購買契約の評価 (tdpur3420m000)

セッションの目的: 購買契約の有効期間の終了時に、合意済の契約数量がすべて納入されているかどうかをチェックします。

有効期間中に納入がスケジュールどおりかどうかをチェックすることもできます。

次の条件に該当する場合に、契約を評価できます。

契約ラインの評価方法は、[購買契約ライン (tdpur3101m000)] セッションの [数量固定] チェックボックスの設定によって決まります。このチェックボックスがオンの場合、現行セッションでは次の数量間の差異が出力されます。

[数量固定] チェックボックスがオフの場合、実際の値が現行の [購買契約の評価 (tdpur3420m000)] セッションで指定した境界値を超えると、その許容偏差を超えている契約ラインが現行セッションから出力されます。

偏差の計算は次のように行います。

(コール数量 - (合意数量 x 経過時間係数) ÷ 合意数量) x 100%

注:

推定値を使用する補外法では納入契約が考慮されないため、不正確な結果が導き出されることもあります。たとえば、契約期間終了時に最大数量が納品される場合、中間評価では実際の数量と違うバックログが示されます。
購買契約が評価されると、[購買契約ライン (tdpur3101m000)] セッションの評価 [y/n/繰返し]フィールドが更新されます。

例

マイナス偏差 = (40 - (100 x 6/10)) ÷ 100 = -20%

マイナス偏差のパーセントが許容パーセントより大きい場合には、該当の契約ラインが出力されます。

出力

評価する契約を契約タイプ別に選択できます。

次のオプションを指定できます。

マイナス偏差

マイナス偏差は、コール数量が合意済契約数量を下回る場合に許容される割合 (%) です。

実際の偏差がマイナス偏差より大きい場合には、該当の契約ラインが出力されます。

マイナス偏差は次のとおり計算されます。

(コール数量 + 記帳数量 - (合意数量 x 経過時間係数)) ÷ 合意数量 x 100%

マイナス偏差 = (40 - 100 x (6/10)) ÷ 100 = -20%

プラス偏差

プラス偏差は、コール数量が合意済契約数量を上回る場合に許容される割合 (%) です。

実際の偏差がプラス偏差より大きい場合には、該当の契約ラインが出力されます。

プラス偏差は次のように計算されます。

(コール数量 + 記帳数量 - (合意数量 x 経過時間係数)) ÷ 合意数量 x 100%

プラス偏差 = (80 - 100 x (6/10)) ÷ 100 = 20%

最短評価所要時間

契約期間の一部 (ユーザが指定) が経過した契約だけを評価して、出力される契約の範囲を限定できます。

たとえば、このフィールドに 60% と入力した場合は、経過期間が全体期間の 60% を超えている契約のみが出力されます。

経過時間 = ((現在の日付 - 発効日) ÷ (有効期限 - 発効日)) × 100

契約ラインを出力

このチェックボックスがオンの場合、すべての購買契約ラインが出力されます。

このチェックボックスがオフの場合、購買契約ラインは契約別に合計されます。

詳細ラインの出力

このチェックボックスがオンの場合、すべての購買契約ライン詳細が出力されます。

詳細レポート

このチェックボックスがオンの場合、詳細レポートが出力されます。