購買入庫 (tdpur4106m000)
セッションの目的: 特定の購買オーダラインについて記録されている入庫の表示、入力、およびメンテナンスを行います。
次の方法で品目を入庫できます。
- In 倉庫管理
- In 調達
- 事前出荷通知の使用
このセッションでは、倉庫管理または調達に記録されている入庫ごとに 1 件のレコードを使用できます。
倉庫管理による入庫
倉庫管理によって入庫された品目については、[購買入庫 (tdpur4106m000)] セッションを使用して、入庫 (whinh3512m000) セッションで購買オーダラインに対して行われた倉庫入庫を表示できます。
買掛金で該当の請求書の照合と承認が完了していない場合に限り、倉庫管理で入庫をメンテナンスできます。
調達による入庫
[購買入庫 (tdpur4106m000)] セッションを使用して、非在庫品目をマニュアルで入庫します。
非在庫品目には次の品目があります。
- [品目 (tcibd0501m000)] セッションの [品目タイプ] が [原価] または [サービス] に設定され、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションの倉庫管理に発行チェックボックスがオフに設定されている品目
- [品目タイプ] が [リスト] に設定されている品目
- 直送タイプの販売オーダまたはサービスオーダによって購入された品目
- 特定の住所に直送する必要のある品目
非在庫品目の入庫は、次のようにして作成できます。
- このセッションで入庫データをマニュアルで指定する
- 適切なメニューの [ ] をクリックする。その結果、すべてのラインに確認済入庫が生成されます。これは、入庫済数量に含まれ、選択した購買オーダにリンクされます。
- 購買オーダ - 入庫予定ライン (tdpur4501m400) セッションから[購買オーダ - 入庫予定ライン (tdpur4501m400)] セッションで生成された入庫はまだ未確認である可能性があります。その場合、現在のセッションで入庫を確認する必要があります。
- 入庫を確認すると、その後はこのセッションでその入庫データを変更できなくなります。この入庫データは [購買入庫の修正 (tdpur4106s100)] セッションで変更できます。
- あるオーダラインについて [最終入庫] チェックボックスをオンにすると、そのオーダラインに対して入庫を指定できなくなります。
事前出荷通知の使用による入庫
事前出荷通知を使用している場合、あるオーダラインに対応する事前出荷通知が [出荷通知 (whinh3100m000)] セッションで入庫済および確認済になると、このセッションに品目の入庫が挿入されます。これは、直送販売オーダまたはサービスオーダについて事前出荷通知が入庫済になった場合も同じです。1 行の購買オーダラインに対して、複数の事前出荷通知ラインを入庫済にできます。このセッションで、1 行の事前出荷通知ラインごとに入庫ラインが作成されます。
事前出荷通知 (ASN) を使用していない場合は、直送販売オーダおよびサービスオーダに対応する入庫を [購買入庫 (tdpur4106m000)] セッションでマニュアル指定する必要があります。
入庫の更新
次の処理が行われると、実際入庫が自動的に更新される場合があります。
- 倉庫管理での入庫訂正。これにより、[入庫数量 (棚卸単位)] と [梱包票数量 (棚卸単位)] が変更されます
- 倉庫管理での入庫済商品の検査。これにより、[承認済数量 (棚卸単位)]、[不合格数量 (棚卸単位)]、および [不合格理由] が更新されます
- 購買入庫の修正 (tdpur4106s100) セッションにおける入庫訂正
- 入庫後の価格および値引の変更 (tdpur4122m000) セッションでの入庫後の価格と値引の変更。これにより、該当の購買オーダラインに対するすべての実際入庫が新しい価格で更新されます。
コレクトオーダおよび委託支払オーダについては、オーダ入力時にレコードが現行セッションに挿入されます。
購買オーダの削除 (tdpur4224m000) セッションで購買オーダラインを削除すると、その購買オーダラインにリンクされている実際入庫も削除されます。
- オーダ番号
-
購買オーダの番号
- 位置番号
-
購買オーダラインの番号
- 連番
-
販売オーダ (納入) ラインまたは購買オーダライン (詳細) の位置番号を詳細に識別するために使用される番号
- 入庫連番
-
1 つの購買オーダラインに対して複数の (一部) 入庫が登録されている場合、このフィールドには入庫連番が表示されます。オーダラインの最終入庫の場合は、[最終入庫] チェックボックスをオンにする必要があります。
- 出荷日
-
品目が出荷される日付
注:次の条件に当てはまる場合は、この日付を入力する必要があります。
- 購買オーダラインの [自己請求] チェックボックスがオンの場合
- 購買オーダラインの [支払] が [貨物引換払] に設定されている場合
- [請求条件 (tctrm1145m000)] セッションまたは [購買元取引先 (tccom4120s000)] セッションで自己請求日タイプが [出荷日] に設定されている
デフォルト
出荷日付が必須で、入庫を調達で指定している場合、このフィールドのデフォルト値は [実際入庫日] から取得されます。それ以外の場合、出荷日付は倉庫管理から取得されます。または、マニュアル入力できます。
注:[積込日] に変更が生じると、[出荷日] が積荷日で更新されます。[出荷日] に変更が生じると、該当する場合、[積込日] は出荷日付で更新されます。
- 実際入庫日
-
移送先倉庫で品目が実際に入庫した日付
- 入庫番号
-
商品のすべての入庫ごとに割り当てられる連番
注:このフィールドの番号は、倉庫管理から自動的に導出されますが、調達で入庫を指定している場合はマニュアルでも入力できます。
- 入庫番号順序
-
入庫ラインの番号
- 梱包票
-
[梱包票数量(棚卸単位)]フィールドに数量が表示される梱包票の番号
注:このフィールドの番号は、倉庫管理から自動的に導出されますが、調達で入庫を指定している場合はマニュアルでも入力できます。
- 入庫数量
-
購買単位で表した入庫数量
- 購買単位
-
品目を購買する単位。購買数量単位とも呼ばれます。
- 入庫数量 (棚卸単位)
-
棚卸単位で表した入庫数量
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 梱包票数量
-
梱包票に購買単位で記載されている数量
- 梱包票数量(棚卸単位)
-
梱包票に棚卸単位で記載されている数量
- 承認済数量
-
購買単位で表される、承認済の納入品目の数
注:倉庫管理で入庫が実行されなかった場合、このフィールドに入庫数量が表示されます。
- 承認済数量 (棚卸単位)
-
棚卸単位で表した承認数量
- 不合格数量
-
購買単位で表した不合格数量
- 不合格数量 (棚卸単位)
-
棚卸単位で表した不合格数量
- 不合格理由
-
入庫商品が検査に合格しなかった理由
- 最終入庫
-
このチェックボックスがオンの場合、そのオーダラインの最終入庫です。したがって、このセッションで、この特定のオーダラインに対して入庫を指定することはできません。
注:入庫ラインに対してこのチェックボックスがオンに設定される方法は次のパラメータによって異なります。
-
倉庫管理による入庫の場合
[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの入庫を最終として確認チェックボックス -
調達による入庫の場合
[購買オーダパラメータ (tdpur0100m400)] セッションの入庫を最終として確認チェックボックス
-
- 確認
-
このチェックボックスがオンの場合、入庫が確認済になります。したがって、このセッションでは入庫の変更が行えなくなります。
注:倉庫管理または事前出荷通知によって入庫される品目の場合、このチェックボックスは常にオンに設定されます。
- ペグ配分
-
このチェックボックスがオンの場合、 ペグ配分がこの [購買オーダ入庫] にリンクされます。
- 検査
-
このチェックボックスがオンの場合、このオーダラインの商品は入庫時に検査する必要があります。
- 適合レポート
-
購買オーダラインの品目にリンクされた適合レポート
注:このセッションの [検査] チェックボックスがオンの場合のみ、適合レポートコードを表示できます。
- 承認済不合格商品
-
このチェックボックスがオンの場合、この入庫の商品は不合格品目保管場所から入庫されています。
- 予算例外
-
このチェックボックスがオンの場合、入庫ラインの予算チェックが失敗しています。
購買入庫の手順を続行するには、まず予算例外を解決する必要があります。たとえば、予算勘定分配 (tcbgc1100m000) セッションでライン金額またはリンクされた予算勘定分配 (BAD) を変更できます。
注:このチェックボックスは、次に当てはまる場合のみオンにできます。
- [予算管理方針 (tfbgc0110m000)] セッションの [入庫] タブの利用可能予算チェックチェックボックスがオンである
- チェック対象のラインについて十分な予算を利用できない
- [予算管理方針 (tfbgc0110m000)] セッションの予算超過時フィールドに [ブロック] が表示されている
- 運送業者/LSP
-
実運送業者。輸送費の計算に使用されます。
1 行の直送購買オーダラインに複数の入庫がリンクされている場合、1 行の直送購買オーダラインに複数の運送業者による複数の輸送積荷を含めることができます。
運送業者は積荷計画から取得されます。積荷計画が存在しない場合、デフォルトの運送業者は輸送オーダから取得されます。実運送業者はマニュアルで入力することも、事前出荷通知で運送業者を入力することもできます。事前出荷通知に入力すると、その事前出荷通知によって運送業者がこのセッションに送信されます。
該当の直送購買オーダラインに対応する積荷が 1 つだけの場合、このフィールドに表示されている運送業者がその積荷の運送業者と一致していなければなりません。
注:このフィールドを使用できるのは、直送販売オーダに対応する品目を入庫した場合、および輸送オーダが該当の購買オーダラインにリンクされている場合です。
- 積荷
-
LN では、特定の日時に、特定の経路を使用して、特定の輸送手段で運搬されたすべての商品、出荷、あるいはそれら両方を指します。
注:このフィールドを使用できるのは、直送販売オーダに対応する品目を入庫した場合、および輸送オーダが該当の購買オーダラインにリンクされている場合です。
- 出荷
-
出荷の番号
注:このフィールドを使用できるのは、直送販売オーダに対応する品目を入庫した場合、および輸送オーダが該当の購買オーダラインにリンクされている場合です。
- 積込日
-
商品が出荷される日付
注:- このフィールドを使用できるのは、直送販売オーダに対応する品目を入庫した場合、および輸送オーダが該当の購買オーダラインにリンクされている場合です。
- [積込日] に変更が生じると、[出荷日] が積荷日で更新されます。[出荷日] に変更が生じると、該当する場合、[積込日] は出荷日付で更新されます。
- 重量
-
積荷の総重量
注:このフィールドを使用できるのは、直送販売オーダに対応する品目を入庫した場合、および輸送オーダが該当の購買オーダラインにリンクされている場合です。
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションの [重量] フィールドから取得されます。
- 重量単位
-
総重量を表す単位
注:このフィールドを使用できるのは、直送販売オーダに対応する品目を入庫した場合、および輸送オーダが該当の購買オーダラインにリンクされている場合です。
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションの [重量単位] フィールドから取得されます。
- 参照
-
輸送の参照
注:このフィールドを使用できるのは、直送販売オーダに対応する品目を入庫した場合、および輸送オーダが該当の購買オーダラインにリンクされている場合です。
デフォルト
このフィールドには、[購買オーダ (tdpur4100m000)] セッションの [参照 A] フィールドの値が自動的に入力されます。
- 標準原価
-
標準原価計算コードによって計算される、次の品目原価の合計
- 材料費
- 作業費
- 付加費用
他の価格シミュレーションコードによって計算された価格は、シミュレーション価格です。標準原価は、シミュレーションの場合と、実際価格が利用できない場合に取引に使用されます。
標準原価は、会計上の在庫評価方法でもあります。
- 参照通貨
-
財務会社グループに属するすべての会社で共有されるエンティティの残高を表す通貨。たとえば、LN では取引先残高に参照通貨が使用されます。
注:- 参照通貨は、複数会社構造の会社の共通基準通貨です。
- 標準通貨システム以外の通貨システムでは、参照通貨が通貨を使用したすべての計算のための会社の基準通貨になります。
- 合計ライン値引額
-
オーダライン値引の結果による値引額。この金額は次の公式で計算されます。
オーダライン値引額 = 数量 × 価格 × オーダライン値引 ÷ 100
この計算結果は丸められます。オーダライン値引額は常にオーダ/数量通貨で示されます。
- オーダ値引額
-
そのオーダのオーダライン値引額の合計
- 入金額
-
実際の入金額。この金額は、正味のオーダ額とは異なる場合があります。
- 通貨
-
購買オーダの金額を表す通貨
- 購買元取引先
-
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 製造元製品番号
-
品目の製造元製品番号 (MPN)
注:MPN は、購買オーダラインにリンクされた MPN セットに属している必要があります。[MPN セット詳細 (tdipu0147m000) セッションが開始され、購買オーダラインにリンクされた MPN セットを表示できます。
] をクリックすると、 - 製造元
-
製造元製品番号 (MPN) にリンクされた製造元
- 計画入庫日
-
オーダラインの標準原価を取得するために使用される入庫日
この日付は次のいずれかです。
- [変更入庫日]
- [変更入庫日] が入力されていない場合は [確認済入庫日]
- [確認済入庫日] が入力されていない場合は [計画入庫日]
この日付を [オーダ日] よりも前にすることはできません。
- オーダ数量
-
購買単位で表したオーダ数量
- 設計品目改訂
-
改訂管理品目の改訂コード
注:シリアル番号付品目が出荷され、ロットまたはシリアル番号選択が倉庫管理で変更されると、改訂コードが更新されます。
- 納品書
-
返品オーダの納品書の番号
- 出荷
-
商品が発注先 ASN に基づいて入庫されるとき、事前出荷通知 (ASN) 処理で倉庫管理によって作成される出荷のコード
- 発注先 ASN
-
購買元取引先の ASN 番号
- 発注先 ASN ライン
-
発注先の事前出荷通知のライン番号
- 最初の出荷
-
/baanerp/td/pur/tdpur4101m000#form.first.asn
- 輸送中の商品
-
/baanerp/td/pur/tdpur4101m000#form.asn.qgit.iou
- 輸送中の商品 (棚卸単位)
-
/baanerp/td/pur/tdpur4101m000#form.asn.qgit.iiu
- 所要数量
-
発注先に必要なオーダ数量
注:企業計画では、計画在庫処理に保存されているオーダ数量および要求オーダ数量を使用して、確認数量が計画数量を満たす上で十分かどうかや追加の供給が必要かどうかがチェックされます。
- 所要数量単位
-
[所要数量] の表示単位
- 所要数量
-
発注先に必要なオーダ数量 (棚卸単位で表示)
注:企業計画では、計画在庫処理に保存されているオーダ数量および要求オーダ数量を使用して、確認数量が計画数量を満たす上で十分かどうかや追加の供給が必要かどうかがチェックされます。
- 確認数量
-
発注先で確認済のオーダ数量
注:- このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [確認の使用 (購買)] チェックボックスがオンの場合にのみ入力できます。
- このフィールドは、作業外注の場合と発生元が [外注購買オーダ] のオーダの場合には使用できません。
- 企業計画では、計画在庫処理に保存されているオーダ数量および要求オーダ数量を使用して、確認数量が計画数量を満たす上で十分かどうかや追加の供給が必要かどうかがチェックされます。
- 確認数量単位
-
[確認数量] の表示単位
- 確認数量
-
発注先で確認済のオーダ数量 (棚卸単位で表示)
注:- このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [確認の使用 (購買)] チェックボックスがオンの場合にのみ入力できます。
- このフィールドは、作業外注の場合と発生元が [外注購買オーダ] のオーダの場合には使用できません。
- 企業計画では、計画在庫処理に保存されているオーダ数量および要求オーダ数量を使用して、確認数量が計画数量を満たす上で十分かどうかや追加の供給が必要かどうかがチェックされます。
- 入庫記録日
-
LN に入庫が登録された日付。つまり、ユーザが入庫を確認した日付と時刻。この日付は、入庫日と異なる場合があります。入庫日は商品の実際の入庫に基づいているためです。
注:この日付は、過去の標準原価を計算し、評価方法として低価法 (LCMV) に関連付けるために製造で使用されます。
- ロット
-
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
注:- [品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] セッションの直送のロット入力フィールドにより、直送購買入庫のロットを登録する必要があるかどうかが決まります。品目のこのフィールドが [Yes] に設定されている場合、入庫を確認すると、ロット/シリアルセットが完了したかどうかがチェックされます。
- ロット管理品目の直送販売オーダまたはサービスオーダに対応する事前出荷通知が入庫済および確認済になると、調達にロット/シリアルセットが自動的に作成されます。[ ] ボタンをクリックすると、その品目がリンクされているロット/シリアルセットを表示できます。[納入情報を含む販売/サービスオーダの更新 (tdpur4222m000)] セッションを使用して直送の情報を販売オーダまたはサービスオーダに送信した後、販売またはサービスでロット/シリアルセットにズームすることもできます。
- マニュアルで指定する必要がある入庫の場合、通常、入庫の時点ではロット/シリアルセットは存在しません。ロット/シリアルセットは [ロットおよびシリアルセット (tcibd4111m000)] セッションで定義でき、この定義後にこのフィールドへの入力が可能になります。ロットを入力して保存すると、そのロットを変更できなくなります。
- シリアル番号
-
単一の物的品目に対する一意の識別番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。
シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。
シリアル番号付品目を在庫に保持する場合 ([品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションの [在庫内シリアル] チェックボックスをオンにすることにより定義できます)、[販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)] セッションでシリアル番号ごとに個別の販売オーダ納入ラインが生成されます。[ロットおよびシリアルセット (tcibd4111m000)] セッションで各シリアル番号は個々のロット/シリアルセットにリンクされます。[ ] ボタンをクリックすると、そのシリアル番号がリンクされているロット/シリアルセットを表示できます。
シリアル番号付品目が在庫に保持されていない場合、シリアル番号が販売オーダラインと納入ラインに保存されず、[ロットおよびシリアルセット (tcibd4111m000)] セッションの生成済ロット/シリアルセットにのみ保存されます。このロット/シリアルセットには、複数のロットまたはシリアル (あるいは、その両方) が含まれています。[ ] ボタンをクリックすると、該当の直送オーダラインにリンクされているシリアルセット、および該当のシリアルセットにリンクされているシリアルを表示できます。
注:- [品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションの直送のシリアル番号入力フィールドにより、直送購買入庫のロットを登録する必要があるかどうかが決まります。品目のこのフィールドが [Yes] に設定されている場合、入庫を確認すると、ロット/シリアルセットが完了したかどうかがチェックされます。
- シリアル番号付品目の直送販売オーダまたはサービスオーダに対応する事前出荷通知が入庫済および確認済になると、調達にロット/シリアルセットが自動的に作成されます。[納入情報を含む販売/サービスオーダの更新 (tdpur4222m000)] セッションを使用して直送の情報を販売オーダまたはサービスオーダに送信した後、販売またはサービスでロット/シリアルセットにズームすることもできます。
- マニュアルで指定する必要がある入庫の場合、通常、入庫の時点ではロット/シリアルセットは存在しません。ロット/シリアルセットは [ロットおよびシリアルセット (tcibd4111m000)] セッションで定義でき、この定義後にこのフィールドへの入力が可能になります。シリアル番号を入力して保存すると、そのシリアル番号を変更できなくなります。
- 作業費
-
作業費は、品目を在庫に転記するときに受け取る品目原価です。
作業費とは、製造構造の全レベルで品目に対して記録される全作業の合計原価です。製造品目の製造構造における最上位レベルの原価も作業費に含まれます。
- 原価構成要素
-
財務データの転記に使用される原価構成要素
注:[入庫 (whinh3512m000)] セッションで品目を在庫に転記する場合は、転記する品目に対して定義されている原価構成要素が取得されます。