販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)

ロジスティックデータを使用できる販売契約

販売契約ラインの番号

取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

• 原価品目 (電気代など)
• サービス品目
• 外注サービス
• リスト品目 (メニュー/オプション)

ロジスティックレコードの発効日。これは、販売契約ラインの発効日と有効期限の期間内の日付でなければいけません。

ロジスティックレコードの状況。[フリー] または [有効] の 2 種類があります。

次のボタンを使用すると、ロジスティックレコードに状況を割り当てることができます。

• [有効化]
• [無効化]

このセッションの契約ラインで、少なくとも 1 つのロジスティックレコードが有効になっている場合にのみ、その契約ラインを [販売契約ライン (tdsls3501m000)] セッションで有効化できます。

このチェックボックスがオンの場合、 参照スケジュールのみ受信できます。

このチェックボックスがオンの場合、参照は出荷を識別するために使用されます。

このフィールドを使用して、販売スケジュール要件の基準となる日付と時刻を定義します。

指定可能な値

出荷基準

(スケジュール) 要件は、出荷元取引先の倉庫で商品を選択した日時 (購買)、または商品を出荷先取引先に出荷する必要がある日時 (販売) に基づきます。この場合は、計画出荷日時に基づいて時間が算出されます。

入庫基準

(スケジュール) 要件は、取引先が商品を倉庫に納入すべき日時 (購買)、または出荷先取引先の倉庫に商品が入庫している必要がある日時 (販売) に基づきます。この場合は、計画納期に基づいて時間が算出されます。

販売スケジュールを通知する方法

このチェックボックスがオンの場合、 資材発行の予測データを受信できます。

このチェックボックスがオンの場合、実際のオーダを含む資材発行を受信できます。

このチェックボックスがオンの場合、 出荷スケジュールを受信できます。

このチェックボックスがオンの場合、 連続出荷スケジュールを受信できます。

このチェックボックスがオンの場合、 ピックアップシートを受信できます。

このチェックボックスがオンの場合、 参照スケジュールを自動的に承認するために受信する販売スケジュールライン

このフィールドを使用して、どの累計 (CUM) モデルを使用するかを指定します。

使用 CUM モデルによって、次の累計数量が決まります。

• 取引先が提供する累計数量
• 調整数量の基準となる累計数量
• 累積および権限のリセットに使用される累計数量

指定可能な値

• [オーダ基準]

  優先所要累計が使用されます。

• [入庫基準]

  入庫済累計が使用されます。

• [適用なし]

  [連続出荷スケジュールの使用] チェックボックスまたは [ピックアップシートの使用] チェックボックスがオンの場合に適用

このチェックボックスがオンの場合、販売スケジュールを調整するときに計画/実際納期が考慮されます。LN では、計画/実際納期に基づいて出荷累計を計算します。

この場合、出荷累計の計算は次のようになります。

販売スケジュールの合計出荷済数量 - 出荷済であるが未入庫の数量 

この計算では、同時に出荷されたが別のオーダに基づいて入庫された出荷によって生じる不一致を防止できます。このような不一致は連続不一致と呼ばれます。

したがって、[納期] フィールドは [出荷済累計 (tdsls3532m000)] セッションおよび [販売スケジュール調整 (tdsls3131m000)] セッションで設定されます。このフィールドには、次の値が入力されます。

• 出荷が確認されたときは、計算された入庫日
• 販売先取引先で出荷が入庫されたときは、実際入庫日

このチェックボックスがオフの場合、販売スケジュールを調整するときに出荷日が使用されます。出荷の確認時に送信された出荷累計が挿入されます。出荷済数量が入庫数量と異なる場合は、必ず不一致が生成されます。LN では連続入庫を考慮しません。

このチェックボックスがオンの場合、販売スケジュールに対して権限を使用できます。

販売スケジュールで要求されている品目を製造する権限が与えられている期間 (日数)。FAB 期間は、販売スケジュールの最終発行日から計算されます。

注意

権限は取引先から与えられるため、FAB 期間は主に参照用に使用されます。

現在のセッションの [権限の処理] フィールドに指定されている使用権限方法が [リセット] の場合にのみ、FAB 期間を使用して FAB 権限がリセットされます。

販売スケジュールで要求されている品目を製造するための原材料を購入または生産する権限の有効期間 (日数)。RAW 期間は、販売スケジュールの最終発行日から計算されます。

現在のセッションの [権限の処理] フィールドに指定されている使用権限方法が [リセット] の場合にのみ、RAW 期間を使用して RAW 権限がリセットされます。

FAB 権限および RAW 権限のリセットに使用する方法

指定可能な値

翌期繰越

高度 FAB 権限および高度 RAW 権限はリセット数量によって削減されます。

リセット

高度 FAB 権限および高度 RAW 権限が FAB 権限および RAW 権限の値と同じになります。

[確定所要量の資材発行を使用] チェックボックスがオンの場合、処理タイムフェンスと、[販売スケジュール (tdsls3111m000)] セッションで指定された [スケジュールタイプ] により、販売スケジュールラインの [所要量タイプ] が決定されます。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 処理タイムフェンス

販売スケジュールの計画所要量および確定所要量に基づいて、企業計画で有効在庫数量が計算され、計画供給が生成されます。計画済所要量と確定所要量に重複期間がある場合、このフィールドにより計画済所要量をどのように解釈するかが決定されます。

このチェックボックスがオンの場合、計画所要量は、重複していない日数について有効です。販売スケジュールの確定所要量が受領されると、以前に受領された計画済所要量はこの数量で置き換えられます。

このチェックボックスがオフの場合、計画所要量が確定所要量の横に表示され、期間のすべての日に適用されます。計画数量は確定数量で置き換えることはできません。つまり、企業計画では同じ日付で確定所要量と計画所要量を利用できます。

販売スケジュールの計画所要量および確定所要量に基づいて、企業計画で有効在庫数量が計算され、計画供給が生成されます。計画所要量の正味量を計算しなければならない場合、このパラメータによって計画数量の正味量を計算する方法が決まります。

このチェックボックスがオンの場合、重複期間において、確定数量は合計計画数量を消費します。つまり、重複期間の計画数量は無視されます。まず 1 日ごとの計画所要量が計算され、次に重複していない期間の計画所要量が計算されます。

したがって、残りの計画数量は次のように計算されます。

1 日の計画所要量 = 計画数量 ÷ 資材発行期間の日数  重複していない期間の計画所要量 = 1 日の計画所要量 × 重複していない期間の日数 

このチェックボックスがオフの場合、確定数量が合計計画数量を消費します。

残数量は次のように計算されます。

計画数量 - 確定数量

販売スケジュールの計画所要量および確定所要量に基づいて、企業計画で有効在庫数量が計算され、計画供給が生成されます。計画所要量と確定所要量の期間が重複している場合、このフィールドによって、計画数量を稼働日に配分する必要があるかどうかが決まります。

このチェックボックスがオンの場合、資材発行期間の稼働日に計画数量が配分されます。

このチェックボックスがオフの場合、期間の最初の稼働日に合計計画数量が入力されます。計画所要量が正味計算される場合、重複しない期間の最初の稼働日が使用されます。

販売スケジュールの計画所要量および確定所要量に基づいて、企業計画で有効在庫数量が計算され、計画供給が生成されます。計画済所要量と確定所要量に重複期間がない場合、このフィールドにより、重複しない期間の数量をどのように計算するかが決定されます。

このチェックボックスがオンの場合、 企業計画によって資材発行の開始日初日に合計数量が入力されます。

このチェックボックスがオフの場合、 企業計画によって、合計計画数量が資材発行の開始日と終了日の間の日数に配分されます。

現在の日付から計算される日数で、この期間、必要な品目の数量を増加できなくなります。

現在の日付から計算される日数で、この期間、必要な品目の数量を削減できなくなります。

品目が販売される単位

このチェックボックスがオンの場合、 倉庫管理で品目の超過納入を行えます。

このフィールドは、超過納入の許容範囲が割合と数量のどちらで表されるかを示します。

次のオプションを指定できます。

• [割合]

  許容範囲はオーダ数量の割合として表されます。

• [数量]

  許容範囲は固定数量です。

• [なし]

  [超過納入を許可]チェックボックスがオフになっているため、許容範囲タイプは適用されません。

このチェックボックスがオンの場合、出荷スケジュール、連続出荷スケジュール、またはピックアップシートを処理する前に、資材発行スケジュールを作成する必要はありません。

出荷が数量許容範囲を満たしていない場合に出庫オーダラインを扱う方法

次のオプションを指定できます。

• [警告]

  最大許容率を超えた場合、倉庫管理に警告メッセージを表示します。

• [ブロック]

  最大許容率を超えた場合、倉庫管理で出荷をブロックします。

• [なし]

  アクションは実行されません。

出荷済数量がオーダ数量を上回ることを許容される数量または割合

品目とその梱包固有の構成。品目の梱包定義は、たとえば、1 つのパレットに 12 個のボックスがあり、各ボックスに 4 個が含まれる、のようになります。

このチェックボックスがオンの場合、 出庫オーダラインの梱包定義が固定されます。

出荷先取引先への商品の輸送責任を負う会社

このフィールドのデフォルト値は、次の場所から取得されます。

1. [販売契約 (tdsls3500m000)] セッション
2. [品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッション
3. [出荷先取引先 (tccom4111s000)] セッション

倉庫オーダのタイプを識別するコード。倉庫オーダタイプにリンクしたデフォルトの倉庫手順は、その倉庫オーダタイプが割り当てられた倉庫オーダの倉庫での処理方法を決定します。ただし、デフォルトの手順は、倉庫オーダごと、またはオーダラインごとに修正できます。

商品の出荷に関連する条件

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、[販売先取引先 (tccom4510m000)] セッションから取得されます。

指定可能な値

なし

出荷上の制約はありません。LN は利用可能在庫に基づいてオーダを処理します。在庫が十分な場合は、出荷完了になります。在庫が不十分な場合は、バックオーダになります。

オーダの一括出荷

すべてのオーダを一度の出荷で出荷する必要があります。結果的に、LN は部分納入を許可しません。在庫が不足すると、オーダの出荷が延期になります。

セットの一括出荷

以下の共通納入基準を持つすべてのオーダラインを、一度の出荷で出荷する必要があります。

• 納期
• 運送業者
• 倉庫
• 出荷先取引先
• 出荷先住所

LN はこれらのオーダラインに同じセット番号を割り当てます。他のオーダラインは別々に出荷できます。

ラインの一括出荷

各オーダラインは、全体として納入される必要があります。LN は各オーダラインに一意のセット番号を割り当てます。在庫が不足すると、オーダラインの出荷が延期になります。

ラインの出荷および取消

有効在庫が出荷されます。在庫が十分な場合は出荷完了になります。在庫が不十分な場合はバックオーダにならず、残余数量についてのオーダが取り消されます。LN は、事前定義された取消理由をオーダラインに入力します。この取消理由は[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションの[出荷/取消の事前定義取消理由]フィールドで定義されます。

キットの一括出荷

主品目は、まとめて納入する必要があります。LN は、主品目を構成し、1 セットとして出荷する必要がある構成要素ラインに一意のセット番号を割り当てます。在庫不足の場合は主品目のバックオーダが生じ、このバックオーダも全体として納入する必要があります。

適用なし

このレベルでは、出荷規則は定義されません。

品目在庫が不十分な場合、このフィールドを使用して計画済倉庫オーダの残りの所要数量を処理する方法を定義します。

指定可能な値

No

品目在庫が不足すると、計画済倉庫オーダのバックオーダになります。

繰越またはバックオーダ作成

• 残りの所要数量は、同じスケジュールのもっとも早い計画済倉庫オーダに転送されます。次の計画済倉庫オーダが、倉庫管理に発行されたために更新できない場合、残りの所要数量について新しい計画済倉庫オーダが作成されます。新しい計画済倉庫オーダは、オリジナル計画済倉庫オーダにリンクされます。
• 次の計画済倉庫オーダが見つからない場合、品目の在庫不足によって計画済倉庫オーダに対するバックオーダが生じます。

繰越または取消

• 残りの所要数量は、同じスケジュールのもっとも早い計画済倉庫オーダに転送されます。次の計画済倉庫オーダが、倉庫管理に発行されたために更新できない場合、残りの所要数量について新しい計画済倉庫オーダが作成されます。新しい計画済倉庫オーダは、オリジナル計画済倉庫オーダにリンクされます。
• 計画済倉庫オーダが検出されない場合、計画済倉庫オーダの残りの所要数量は取り消されます。そのため、[取消済数量]は[販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)] セッションで入力されます。

計画済倉庫オーダで事前定義された納入日時に統合された品目の出荷に基づく納入パターン

このフィールドが入力されている場合、販売スケジュールの承認中に、[販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)] セッションで次の日付をパターンの納入日時のいずれかに変更できます。

• [出荷基準]

  所要開始日

• [入庫基準]

  計画入庫日

このため、計画済倉庫オーダには希望する納入日時に従った日付がついています。

このチェックボックスがオンの場合、参照スケジュールラインを同じ出荷参照の 1 つの計画済倉庫オーダに統合できます。この場合、参照スケジュールラインは数量別に統合されます。

このチェックボックスがオフの場合、参照スケジュールラインは数量別に統合できません。

このチェックボックスがオンの場合、 追加情報フィールドの内容が異なるスケジュールラインを 1 つの計画済倉庫オーダに統合できます。

入庫後に販売先取引先がその品目を少なくとも販売可能または使用可能でなければならない期間

保存期間を使用して、傷みやすい LIFO/FIFO 品目の最小所要有効期限を計算します。

例

[保存期間 [期間]] は 4 日間に設定されています。品目の計画入庫日が 1 日月曜日の場合、有効期限日は 5 日金曜日になります。つまり、品目は少なくとも 5 日金曜日までは販売可能/使用可能です。

出庫勧告はこの [保存期間 [期間]] を考慮して、計画入庫日後の有効期限が最大 4 日間ある品目についてのみ勧告します。

保存期間を表す時間単位

このチェックボックスがオンの場合、品目または品目発注先は、品目を出荷するための品質の保証レベルを満たしている必要があります。品目または発注先の承認済品質の状況は品質インジケータにより示されます。

このチェックボックスがオンの場合、 クリティカル安全品目の出荷ラベルにインジケータが出力される必要があります。

このチェックボックスが使用可能になるのは、[品目 (tcibd0501m000)] セッションで品目について [クリティカル安全品目] チェックボックスがオンになっている場合だけです。