールドを編集できます。これらのフィールドの内容には機能ロジックが関連付けられていません。
追加情報フィールドはデータベーステーブルにリンクできます。テーブルにリンクすると、そのデータベーステーブルに対応するセッションにフィールドが表示されます。たとえば、whinh200 テーブルに定義されているフィールドは[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加フィールドとして表示されます。
追加情報フィールドの内容をデータベースのテーブル間でやり取りできます。たとえば、あるユーザが[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加情報フィールド A に指定した情報は、[出荷 (whinh4130m000)] セッションの追加情報フィールドに転送されます。このため、whinh200 テーブルと whinh430 テーブル (whinh430 は[出荷 (whinh4130m000)] セッションに対応) には、フィールドフォーマットが同一でフィールド名が A である追加情報フィールドが存在する必要があります。