品目 - 販売 (tdisa0601m000)

セッションの目的: 品目の販売で必要となるグローバル品目販売データを表示、指定、およびメンテナンスします。

  • 品目販売データは、対応するグローバル品目データを [品目 (tcibd0501m000)] セッションで定義している場合にのみ指定できます。
  • [品目 - 販売 (tdisa0501m000)] セッションで品目の詳細を表示するには、現行セッションの [ファイル] メニューの [品目販売詳細] をクリックします。

タブ

各タブ上のラインは次のセッションを参照します。

  • オフィス

    オフィス別品目 - 販売 (tdisa0181m000) セッションを参照します。このタブでは、販売オフィスの現地品目販売データを表示、指定、およびメンテナンスします。
  • サイト

    サイト別品目 - 販売 (tdisa0181m100) セッションを参照します。このタブでは、サイトの現地品目販売データを表示、指定、およびメンテナンスします。
  • 品目 - 取引先

    品目 - 販売取引先 (tdisa0610m000) セッションを参照します。このタブでは、品目にリンクされた販売先取引先を表示、指定、およびメンテナンスできます。
注: 
  • [オフィス] タブおよび [サイト] タブは、マルチサイトを使用する場合のみ利用できます。
  • 品目販売データが現在のセッションのグローバルレベルで利用できない場合、現地レベルでは品目販売データが指定できません (サイト別およびオフィス別)。
品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
注: 

次の条件が適用される場合、[キット]タイプのリスト品目は指定できません。

  • [返品構成要素]チェックボックスがオン
  • 倉庫が WMS 管理で、[倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションの倉庫の[入庫部品表/リスト品目]チェックボックスがオフ

倉庫が WMS 管理で、[倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000)] セッションの倉庫の[出庫部品表/リスト品目]チェックボックスがオフの場合、このフィールドにはリスト品目を指定できません。

品目タイプ

品目の分類。たとえば、一般品目、サービス品目、設備品目であるかどうかを識別できます。品目のタイプに応じて、特定の機能のみがこの品目に適用されます。

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションの[品目タイプ]フィールドから取得されます。

実際供給ソース

日付有効供給ソース (tcibd0510m000) セッションで供給ソースが一時的に変更されている場合、このフィールドに実際の供給ソースが表示されます。

販売単位

品目が販売される単位

品目を指定すると、この品目のデフォルトの販売単位が取得されます。この単位は、棚卸単位と同一の場合があります。販売単位が棚卸単位と同じでない場合には、販売単位を単位セット別の単位 (tcmcs0112m000) セッションで指定できます。

約定引当方法

品目についてオーダ数量の自動的な約定引当を行うかどうか、また、行うとしたらいつ引き当てるかを指定します。

注: 

[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションで品目の約定を行っていない限り、約定引当方法は変更できます。

指定可能な値

なし

オーダ数量は確約されません。

オーダライン入力

オーダ数量は、オーダ (構成要素) ライン入力時に自動的に確約されます。

在庫約定はマニュアルでもバッチでも作成できます。

バッチ

オーダ数量は[在庫約定の生成 (whinp2200m000)] セッションを使用することによって確約されます。

在庫約定はマニュアルでも作成できます。

マニュアル

オーダ数量をマニュアルで確約する必要があります。

最小約定引当数量

部分引当の場合に約定引当をする必要がある最小数量

[最小約定引当数量]フィールドと[最小約定引当レート]フィールドの両方に有効な値を設定している場合、約定引当の数量は両方のフィールドと照らし合わせて確認されます。大きい方の数字が使用されます。

注: 
  • [最小約定引当数量]フィールドの値が 5
  • [最小約定引当レート]の値が 10%

オーダが 100 の場合、最小数量は 5 で、最小レートは (数量に変換すると) 10 です。この結果、部分引当として最小限 10 が引き当てられます。オーダが 20 の場合、最小数量はやはり 5 ですが、最小レートは (数量に変換すると) 2 です。この場合は、部分引当として最小限 5 が引き当てられます。

棚卸単位

品目在庫データが記録される棚卸単位

最小約定引当レート

部分引当の場合に納入しなければならない最小レート

[最小約定引当数量]フィールドと[最小約定引当レート]フィールドの両方に有効な値を設定している場合、約定引当の数量は両方のフィールドと照らし合わせて確認されます。大きい方の数字が使用されます。

注: 
  • [最小約定引当数量]フィールドの値が 5
  • [最小約定引当レート]の値が 10%

オーダが 100 の場合、最小数量は 5 で、最小レートは (数量に変換すると) 10 です。この結果、部分引当として最小限 10 が引き当てられます。オーダが 20 の場合、最小数量はやはり 5 ですが、最小レートは (数量に変換すると) 2 です。この場合は、部分引当として最小限 5 が引き当てられます。

最小オーダ数量

棚卸単位で示される最小オーダ数量

これが、適用可能な販売伝票の[オーダ数量]フィールドのデフォルト数量になります。このフィールドに指定した値よりも少ないオーダ数量を使用すると、警告メッセージが表示されます。

適合レポート

品目にリンクされた適合レポート

ロジスティック会社

商品の製造や輸送といった、ロジスティック処理に使用される LN 会社。取引に関連する全ロジスティックデータは会社のデータベースに保管されます。

サイト

この品目を取引先に納入するデフォルトサイト

倉庫管理に発行

このチェックボックスがオンの場合、品目の出庫は倉庫管理で実行されます。

このチェックボックスがオフの場合、品目の出庫は販売管理モジュールで実行されます。

注: 
  • 販売品目が物理品目の場合、このチェックボックスはオンで、変更不能になっています。これは、物理品目は常に倉庫管理へ発行する必要があるためです。物理品目とは、タイプが[原価]、[サービス]、[設備]、および[外注サービス]の品目を除くすべての品目です。
  • 販売品目が原価品目サービス品目、または一般品目の場合は、このチェックボックスが有効になります。このため、倉庫管理へ発行するかを品目別に指定できます。
  • 販売品目が[外注サービス]品目、[設備]品目、またはリスト品目で、そのタイプがメニューまたはオプションの場合、このチェックボックスは常にオフになり、変更不能になります。
  • このチェックボックスを使用して、[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションの[倉庫]フィールドを空白にしておくことが可能かどうかを指定します。
倉庫

販売品目が保管される倉庫

構成要素処理

購買品目が構成要素である場合の構成要素の処理方法を指定します。

注: 

このフィールドを指定できるのは、[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションまたは[販売オフィス (tdsls0512m000)] セッションの拡張キット処理の導入チェックボックスがオンになっており、[品目タイプ]が[購買]、[製造]、[製品]、または[一般]の場合のみです ([品目 (tcibd0501m000)] セッションでデフォルト供給ソースが[ジョブショップ]に設定されている)。

指定可能な値

販売部品表

構成要素が、販売部品表を使用して処理されます。

構成要素ライン

構成要素が、構成要素ラインを使用して処理されます。

出荷規則

この販売品目の商品出荷に関連する条件

指定可能な値

なし

出荷上の制約はありません。LN は利用可能在庫に基づいてオーダを処理します。在庫が十分な場合は、出荷完了になります。在庫が不十分な場合は、バックオーダになります。

オーダの一括出荷

すべてのオーダを一度の出荷で出荷する必要があります。結果的に、LN は部分納入を許可しません。在庫が不足すると、オーダの出荷が延期になります。

セットの一括出荷

以下の共通納入基準を持つすべてのオーダラインを、一度の出荷で出荷する必要があります。

  • 納期
  • 運送業者
  • 倉庫
  • 出荷先取引先
  • 出荷先住所

LN はこれらのオーダラインに同じセット番号を割り当てます。他のオーダラインは別々に出荷できます。

ラインの一括出荷

各オーダラインは、全体として納入される必要があります。LN は各オーダラインに一意のセット番号を割り当てます。在庫が不足すると、オーダラインの出荷が延期になります。

ラインの出荷および取消

有効在庫が出荷されます。在庫が十分な場合は出荷完了になります。在庫が不十分な場合はバックオーダにならず、残余数量についてのオーダが取り消されます。LN は、事前定義された取消理由をオーダラインに入力します。この取消理由は[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションの[出荷/取消の事前定義取消理由]フィールドで定義されます。

キットの一括出荷

主品目は、まとめて納入する必要があります。LN は、主品目を構成し、1 セットとして出荷する必要がある構成要素ラインに一意のセット番号を割り当てます。在庫不足の場合は主品目のバックオーダが生じ、このバックオーダも全体として納入する必要があります。

適用なし

このレベルでは、出荷規則は定義されません。

付属品を許可

このチェックボックスがオンの場合、この品目に付属品が定義されます。

返品構成要素

このチェックボックスがオンの場合、 キット構成要素を個別に返品できます。

注: 

このチェックボックスは、オーダが返品オーダの場合にのみ使用されます。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、品目販売テキストが存在します。

テキストの作成、コピー、選択または表示を行うには、[テキストエディタ]を選択します。

ネットチェンジ

このチェックボックスがオンの場合、需要、供給オーダ、または在庫レベルに対するネットチェンジがあることを示します。

注: 

このチェックボックスは、[販売見積パラメータ (tdsls0100s100)] セッションの[拡張在庫チェック]がオンの場合にのみ表示されます。

ネットチェンジ日付

品目の在庫に修正が行われる場合のネットチェンジ日付

販売通貨

品目の[販売価格]、[資材価格]、および[希望小売価格]を表す通貨

注: 
  • このフィールドは、[品目タイプ]フィールドに設定されている値が、[設備]および[外注サービス]の値以外の場合にのみ有効になります。
  • デフォルト値は、[品目販売デフォルト (tdisa0102s000)] セッションから取得されます。このセッションで値が定義されていない場合は、この値が指定された[ロジスティック会社]に基づいて[会社 (tcemm1170m000)] セッションから取得されます。
  • 組立品目が指定されている場合、この値は修正できません。
販売価格単位

販売価格の基準となる価格単位

販売価格

参照通貨で表された、品目の販売価格

注: 

品目資材内容のある品目では、この価格は品目の合計資材基準価格を含むことがあります。

通貨

財務会社グループに属するすべての会社で共有されるエンティティの残高を表す通貨。たとえば、LN では取引先残高に参照通貨が使用されます。

注: 
  • 参照通貨は、複数会社構造の会社の共通基準通貨です。
  • 標準通貨システム以外の通貨システムでは、参照通貨が通貨を使用したすべての計算のための会社の基準通貨になります。
資材価格

参照通貨で表される、品目の合計資材基準価格です。

合計資材基準価格は、次のように取得されます。

  1. 品目資材内容は現在の日付で品目資材内容 (tcmpr0120m000) セッションから取得されます。
  2. 販売価格は、資材ごとに資材 (tcmpr0110m000) セッションから取得されます。
  3. 内容数量と単位、数量係数、請求可能数量係数、および資材別基準価格を使用して、資材価格が計算されます。
  4. 資材価格は参照通貨に変換され、合計資材基準価格に合計されます。
注: 
  • このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000)] セッションの[資材価格設定]チェックボックスがオンで、かつ[資材価格パラメータ (tcmpr0100m000)] セッションの[販売の資材価格設定]チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
  • このフィールドは、[購買]、[製造]、または[製品]品目に適用されます。
  • このフィールドは、情報提供の目的にのみ使用されます。

販売価格グループ

対応する価格と値引合意を持つ品目のグループ

[価格グループ (tcmcs0124m000)] セッションで価格グループを指定できます。

販売統計グループ

統計レポートを作成するために、品目を統計グループに分類します。

注: 
  • 統計モジュールのさまざまなセッションで、[販売統計グループ]フィールドを選択基準として使用できます。
  • [統計グループ (tcmcs0144m000)] セッションで、統計グループを指定できます。

最終販売価格処理日

品目の販売価格が変更された最終日付

希望小売価格

発注先が推奨し、再販売業者が顧客に課す販売価格

上限マージン

上限マージンは、実際販売価格がターゲット価格を超えることのできる割合 (%) です。

下限マージン

下限マージンは、実際販売価格をターゲット価格よりも低く設定できる割合 (%) です。この割合がマイナスの場合には、品目はターゲット価格よりも高い価格で販売できます。これは、ターゲット価格が標準原価となる場合です。

販売手数料グループ

グループ化され合意にリンクされる品目のセット

販売リベートグループ

グループ化され合意にリンクされる品目のセット

税金コード

税率を識別し、LN での税額の計算方法と登録方法を決定するコード

注: 

この税金コードは、品目を次で入力した場合に使用されます。

  • 販売見積
  • 販売契約
  • 販売オーダ
超過納入を許可

このチェックボックスがオンの場合、 倉庫管理で品目の超過納入を行えます。

許容範囲タイプ

超過納入の許容範囲が割合と数量のどちらで表されるかを示します。

次のオプションがあります。

  • [割合]

    許容範囲はオーダ数量の割合として表されます。
  • [数量]

    許容範囲は固定数量です。
  • [なし]

    [超過納入を許可]チェックボックスがオフになっているため、許容範囲タイプは適用されません。
アクション

出荷が数量許容範囲を満たしていない場合に出庫オーダラインを扱う方法

次のオプションがあります。

  • [警告]

    最大許容率を超えた場合、倉庫管理に警告メッセージが表示されます。
  • [ブロック]

    最大許容率を超えた場合、倉庫管理で出荷をブロックします。
  • [なし]

    アクションは実行されません。
最大許容率

出荷済数量がオーダ数量を上回ることを許容される数量または割合

直送数量

直送が優先されるオーダ数量

販売オーダライン、納入ライン、または販売見積ラインのオーダ数量がこのフィールドに定義した数量と等しいか大きい場合、自動的に[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションおよび[販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)] セッションの[納入タイプ]フィールドが[直送]に設定されるか、あるいは[販売見積ライン (tdsls1501m000)] セッションの[直送]チェックボックスがオンになります。

購買元取引先

直送する購買元取引先

出荷元取引先

直送する出荷元取引先