購買ペグ配分 (tdpur5100m000)
セッションの目的: 特定の購買伝票に対するペグ配分を表示、入力、およびメンテナンスします。ペグ配分には、ペグを示す 1 つ以上のラインが含まれています。
ペグ配分では、親購買伝票の所要数量が、プロジェクト、プロジェクト要素、およびプロジェクト活動の組合せに対する配分ライン間で分配されます。たとえば、購買オーダラインのオーダ数量をペギングするために配分を使用する場合、商品の購買および原価の記帳は、これらのプロジェクト、要素、および活動を対象に行われます。
配分ラインをダブルクリックすると、購買ペグ配分 (tdpur5600m000) セッションが開始されます。
- 計画在庫処理および (財務) 統合取引はオーダラインレベルではなく、ペグ配分レベルでログに記録されます。
- 入庫および在庫処理時は、最高優先順位を持つペグがまず先に処理されます。
- ビジネスオブジェクト
-
ペグ配分のリンク先の伝票の数
指定可能な値
次の伝票タイプがあります。
- [見積依頼ライン]
- [見積依頼回答]
- [要求ライン]
- [購買オーダライン]
- [購買オーダ入庫]
- [購買オーダ資材供給ライン]
- [段階的支払ライン]
- [購買スケジュールライン]
- [購買スケジュール入庫]
- 伝票参照
-
ライン番号や入庫番号のような、単なる伝票番号よりも詳細な情報を含む伝票の ID。
注:[段階的支払ライン]伝票の場合、購買オーダライン番号と段階的支払ライン番号の組合せをこのフィールドで指定します。
[見積依頼回答]伝票の場合、 RFQ ライン番号/代替/入札者をこのフィールドで指定します。
- 取引先
-
顧客または発注先などの、商取引を行う当事者。顧客や発注先となる部署を組織内で取引先として定義することもできます。
取引先の定義には次の情報が含まれます。
- 組織の名前と主要な住所
- 使用される言語と通貨
- 税務および法定 ID データ
取引先の担当窓口担当者を取引先とします。取引先の状況によって、処理が実行可能かどうかが決まります。処理のタイプ (販売オーダ、請求書、支払、出荷) は取引先の役割で定義します。
- 品目
-
品目または資材
- 倉庫
-
商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。
注:[プロジェクト] [タイプの倉庫]は指定できません。
- 変更理由
-
プロジェクトペグ配分をマニュアルで修正した変更理由。[プロジェクトペギングパラメータ (tcpeg0100m000)] セッションでマニュアルプロジェクトペグ修正チェックボックスがオンになっている場合にのみ指定する必要があります。
プロジェクトペグ変更コードおよび理由コードは原価ペグ監査履歴 (tpctm2500m000) セッションで記録されます。
注:不合格の理由コードは[プロジェクトペグ監査履歴]タイプでなければならず、ペグ配分に含まれるすべてのペグに適用されます。
- オーダ数量
-
ペグ配分に含まれるラインの合計オーダ数量
- オーダ単位
-
[オーダ数量]の表示単位
- 承認済数量
-
承認された納入済品目の数
- 不合格数量
-
不合格となった納入済品目の数
- 不合格品目保管場所の数量
-
不合格品目保管場所にある現在の数量
- 確認予定バックオーダ数量
-
マニュアルで指定でき、確認の必要があるバックオーダ数量
- 単位
-
[確認予定バックオーダ数量]の表示単位
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- オーダ金額
-
ペグ配分に含まれるラインの合計正味額
- 通貨
-
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)
次のような通貨タイプが使用できます。
- 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
- 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
- 確認予定バックオーダ数量
-
ペグ配分に含まれるラインに関して確認する必要がある合計バックオーダ数量
- 要確認バックオーダ数量
-
[確認予定バックオーダ数量]の表示単位
- 請求数量
-
買掛金での請求用に承認済の数量
注:このフィールドは、[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ入庫]または[購買スケジュール入庫]である場合にのみ値を入力できます。
- 請求額
-
買掛金での請求用に承認済の金額
注:このフィールドを使用できるのは次の場合のみです。
- [ビジネスオブジェクト]が、[購買オーダ入庫]である場合
- 親伝票の品目タイプが[原価]または[サービス]である場合
- ライン
-
配分内でペグを識別するライン番号
- 親配分ライン
-
バックオーダ作成時に指定される、現在の配分ラインがリンクされている親配分ラインの番号
注:一般に、バックオーダラインのペグ配分ラインは変更、追加、および削除することができます。バックオーダラインペグは、親オブジェクトラインペグと等しい必要はありません。ただし、バックオーダラインが品目外注の購買ラインにリンクされている場合、そのバックオーダラインにリンクされる新規ペグを追加したり、配分ラインのプロジェクト、要素、または活動を修正することはできません。
- 入庫配分ライン
-
入庫ラインにリンクされている配分におけるペグを示すライン番号
注:このフィールドを使用できるの[ビジネスオブジェクト]が[購買スケジュール入庫]の場合のみです。
- プロジェクト
-
品目を購買するプロジェクト
- 要素
-
品目を購買するプロジェクトの要素
- 活動
-
品目を購買するプロジェクトの活動
- プロジェクトペグ発生元
-
ペグの発生元
指定可能な値
- 原価分割
- 適用なし
- マニュアル
- 最上位需要
- 複数の所要日
-
このチェックボックスがオンの場合、配分ラインのオーダ数量が複数期日にわたって要求され、分配されます。
次のコマンドを使用して、この所要量を表示できます。
- [ペギング - 下流]
- [次のレベルの所要量]
- [最上位需要オーダ参照]
- オーダ数量
-
関連する伝票のオーダ数量
- オーダ金額
-
オーダされた金額、または段階的支払金額
注:このフィールドを使用できるのは次の場合のみです。
- [ビジネスオブジェクト]が[要求ライン]、[購買オーダライン]、または[段階的支払ライン]である
- [オーダ数量]が指定されていない
- 所要数量
-
[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダライン]または[購買スケジュールライン]である場合、関連する伝票について購買元取引先により要求されるオーダ数量またはスケジュール数量
[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ資材供給ライン]である場合、オーダラインの外注品目を製造するために必要な資材の数量
- 単位
-
[所要数量]の表示単位
- 供給数量
-
オーダラインの外注品目を製造するために、外注先に供給する必要のある資材の数量
注:このフィールドを使用できるの[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ資材供給ライン]の場合のみです。
- 供給単位
-
供給数量を表す単位
- 確認数量
-
関連する伝票について、購買元取引先により確認されるオーダ数量またはスケジュール数量
注:数量が発注先によって確認されると、確認数量がペグ配分ラインに比例的に配分されます。
- 単位
-
[確認数量]の表示単位
- 入庫数量
-
購買単位または棚卸単位で識別される発注先により納入される数量
- 入庫金額
-
入庫済の金額。金額のみを含み、数量を含まないオーダラインについては、1 件の入庫のみを処理できます。
注:このフィールドを使用できるのは次の場合のみです。
- [ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ入庫]または[購買オーダライン]である場合
- 親伝票の品目タイプが[原価]または[サービス]である場合
- 消費数量
-
外注先によって消費される資材の数量。
この数量は外注品目の入庫を確認したとき、または消費メッセージを使用したときにバックフラッシュを使用して更新できます。
注:このフィールドは、[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ資材供給ライン]で、[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションのプロジェクトペギング在庫チェックボックスがオンの場合にのみ使用可能になります。
- バックフラッシュ消費数量
-
外注 (完成) 品目の入庫を確認したとき、または消費メッセージを使用したときにバックフラッシュを使用して更新できる数量。
資材消費がバックフラッシュにより更新された場合、[バックフラッシュ消費数量]および[調整消費数量]フィールドの合計が[消費数量]フィールドに表示されます。
注:このフィールドは、[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ資材供給ライン]で、[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションのプロジェクトペギング在庫チェックボックスがオンの場合にのみ使用可能になります。
- 予定バックフラッシュ消費数量
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バックフラッシュの使用により予測される消費数量。この値は入庫が予測される完成品の総数量によって決まります。
注:このフィールドは、[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ資材供給ライン]で、[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションのプロジェクトペギング在庫チェックボックスがオンの場合にのみ使用可能になります。
- 調整消費数量
-
消費バックフラッシュ数量を調整するために使用される、超過納入または不足納入の増減を表す。
資材消費がバックフラッシュにより更新された場合、[バックフラッシュ消費数量]および[調整消費数量]フィールドの合計が[消費数量]フィールドに表示されます。
注:このフィールドは、[ビジネスオブジェクト]が[購買オーダ資材供給ライン]で、[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションのプロジェクトペギング在庫チェックボックスがオンの場合にのみ使用可能になります。