購買スケジュール - 入庫概要 (tdpur3518m000)
セッションの目的: [スケジュール]、[購買スケジュールタイプ]、[ライン]、および [連番] の組合せに対して作成された入庫を表示します。
このセッションでは、複数の品目のスケジュール入庫を表示できます。
適切なメニューで、次の項目を選択できます。
- [購買スケジュールの処理 (tdpur3223m000) セッションを開始できます。 ] を選択すると、
- [購買スケジュールの削除 (tdpur3224m000) セッションを開始できます。 ] を選択すると、
このセッションは、次のセッションから開始できます。
- [購買スケジュール (tdpur3110m000)]
- [購買スケジュールライン (tdpur3111m000)]
[入庫の出力 (tdpur3418m000)] セッションで、スケジュール入庫のレポートを出力できます。
- スケジュール
-
購買スケジュールの番号
- 購買スケジュールタイプ
-
購買スケジュールのタイプ
入庫は、プッシュスケジュールおよびプルコールオフスケジュールに対してのみ実行できます。
- ライン
-
スケジュールラインの番号。この番号は、指定した取引先が指定された日時に供給しなければならない品目の各所要量を一意に識別します。
- 連番
-
購買スケジュールラインの (一部) 入庫を識別する番号
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 有効化コード
-
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号
- 購買元取引先
-
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
- 発生元
-
購買スケジュールラインの発生元
- ペグ配分
-
このチェックボックスがオンの場合、 ペグ配分がこの[購買スケジュール入庫]にリンクされます。
- 承認済不合格商品
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このチェックボックスがオンの場合、この入庫の商品は不合格品目保管場所から入庫されています。
- 不合格理由
-
入庫商品が検査に合格しなかった理由
- 計画入庫日
-
オーダ/スケジュールラインの品目を納入しなくてはならない計画日。計画納期は、オーダ日/スケジュール生成日より前であってはなりません。
- 入庫日
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移送先倉庫で品目が実際に入庫した日付
- 請求日
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請求書が出力される日付
- 出荷日
-
品目が出荷される日付
注:次の条件に当てはまる場合は、この日付を入力する必要があります。
- 購買スケジュールの[自己請求]チェックボックスがオン
- 購買スケジュールラインの[支払]が[貨物引換払]に設定されている
- [請求条件 (tctrm1145m000)] セッションまたは[購買元取引先 (tccom4120s000)] セッションで自己請求日タイプが[出荷日]に設定されている
デフォルト
出荷日付が必須の場合、デフォルト値は入庫日です。それ以外の場合、このフィールドは空です。
- 購買単位
-
品目を購買する単位。購買数量単位とも呼ばれます。
- スケジュール数量
-
スケジュールラインについて要求される品目の数量
- 入庫数量
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購買単位または棚卸単位で識別される発注先により納入される数量
注:- 納入数量は、購買スケジュールラインのオーダ数量を超えないようにします。
- プッシュスケジュールに関する入庫訂正が行われた場合には、このフィールドにマイナスの値が表示されることがあります。
- 梱包票数量
-
梱包票に記載されている出荷済数量
- 承認済数量
-
承認された納入済品目の数
入庫した商品を会社内で検査する必要がある場合は、[倉庫検査概要 (whinh3122m000)] セッションから承認数量が取得されます。入庫した商品の検査が不要の場合、このフィールドの値は[入庫数量]フィールドと等しくなります。
注:[購買契約ライン (tdpur3101m000)] セッションの[検査]フィールドおよび[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの[検査]フィールドの両方または一方を使用して、会社が商品の入庫時の検査を実施する必要があるかどうかを定義できます。
プッシュスケジュールに関する入庫訂正が行われた場合には、このフィールドにマイナスの値が表示されることがあります。
- 不合格数量
-
不合格となった納入済品目の数
入庫した商品を会社内で検査する必要がある場合は、[倉庫検査概要 (whinh3122m000)] セッションから不合格数量が取得されます。入庫した商品の検査が不要の場合、このフィールドの値は常にゼロとなります。
注:[購買契約ライン (tdpur3101m000)] セッションの[検査]フィールドおよび[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの[検査]フィールドの両方または一方を使用して、会社が商品の入庫時の検査を実施する必要があるかどうかを定義できます。
- 請求数量
-
実際に請求される品目の数
- 通貨
-
購買スケジュールの通貨
購買通貨は、[購買スケジュール (tdpur3110m000)] セッションの[通貨]フィールドから取得されます。
- スケジュールライン額
-
購買スケジュールの通貨による購買スケジュールライン金額の正味額
購買スケジュールライン金額の計算式は次のとおりです。
購買スケジュールライン数量 × 価格 - 値引
購買スケジュールに契約がリンクされている場合は次のとおりになります。
- 価格および値引のデフォルト値は、リンクされている購買契約価格 (tdpur3103m000) セッションから取得されます。
- [価格照会 (tdpcg0250m000)] セッションでスケジュールライン額の計算方法を表示できます。
- 入庫金額
-
入庫数量 × (価格 - スケジュールライン別値引額)
注:オーダ済の構成品目から逸脱した構成品目に関して[連続出荷データ (tdpur3517m000)] セッションで入庫が確認されると、入庫された構成品目と一致した構成品目を含む最後の[送付]連続出荷スケジュールライン改訂から価格と値引が取得されます。これ以外の場合は、[購買スケジュールライン (tdpur3111m000)] セッションから取得された価格と値引が金額の計算に使用されます。
- オーダライン値引額
-
オーダライン値引の結果による値引額。この金額は次の公式で計算されます。
オーダライン値引額 = 数量 × 価格 × オーダライン値引 ÷ 100
この計算結果は丸められます。オーダライン値引額は常にオーダ/数量通貨で示されます。
注:オーダ済の構成品目から逸脱した構成品目に関して[連続出荷データ (tdpur3517m000)] セッションで入庫が確認されると、入庫された構成品目と一致した構成品目を含む最後の[送付]連続出荷スケジュールライン改訂から価格と値引が取得されます。これ以外の場合は、[購買スケジュールライン (tdpur3111m000)] セッションから取得された価格と値引が金額の計算に使用されます。
- オーダ値引額
-
そのスケジュールのオーダライン値引額の合計
- 請求額
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取引先に請求される金額
- 入庫番号
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商品のすべての入庫ごとに割り当てられる連番
- 梱包票
-
梱包票の番号
梱包票の番号と情報は、倉庫オーダモジュールから取得されます。
- 請求
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各請求書の識別番号。これは取引タイプコードの番号と、特定オーダタイプの請求書に使用されるシリーズの先頭空番号との組合せです。
- 出荷
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商品が発注先 ASN に基づいて入庫されるとき、事前出荷通知 (ASN) 処理で倉庫管理によって作成される出荷のコード
- 発注先 ASN
-
購買元取引先の ASN 番号
- 参照 ID
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参照スケジュールにリンクされるコールオフを識別する固有の ID で、いずれかの供給システムから取得されます。
参照 ID は、次のいずれかの供給システムから取得可能です。
- オーダ管理/SILS
- オーダ管理/バッチ
- カンバン
- 時系列オーダポイント
組立管理 (ASC) からスケジュールラインを生成するには:
供給システムがオーダ管理/SILS 方式の場合は、「車輌番号 (VIN)」、「ラインステーション」、および 「組立キット」 の組合せを示す参照番号または ID が組立管理 (ASC) モジュールで生成されます。このため、[連続出荷データ (tdpur3517m000)] セッションに保存されているとおり、スケジュールライン参照と連続出荷データの間に 1 対 1 の関係が存在します。参照 ID とは、まとめて梱包するか一揃いで 1 つと見なす必要のあるすべての品目を示す一意のフィールドです。
供給システムがオーダ管理/バッチ方式の場合は、組立管理 (ASC) モジュール内で資材ラインごとに 1 つの参照 ID が生成されます。
倉庫管理からスケジュールラインを生成するには:
プルコールオフスケジュールラインが倉庫管理から生成されると、購買スケジュールラインの生成中に参照 ID が生成されます。現在のフィールドに保存されている参照 ID は、プルコールオフスケジュールラインに関する個別参照として使用されます。
注:倉庫管理からプルコールオフスケジュールラインが生成される場合に作成される参照 ID は、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションのコールオフの番号グループフィールドに入力されている番号グループから導出されます。
- ヘッダテキスト
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このチェックボックスがオンの場合、参照情報などを含む特別なスケジュールヘッダテキストを利用できます。
- ラインテキスト
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このチェックボックスがオンの場合、参照情報などを含む特別なスケジュールラインテキストを利用できます。
- 仕様
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このチェックボックスがオンの場合、 仕様が購買スケジュール入庫にリンクされます。
- 製造元製品番号
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スケジュールされた品目の製造元製品番号 (MPN)
注:MPN は、購買スケジュールラインにリンクされた MPN セットに属している必要があります。
- 製造元
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製造元製品番号 (MPN) にリンクされた製造元
- 設計品目改訂
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設計品目の改訂
- オプションリスト ID
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構成済品目のオプションと特徴の ID。この ID は、需要と供給を一致させるために品目仕様で使用されます。
注:[オプションリスト (tcibd4522m000) セッションに表示されます。
]をクリックすると、入庫済の構成済品目のオプションおよび特徴が - ロット
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特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
- シリアル番号
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単一の物的品目に対する一意の識別番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。
シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。