購買発行 (tdpur3121m000)
セッションの目的: 特定の購買発行内に保存されている購買スケジュールを表示します。
発行タイプが連続出荷スケジュールの場合、このセッションに購買発行ラインは保存されません。これは、連続出荷スケジュールの品目が車両番号 (VIN)、ラインステーション、組立キットの組合せに必要となるためです。このため、[購買発行 (tdpur3120m000)] セッションの発行ヘッダと [購買発行ライン - 連続出荷データ (tdpur3523m000)] セッションの発行ラインが相互にリンクされます。
適切なメニューで、次の項目を選択できます。
- [発行ライン - 詳細] を選択すると、購買発行ライン詳細 (tdpur3522m000) セッションを開始できます。
- [FAB/RAW 権限 (tdpur3534m000) セッションを開始できます。 ] を選択すると、
- 発行
-
購買発行の番号
デフォルト値
このフィールドのデフォルト値は、[購買発行 (tdpur3120m000)] セッションの[発行]フィールドから取得されます。
- 出荷累計
-
棚卸単位で示される出荷累計
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 入庫済累計
-
棚卸単位で示される入庫累計
デフォルト
[入庫累計 (tdpur3132m000)] セッションの[入庫済累計]フィールドに保存されている最新の値が、このフィールドに自動的に入力されます。
- 累計リセット日
-
スケジュールの累計/権限がリセットされる日時
- FAB 権限
-
棚卸単位で示される FAB 権限
- RAW 権限
-
棚卸単位で示される RAW 権限
- 高度 FAB 権限
-
棚卸単位で示される高度 FAB 権限
デフォルト値
LN によって、[FAB/RAW 権限 (tdpur3534m000)] セッションの[高度 FAB 権限]フィールドから最新の値が取得されます。現行セッション ([購買発行ライン (tdpur3121m000)]) で作業中の発行について、このフィールド内に [FAB/RAW 権限 (tdpur3534m000)] セッションの[高度 FAB 権限]フィールドから自動入力された値よりも、現行セッションの [FAB 権限]フィールドで算出された FAB 権限の値のほうが大きい場合、このフィールドは、現行セッションの [FAB 権限]フィールドの値で上書きされます。
- 高度 RAW 権限
-
棚卸単位で示される高度 RAW 権限
デフォルト値
LN によって、[FAB/RAW 権限 (tdpur3534m000)] セッションの[高度 RAW 権限]フィールドから最新の値が取得されます。現行セッション ([購買発行ライン (tdpur3121m000)]) で作業中の発行について、このフィールド内に [FAB/RAW 権限 (tdpur3534m000)] セッションの[高度 RAW 権限]フィールドから自動入力された値よりも、現行セッションの [RAW 権限]フィールドで算出された RAW 権限の値のほうが大きい場合、このフィールドは、現行セッションの [RAW 権限]フィールドの値で上書きされます。
- FAB 権限期限
-
FAB 権限の有効期限の終了日
- RAW 権限期限
-
RAW 権限の有効期限の終了日
- 発行改訂
-
発行の改訂を一意に識別する番号。発行改訂番号は、取引先に送付される更新を示します。
最初のスケジュール発行の発行改訂番号は常にゼロです。改訂されたスケジュール発行ごとに、新しい発行改訂番号が自動的に割り当てられます。この番号は、直前の改訂番号に 1 を加えた番号です。
注:購買発行の状況が 「送付済」 の場合、購買発行内のスケジュールラインが変更されると、発行済のスケジュールまたはスケジュールライン内の変更箇所ごとに、新しい改訂番号が割り当てられます。
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は、[購買発行 (tdpur3120m000)] セッションの[発行改訂]フィールドから取得されます。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 発注先最終 ASN
-
発注先から送信され、倉庫管理で受信される購買スケジュールの最新の事前出荷通知 (ASN) 番号
- 最終出荷 ID
-
最新の出荷 ID
- 梱包票
-
最新の入庫にリンクされている梱包票
- 入庫番号
-
スケジュールに基づく商品の入庫を識別する最新の入庫番号。この番号は、倉庫管理から取得されます。
- 最終入庫数量
-
棚卸単位で表される最新の入庫に関する納入数量
- 前回入庫日
-
購買スケジュールに基づく商品の入庫を識別する最新の入庫番号の入庫日
- 発行タイプ
-
購買発行の発行タイプ
発行には次のタイプがあります。
-
資材発行
プッシュスケジュールまたはプル予測スケジュールを含むことができます。 -
出荷スケジュール
プッシュスケジュールまたはプルコールオフスケジュールを含むことができます。 -
連続出荷スケジュール
プルコールオフスケジュールを含むことができます。
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は、[購買発行 (tdpur3120m000)] セッションの[発行タイプ]フィールドから取得されます。
-
- ライン
-
購買発行における購買スケジュールの位置を識別するために使用する番号。各発行ラインは、別々の発行位置番号を受け取ります。
- 発行状況
-
購買発行ラインの状況
各購買発行ラインに割り当てられる状況は次のとおりです。
- プレビュー
- スケジュール済
- 送付済
- スケジュール
-
購買スケジュールの番号
- 購買スケジュールタイプ
-
購買スケジュールタイプ
指定可能な値
- プルコールオフ
-
購買品目のタイムフェーズ特定所要量の一覧で、組立管理モジュール、または倉庫管理モジュールから カンバン、または時系列オーダポイントによってトリガされます。
- プル予測
-
タイムフェーズ計画済製造所要量の一覧で、企業計画によって生成され、発注先に送付されます。プル予測スケジュールは、予測のためだけに使用されます。実際に品目をオーダするには、プルコールオフスケジュールを生成する必要があります。
- プッシュ
-
発注先に送付されるタイムフェーズ所要量のリストで、企業計画やプロジェクトなどの中央計画システムによって生成されます。プッシュスケジュールには、長期の予測および短期の実際オーダの両方が含まれます。
- 優先所要累計
-
棚卸単位で示される優先所要累計
注:このフィールドの値は、[所要累計 (tdpur3130m000)] セッションの[所要累計]フィールドの数量値と等しいか、それよりも多い場合または少ない場合があります。
- 税金分類
-
その取引について、課税設定の例外を定義するために使用できるオーダヘッダおよびオーダラインの属性。請求元および請求先取引先からデフォルトの税金分類が取得されます。
たとえば、税金分類を使用して次のことを示すことができます。
- 請求元取引先への支払は源泉徴収税および社会献金の対象になります。
- 自社にとって同一の税的側面を持つ取引先、たとえば、外注先またはエージェントなどをグループ化するには
- 販売オフィスまたはサービスオフィスの所在地の国以外の国で支払う必要のある税金
注:このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- 免税
-
このチェックボックスがオンの場合、 免税が適用されます。
注:[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[免税レベル]パラメータの設定値によって次のように異なります。
- パラメータの設定値が[制限付]になっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は[税金処理 (tctax0138m000)] セッションの[免税 購買]フィールドの値がデフォルト値となります。このチェックボックスをマニュアルでオフにした場合、税金コードは変更されません。
- パラメータの設定値が[拡張]となっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、[税金コード]は変更されません。このチェックボックスをマニュアルでオフにすると、[免税理由]フィールドと[免税証明書]フィールドは、内容が消去されて使用不可になります。
- 課税国
-
税目的で使用する国
注:このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- 自己の税金番号
-
法人または法人企業の識別に使用される番号。登記済の企業には、税務当局から税金番号が割り当てられています。取引先の税金番号を知っている必要があります。税金番号のない取引先は、個人として扱われます。
注:このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- 税金コード
-
購買スケジュールラインに適用する税金コード
注:- このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- このフィールドに入力できるのは、[VAT] タイプの税金コードのみです。
- 取引先課税国
-
取引先の税金 ID が登録されている国
注:このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- 取引先税金番号
-
取引先の税金 ID
注:- このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- 取引先の税金 ID は発効日です。取引先の税金 ID を正しく決定して表示するために、計画入庫日を使用します。
- 免税理由
-
自社が売上税を免除される理由
注:- このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- 理由コードは、[計画入庫日]によって評価されるため、[免税]タイプのコードにし、有効な日付にする必要があります。
- 免税証明書
-
ユーザの免税証明書
注:- 請求書に免税理由が出力されます。
- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- このフィールドは、[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションで購買発行ラインレベルの税金フィールドが[発行ライン]に設定されている場合のみ、入力されます。
- 追加情報
-
- 追加フィールド
-
さまざまなセッションに追加できるさまざまなフィールドフォーマットのユーザ定義フィールド。ユーザはこれらのフィールドを編集できます。これらのフィールドの内容には機能ロジックが関連付けられていません。
追加情報フィールドはデータベーステーブルにリンクできます。テーブルにリンクすると、そのデータベーステーブルに対応するセッションにフィールドが表示されます。たとえば、whinh200 テーブルに定義されているフィールドは[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加フィールドとして表示されます。
追加情報フィールドの内容をデータベースのテーブル間でやり取りできます。たとえば、あるユーザが[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加情報フィールド A に指定した情報は、[出荷 (whinh4130m000)] セッションの追加情報フィールドに転送されます。このため、whinh200 テーブルと whinh430 テーブル (whinh430 は[出荷 (whinh4130m000)] セッションに対応) には、フィールドフォーマットが同一でフィールド名が A である追加情報フィールドが存在する必要があります。
[拡張追加情報] をクリックすると、拡張追加情報 (tcstl2110m000) セッションで購買伝票にリンクされている追加情報フィールドがすべて表示されます。
注:[購買元取引先]定義レベルで定義された追加情報フィールドが使用されます。購買元取引先が関連する購買スケジュールから取得されます。購買発行の追加情報は更新できません。