スケジュールの再生成 (tdpur3211m000)
参照なしのスケジュールをセッションの目的:再生成します。
プッシュスケジュールの場合、スケジュールラインの再生成プロセスでは次の処理が行われます。
- [購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000)] セッションと [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの一方または両方から取得される適切なセグメントセットとパターンコードを判別し、購買担当を更新する
- 適切なセグメントセットおよび出庫パターンに基づき、スケジュールラインの新しい所要量タイプを算定する。これにより、スケジュールラインが適切なタイミングに編成されます。
プル予測スケジュールの場合、再生成は購買スケジュールに適したセグメントセット、パターンコード、および購買担当を取得する目的でのみ実行されます。
再生成によってセグメントをシフトするには
再生成は、あるセグメントについて [購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000)] セッションおよび/または [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションに保存されている適切なセグメントセットと出庫パターンに基づいて実行されます。この再生成プロセスが繰り返されるたびに、スケジュールにリンクされている発行パターンに基づいて次回のスケジュール発行日が決定されます。そのあとで、スケジュールラインが含まれるセグメントが判別されます。セグメントがシフトされると、変更済の所要量タイプがスケジュールラインに保存されます。
再生成に使用される発行タイプ、セグメントセット、および発行パターンは次のとおりです。
-
[資材発行]
発注先には資材発行のみが送付されます。資材発行の発行パターンとセグメントセットは、再生成の開始ポイントとして取得されます。資材発行のセグメントセット範囲のあとに続くすべての所要量には、所要量タイプ [計画済] が適用されます -
[出荷スケジュールのみ]
発注先には出荷スケジュールのみが送付されます。出荷スケジュールの発行パターンとセグメントセットは、再生成の開始ポイントとして取得されます。出荷スケジュールのセグメントセットの期間のあとに続くすべての所要量には、所要量タイプ [計画済] が適用されます -
[出荷スケジュール]
発注先には、資材発行と出荷スケジュールが送付されます。出荷スケジュールの発行パターンとセグメントセットは、再生成の開始ポイントとして取得されます。出荷スケジュールのセグメントセットの期間のあとに続くすべての所要量には、所要量タイプ [計画済] が適用されます
通常の再生成プロセスでは、所要量タイプ [確定] のみが計算されると見なすことができます。所要量タイプ [確定] の期間に含まれないすべてのスケジュールラインには、所要量タイプ [計画済] が適用されます。所要量タイプ [計画済] のスケジュールラインが 1 件の購買発行として送付されるかどうかは、その購買スケジュールの発行タイプによって決まります。ただし、2 つのセグメントの間に未定義の期間がある場合、その未定義期間に含まれるスケジュールラインには、最も大きい連番を持つセグメントの所要量タイプが自動的に適用されます。
例
- 発行タイプ: [資材発行]
- 「資材発行セグメントセット SS1」 には次のセグメントが含まれているとします
セグメントコード | 所要量タイプ | 時間単位 | セグメント期間 |
001 | 即時 | 時間 | 0 |
003 | 確定 | 週 | 2 ( x 週) |
004 | 計画済 | 週 | 2 ( x 週) |
005 | 計画済 | 4 週 | 2 ( x 4 週) |
資材発行の発行パターンが適用される次回のスケジュール発行日が 2001 年 4 月 23 日月曜日である場合は、次のようになります。
- 計画納期/計画出荷日時が、スケジュール発行日 2001 年 4 月 23 日以降の 2 週間 (セグメント 003) に含まれるすべてのスケジュールラインには、[確定] 状況が設定されます。これらのスケジュールライン要件は、2001 年 4 月 23 日から 2001 年 5 月 6 日までの期間におけるスケジュール要件です
- 計画納期/計画出荷日時が、次の 2 週間 (セグメント 004) に含まれるすべてのスケジュールラインには、[計画済] 状況が設定されます。これらのスケジュールライン要件は、2001 年 5 月 7 日から 2001 年 5 月 20 日までの期間におけるスケジュール要件です
- 計画納期/計画出荷日時が、次の 8 週間 (セグメント 005) に含まれるすべてのスケジュールラインにも、[計画済] 状況が設定されます。これらのスケジュールライン要件は、2001 年 5 月 21 日から 2001 年 7 月 15 日までの期間におけるスケジュール要件です。ただし、このセグメントセットの期間の最終日 (2001 年 7 月 15 日) よりもあとのスケジュール所要量がある場合には、該当のスケジュールラインにも [計画済] 状況が設定されます。
これと同じ例で次回のスケジュール発行日が 2001 年 4 月 24 日火曜日である場合、所要量タイプは 2001 年 4 月 30 日から計算されます。これは、セグメント時間単位が週の場合は、常に月曜日が開始ポイントになるためです。したがって、2001 年 4 月 24 日から 2001 年 4 月 29 日までのスケジュールラインはこの再生成プロセスから除外されます。
LN で再生成できるのは、[承認済] 状況のスケジュールラインだけです。
再生成によってスケジュールラインが適切なタイミングに編成されると、各スケジュールラインに関する処理のログが、[購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000)] セッションおよび/または [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの [処理タイムフェンス] フィールドの値に基づいて作成されます。
- エラーレポート
-
このチェックボックスをオンにすると、再生成でエラーが発生した場合にエラーレポートが生成されます。