購買元取引先ごとの正味価格 (tdipu0110m100)
セッションの目的: 品目と購買元取引先の組合せについて価格および値引の情報を表示および計算します。
正しい価格および値引を取得するために、このセッションの次のフィールドが使用されます。
- [品目]
- [購買元取引先]
- [出荷元取引先]
- [オーダ数量]
- [オーダ数量]
- [価格日付]
- このセッションは単独で開始することも、購買品目 360 (tdipu0103m000) セッションから開始することもできます。
- レコードをダブルクリックすると、詳細セッションが開始されます。これは、[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションのコピーです。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- オーダ数量
-
品目のオーダ数量。この数量に基づいて、単位当りの価格/値引が計算されます。
デフォルト
オーダ数量のデフォルト値は 1 です。ただし、この数量は[正味価格計算のオーダ日の変更 (tdipu0110s101)] セッションで変更できます。このセッションは適切なメニューメニューから開始できます。
- 価格日付
-
価格/値引の情報が取得および計算された日付と時間
デフォルト
価格日付のデフォルト値は、現在の日付と時間です。ただし、この日付は[正味価格計算のオーダ日の変更 (tdipu0110s101)] セッションで変更できます。このセッションは適切なメニューメニューから開始できます。
- オーダ数量
-
品目をオーダするときの単位
- 購買価格単位
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品目の購買価格が示される品目単位。この単位は、品目の棚卸単位と異なることがあります。
- 購買元取引先
-
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
デフォルト
購買オーダの生成時に、次の検索ロジックが購買元取引先の取得に使用されます。
- [品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションの[購買元取引先]フィールドから取得
-
[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの次の条件を満たす[購買元取引先]から取得
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで[固定]に設定されている
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで[品目]にリンクされている
-
[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの次の条件を満たす[購買元取引先]から取得
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの[優先]フィールドが[優先]に設定されている
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで[品目]にリンクされている
-
[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの次の条件を満たす[購買元取引先]から取得
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで[固定]に設定されている
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで[品目グループ]にリンクされている
-
[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの次の条件を満たす[購買元取引先]から取得
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの[優先]フィールドが[優先]に設定されている
- [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションで[品目グループ]にリンクされている
注:購買オーダが企業計画によって生成される場合、ステップ 1 がスキップされます。この場合、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションの[購買元取引先]フィールドは使用されません。
- 出荷元取引先
-
オーダ商品を組織に出荷する取引先。通常、これは発注先の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の入庫先となるデフォルト倉庫、商品を検査するかどうか、運送業者および関連の購買元取引先が含まれます。
- 発効日
-
そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。
- 有効期限
-
レコードが有効である最終日。失効時間を指定しない場合、有効性は有効期限の最後、つまり 24:00 に終了します。
- 購買価格
-
品目に対して支払う価格で、購買通貨で示されます。
注:品目資材内容のある品目では、この価格は品目の合計資材基準価格を含むことがあります。
- 購買通貨
-
品目を購買するときの通貨
- 資材価格
-
品目の通貨で表した、品目の合計資材基準価格
合計資材基準価格は、次のステップで取得されます。
- 品目資材内容は現在の日付で 品目資材内容 (tcmpr0120m000) セッションから取得されます。
- 販売価格は、資材ごとに資材 (tcmpr0110m000) セッションから取得されます。
- 内容数量と単位、数量係数、請求可能数量係数、および資材別基準価格を使用して、資材価格が計算されます。
- 資材価格が品目の通貨に変換され、加算されて合計資材基準価格が得られます。
注:- このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000)] セッションの[資材価格設定]チェックボックスがオンで、かつ[資材価格パラメータ (tcmpr0100m000)] セッションの[調達の資材価格設定]チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
- このフィールドは、[購買]、[製造]、または[製品]品目に適用されます。
- このフィールドは、情報フィールドとしてのみ使用されます。
- 取引先オーダ 値引
-
取引先の購買オーダに適用するデフォルトオーダ値引率
- 合計値引率
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その品目に適用されているすべての値引の合計。割合で表示されます。
- 正味価格
-
品目の正味価格
正味価格は次のように計算されます。
価格 - 値引率合計 (値引金額に変換した値)
- 標準原価
-
品目の標準原価
- 価格発生元
-
価格の発生元
指定可能な値
- 品目購買データ
- 品目販売データ
- 品目サービスデータ
- 発注先価格帳
- デフォルト価格帳
- 価格構造
- 適用なし
- 外部
- 消費
- 一般価格リスト
- マニュアル
- プロジェクト原価対象
- 契約
- バリアント
- 優先順位
-
発注先について特定の評価を追加できるようにするオプション。優先順位が定義された場合、品目/発注先の組合せは優先順位の降順にソートされます。
指定可能な値
1 (= 最高優先順位) から 999 (= 最低優先順位) までの値を選択できます。
- 最小オーダ数量
-
最小オーダ数量を棚卸単位で表した値
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 計算済リードタイム (日数)
-
日数で表された、購買品目のおよそのリードタイム。計算済リードタイムは、まだ厳密な計算を必要としない段階で予測需要の計画入庫日を算定する場合にのみ使用されます。
計算済リードタイムは、[品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションの次のフィールドにリンクされている利用性タイプおよびカレンダーテンプレートに基づいています。
- [供給時間]
- [内部処理時間]
- [安全時間]
- [輸送時間(日数)]
- 優先
-
このフィールドでは、取引先が品目について優先であるのか、それとも固定であるのかを指定します。
注:オーダ生成時、最初に固定購買元取引先が検索されます。その後、現在のセッションの[優先順位]フィールドに定義されている購買元取引先の優先順位に従って、優先購買元取引先が検索されます。現在のフィールドの設定が[固定]で、計画納期の時点で固定購買元取引先が有効でない場合、または必要な需要を納入できない場合、計画品目について定義された戦略に従い、計画製造オーダまたは計画物流オーダによって需要を満たすことが試みられます。現在のフィールドの設定が[優先]で、計画納期の時点でどの購買元取引先も有効ではない場合、または必要な需要を納入できない場合、購買元取引先が空の計画購買オーダが生成されます。
指定可能な値
- 固定
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この品目については 1 つの購買元取引先のみ固定できます。
- 優先
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この品目については 1 つまたは複数の購買元取引先を優先できます。
- ソーシング率
-
オーダが発注先の間でどのように分配されるかを計算するために使用する割合