購買契約ライン - 分析 (tdpur3513m000)
セッションの目的: 購買契約ラインに関して累積数量および累積金額に基づいて結果を分析します。
購買契約ラインが [合計] ラインの場合、そのラインには [詳細] ラインの数量総計が含まれます。これが、購買契約ライン詳細であり、常にプッシュスケジュールにリンクされます。その結果、[数量] タブおよび [数量総計] タブの値は、購買契約ラインについて等しくなります。
購買契約 [合計] ラインを購買オーダラインにリンクすることもできます。そうした場合、[数量] タブの値にはその購買契約ライン詳細の総計値が含まれることになり、購買オーダラインに生成された契約ラインの値の分だけ増加します。その結果、[数量] タブと [数量総計] タブのフィールド値が異なり、数量不一致チェックボックスがオンになります。
さまざまなフィールドを使用できるかどうかは、[購買契約パラメータ (tdpur0100m300)] セッションの契約取引高のログチェックボックスの設定によって異なります。
- 契約
-
購買契約の番号
- 契約ライン状況
-
購買契約ラインの状況
次のコマンドを使用して、各契約ラインに状況を割り当てることができます。
- [有効化]
- [無効化]
- [終了]
注:- [購買契約 (tdpur3100m000)] セッションで状況が[フリー]または[有効]の購買契約には、新しい契約ラインを指定できます。
- 契約レベルでの状況は、[購買契約 (tdpur3100m000)] セッションでメンテナンスできます。その場合、契約の契約ラインはすべて同じ状況となります。
指定可能な値
- フリー
-
契約 (ライン) の作成時に、契約ライン状況が[フリー]に設定されます。状況が[フリー]で購買契約に変更要求が使用されていない場合、契約 (ライン) を変更できます。
- 有効
-
[有効]状況の契約 (ライン) に、オーダ、スケジュール、および見積をリンクできます。
- 終了
-
契約 (ライン) が 「終了」 の場合、契約 (ライン) はもう使用できません。
- ライン
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購買契約ラインの番号
- 連番
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購買契約ライン詳細の番号
- 契約ラインタイプ
-
契約ラインのタイプ
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[合計]
契約ラインは複数の契約ライン詳細に分割されています。このラインで、合計数量および総額を見ることができます。 -
[契約ライン]
このラインは通常のラインです。ラインはマニュアルで作成するか、または自動生成されます。 -
[詳細]
これは購買契約ライン詳細のラインです。
-
- 購買オフィス
-
組織に必要な資材とサービスの購買を担当する組織内の部署。購買オフィスには番号グループを割り当てます。
- 購買元取引先
-
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 数量
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- 現在の日付
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現在の日付と時間。このセッションを開始したときに自動的に入力されます。
- 発効日
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そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。
- 有効期限
-
購買契約の有効期限
- 経過時間
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経過時間は[購買契約 (tdpur3100m000)] セッションで指定された全契約期間のパーセンテージで示されます。
経過時間の計算式は次のとおりです。
(現在の日付 - 発効日 ÷ ((有効期限 - 発効日) + 1)) × 100%
- 合意数量
-
購買単位で表される契約数量
- 購買単位
-
品目を購買する単位。購買数量単位とも呼ばれます。
- 合意数量
-
棚卸単位で表される契約数量
- 棚卸単位
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品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 使用済数量
-
契約ラインに対するコール品目と請求品目の合計を購買単位で表した数量
- 使用済数量
-
契約ラインに対するコール品目と請求品目の合計を棚卸単位で表した数量
- 使用量
-
コール品目と請求品目の合計を、合意契約数量に対する割合 (%) で表した数値
- 残数量
-
購買単位で表した残数量
残数量の計算式は次のとおりです。
合意数量 - コール数量 - 請求数量
- 残数量
-
棚卸単位で表した残数量
残数量の計算式は次のとおりです。
合意数量 - コール数量 - 請求数量
- 残使用量
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コールまたは請求でない残品目の合計を、合意契約数量に対する割合 (%) で表した数量
- 予定数量
-
契約終了時に予測される購買数量の計算結果を購買単位で表した数量。この計算は、契約の有効期間のうち経過した一部の期間中に登録されたオーダ数量に基づき、補外法によって行われます。
予測数量の計算式は次のとおりです。
(使用済数量 ÷ 経過時間 %) x 100%
- 予測数量
-
契約終了時に予測される購買数量の計算結果を棚卸単位で表した数量。この計算は、契約の有効期間のうち経過した一部の期間中に登録されたオーダ数量に基づき、補外法によって行われます。
予測数量の計算式は次のとおりです。
(使用済数量 ÷ 経過時間 %) x 100%
- 予定使用量
-
購買する必要がある品目の割合。合意数量と有効期間を使用して計算されます。
- 勧告数量
-
購買単位で表した勧告数量。
勧告数量では、次の数量が合計されます。
- 契約ラインにリンクされているすべての未承認購買オーダラインのオーダ数量
- 契約ラインにリンクされている、状況が[作成済]のすべての購買スケジュール (ライン) の計画数量
- 勧告数量
-
棚卸単位で表した勧告数量。
勧告数量では、次の数量が合計されます。
- 契約ラインにリンクされているすべての未承認購買オーダラインのオーダ数量
- 契約ラインにリンクされている、状況が[作成済]のすべての購買スケジュール (ライン) の計画数量
- コール数量
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契約ラインにリンクされているすべての購買オーダ/購買スケジュールラインのコール数量の合計を購買単位で表した値
注:有効期限における合計契約数量は、コール数量、発効日、および有効期限に基づいて計算できます。
コール数量は、契約にオーダ/スケジュールラインがリンクされるたびに増加します。逆に、[納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000)] セッションまたは[購買スケジュールの処理 (tdpur3223m000)] セッションでオーダ/スケジュールラインが処理されるたびに、コール数量は減少します。
- コール数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買オーダ/購買スケジュールラインのコール数量の合計を棚卸単位で表した値
- コール金額
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契約ラインにリンクされているすべての購買オーダ/スケジュールラインのコール金額の合計
注:有効期限における合計契約数量は、コール数量、発効日、および有効期限に基づいて計算できます。
コール金額は、契約にオーダ/スケジュールラインがリンクされるたびに増加します。逆に、[納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000)] セッションまたは[購買スケジュールの処理 (tdpur3223m000)] セッションでオーダ/スケジュールラインが処理されるたびに、コール金額は減少します。
- 請求数量
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契約ラインにリンクされているすべての購買オーダ/スケジュールラインの請求数量の合計を購買単位で表した値
注:有効期限における合計請求数量は、請求数量、発効日、および有効期限に基づいて計算できます。
請求数量は、リンクされている購買オーダ/スケジュールラインが[納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000)] セッションまたは[購買スケジュールの処理 (tdpur3223m000)] セッションで処理されると増加します。
- 請求数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買オーダ/スケジュールラインの請求数量の合計を棚卸単位で表した値
- 請求額
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契約ラインにリンクされているすべての購買オーダ/スケジュールラインの請求金額の合計
注:有効期限における合計請求金額は、請求金額、発効日、および有効期限に基づいて計算できます。
請求金額は、リンクされている購買オーダ/スケジュールラインが[納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000)] セッションまたは[購買スケジュールの処理 (tdpur3223m000)] セッションで処理されると増加します。
- 最小数量
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購買単位で示される最小契約数量
注:[購買契約の評価 (tdpur3420m000)] セッションを使用すると、実際の購買数量と最小数量との差異の割合 (%) を計算できます。
- 最小数量
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棚卸単位で示される最小契約数量
- 最大数量
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購買単位で示される最大契約数量
注:[購買契約の評価 (tdpur3420m000)] セッションを使用すると、実際の購買数量と最大数量との差異の割合 (%) を計算できます。
この最大数量に達した場合にどのようなアクションを実行するかについては、[購買契約パラメータ (tdpur0100m300)] セッションの[最大数量超過時のアクション]フィールドに定義できます。
- 最大数量
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棚卸単位で示される最大契約数量
- 数量固定
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このフィールドでは、合意契約数量が結合しているかどうかが示されます。
このチェックボックスがオンの場合、 [購買契約の評価 (tdpur3420m000)] セッションで次の数量間の差異がすべて出力されます。
- コール数量と最大契約数量
- コール数量と最小契約数量
このチェックボックスがオフの場合、実際の値が[購買契約の評価 (tdpur3420m000)] セッションで指定した境界値を超えると、その許容偏差を超えている契約ラインが[購買契約の評価 (tdpur3420m000)] セッションから出力されます。
- 所要累計
-
この契約ラインに直接的または間接的にリンクされているすべてのスケジュールから合計された所要累計を、購買単位で表した値
スケジュールは、関連する購買契約ライン詳細にリンクされるときに、この契約ラインに間接的にリンクされます。
- 所要累計
-
この契約ラインに直接的または間接的にリンクされているすべてのスケジュールから合計された所要累計を、棚卸単位で表した値
スケジュールは、関連する購買契約ライン詳細にリンクされるときに、この契約ラインに間接的にリンクされます。
- 入庫済累計
-
この契約ラインに直接的または間接的にリンクされているすべてのスケジュールから合計された入庫済累計を、購買単位で表した値
スケジュールは、関連する購買契約ライン詳細にリンクされるときに、この契約ラインに間接的にリンクされます。
- 入庫済累計
-
この契約ラインに直接的または間接的にリンクされているすべてのスケジュールから合計された入庫済累計を、棚卸単位で表した値
スケジュールは、関連する購買契約ライン詳細にリンクされるときに、この契約ラインに間接的にリンクされます。
- 計画対実際 (終了日付)
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その契約ラインの計画数量と実際数量がグラフに表示されます。
- 計画数量は契約ラインの合意数量であり、[経過時間]に基づきます。たとえば、合意数量が 80 で経過時間が 50% の場合、グラフに表示される計画数量は 40 です。
- 実際数量は、契約ラインのコール数量および請求数量の合計です。
- 数量総計
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- 合意数量
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の契約数量の合計を購買単位で表した値
- 合意数量
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の契約数量の合計を棚卸単位で表した値
- 使用済数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細のコール品目と請求品目の合計を購買単位で表した値
- 使用済数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細のコール品目と請求品目の合計を棚卸単位で表した値
- 使用量
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細のコール品目および請求品目の合計を、合意契約数量の総計に対する割合 (%) で表した数量
- 残数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の残数量の合計を購買単位で表した値
残数量総計の計算式は次のとおりです。
合意数量総計 - コール数量総計 - 請求数量総計
- 残数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の残数量の合計を棚卸単位で表した値
残数量総計の計算式は次のとおりです。
合意数量総計 - コール数量総計 - 請求数量総計
- 残使用量
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の (コールまたは請求でない) 残品目の合計を、合意契約数量の総計に対する割合 (%) で表した数量
- 予定数量
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の契約について、契約終了時点での予測購買数量の計算結果を購買単位で表した値この計算は、有効期間のうち経過した一部の期間中に登録されたオーダ数量に基づき、補外法によって行われます。
予測数量の総計の計算式は次のとおりです。
(数量合計 ÷ 経過時間 %) x 100%
- 予測数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の契約の最終的に購買されると予測されている計算済数量を棚卸単位で表した値この計算は、有効期間のうち経過した一部の期間中に登録されたオーダ数量に基づき、補外法によって行われます。
予測数量の総計の計算式は次のとおりです。
(数量合計 ÷ 経過時間 %) x 100%
- 予定使用量
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購買する必要がある品目の割合です。合意数量総計と有効期間を使用して計算されます。
- 勧告数量
-
契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の勧告数量の合計を購買単位で表した値
購買契約ライン詳細の勧告数量です。状況が[作成済]で、契約ライン詳細にリンクされている購買スケジュールの計画数量が含まれています。
- 勧告数量総計
-
契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の勧告数量の合計を棚卸単位で表した値
購買契約ライン詳細の勧告数量です。状況が[作成済]で、契約ライン詳細にリンクされている購買スケジュールの計画数量が含まれています。
- コール数量
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細のコール数量の合計を購買単位で表した値
- コール数量総計
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細のコール数量の合計を棚卸単位で表した値
- コール金額総計
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細のコール金額の合計
- 請求数量
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の請求数量の合計を購買単位で表した値
- 請求数量総計
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の請求数量の合計を棚卸単位で表した値
- 請求金額総計
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契約ラインにリンクされているすべての購買契約ライン詳細の請求金額の合計
- 数量不一致
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このチェックボックスがオンの場合、 [数量総計]タブおよび[数量]タブ上の次のフィールドの数量が異なります。
- [コール数量総計]と[コール数量]
- [請求数量総計]と[請求数量]