購買スケジュールの終了 (tdpur3210m100)

セッションの目的: 次のいずれかの活動を実行します。

  • 有効な購買スケジュールを終了する
  • 有効な購買スケジュールラインを終了し、新しい購買スケジュールにコピーする

有効な購買スケジュールを終了するには

ある購買スケジュールを終了する場合、実行されるアクションは、その購買スケジュールの種類によって異なります。

プッシュスケジュールおよびプル予測スケジュール

プッシュスケジュールまたはプル予測スケジュールの終了時に実行されるアクションは次のとおりです。

  • 状況が [作成済]、[承認済]、[非承認]、または [オーダ生成済] のスケジュールラインが取り消されます。その結果、購買スケジュールの状況は [終了] に設定されます。
  • 購買スケジュールに含まれるスケジュールラインの状況が [ASN 受領済]、[一部入庫]、または [最終入庫] の場合は、その購買スケジュールの状況が [終了処理中] に設定されます。スケジュールラインが処理されるか取り消されると、購買スケジュールの状況は [終了] に変わります。

プルコールオフスケジュール

プルコールオフスケジュールを終了する場合、次のアクションが実行されます。

  • 購買スケジュールの状況が [終了処理中] に設定されます。
  • 倉庫管理で生成されたスケジュールラインを取り消します。その結果、購買スケジュールの状況は [終了] に設定されます。組立管理で生成されたスケジュールラインは取り消せません。これらのラインの取消は組立管理からしかトリガできないためです (参照: 連続出荷スケジュール)。ただし、この場合は購買スケジュールの状況が [終了処理中] になっているため、組立管理で新しいスケジュールラインが生成されることはありません。
注: 
  • スケジュールラインの取消により、転記済の在庫処理と会計取引の転記が取り消されます
  • 購買スケジュールを終了すると、既存スケジュールのスケジュールラインが取り消されたことを発注先に通知するために購買発行が作成されます。購買スケジュールに未処理の数量が残っていない場合は、数量ゼロの購買発行が作成され、販売スケジュール内で自動的に取り消されます (参照: 販売スケジュールラインのゼロ所要数量)。

有効な購買スケジュールラインを終了し、新しい購買スケジュールにコピーするには

購買スケジュールを終了して新しい購買スケジュールにコピーする場合、LN によって実行されるアクションは、その購買スケジュールの種類によって異なります。

プッシュスケジュールおよびプル予測スケジュール

プッシュスケジュールまたはプル予測スケジュールを終了して新しい購買スケジュールにコピーする場合、LN によって次のアクションが実行されます。

  1. 終了するスケジュールの状況が [終了処理中] に設定され、[有効] 状況の新しい購買スケジュールが作成されます。
  2. [作成済]、[承認済]、または [オーダ生成済] 状況のスケジュールラインが、新しい購買スケジュールにコピーされます。
  3. このコピープロセスが正常に完了すると、購買スケジュールが終了されます (有効なプッシュスケジュールまたはプル予測スケジュールの終了に関する前述の説明を参照)
注: 
  • オリジナルの状況が [承認済] でコピーされたラインは、新しいスケジュールでも承認されます。
  • オリジナルの状況が [オーダ生成済] でコピーされたラインは、新しいスケジュールでも [オーダ生成済] になります。
  • ある購買スケジュールを新しいスケジュールにコピーすると、コピー元のスケジュールの番号グループとシリーズが再使用されます。そのシリーズが無効になっている場合は、[購買オフィス (tdpur0112m000)] セッションでそのスケジュールの購買オフィスにリンクされているシリーズが自動的に使用され、新しいスケジュールが作成されます。
  • 累積と権限は新しいスケジュールにはコピーされず、レコードのない状態から新しいスケジュールが開始されます。これは、新しいスケジュールでは発注先と顧客に必ず同一の値が使用されるようにするためです

プルコールオフスケジュール

プルコールオフスケジュールを終了しコピーする場合、次のアクションが実行されます。

  • 購買スケジュールの状況が [終了処理中] に設定されます。すべてのスケジュールラインが倉庫管理で入庫処理されるか、組立管理で取り消されると、その購買スケジュールの状況は [終了] に設定されます。
  • 新しい所要量が生成されると、LN によって新しいプル予測スケジュールが自動的に作成されてから、そのプル予測スケジュールと同一の番号を使用して、新規のプルコールオフスケジュールが作成されます。倉庫管理で生成されたスケジュールラインは、LN では取り消されません。これは、コールオフ所要量の生成時に、[有効] 状態のプルコールオフスケジュールが見つからない場合に、新しく生成されたプル予測スケジュールと同一の番号を使用して新規のプルコールオフスケジュールが自動的に作成されるためです。したがって、これらのスケジュールラインを取り消す必要がなくなります。組立管理で生成されたスケジュールラインは取り消せません。これらのラインの取消は組立管理でのみトリガできるためです。
注: 

スケジュールに多数の納入日時が含まれている場合など、単一の購買スケジュール用の位置が最大 9999 個でも足りない場合は、[全スケジュール位置使用済] 状況の購買スケジュールを終了してそのスケジュールを新しいスケジュールにコピーする方法があります。

スケジュール

終了する必要のある有効な購買スケジュールの番号

購買元取引先

選択した購買スケジュールにリンクされている購買元取引先

担当者

選択した購買スケジュールを担当する計画者

読取のみ (スケジュール終了なし)

このチェックボックスがオンの場合、 LN によって実行される予定のアクションに関するレポートが出力されます。このチェックボックスをオンにすると、特定のアクションが LN によって実際に処理される前に、そのアクションの影響を表示できます。

レポートを出力

このチェックボックスがオンの場合、 LN によって実行されたアクションに関するレポートが出力されます。

スケジュールをコピー

このチェックボックスがオンの場合、選択した購買スケジュールの終了、および新しい購買スケジュールへのコピーが自動的に行われます。