単位 (tcmcs0101m000)
セッションの目的: 会社の単位をメンテナンスします。共通情報 モジュールの [MCS パラメータ (tcmcs0100s000)] セッションを実行する前に、単位を定義します。
このセッションをズームして開始した場合は、レコードの検索と選択しかできません。
- 単位
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単位のコード
- ISO コード
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単位に対するISO コード
LN ではこのフィールドは使用しません。他のシステムとの統合の場合、これを使用してシステム間で単位コードをマッピングできます。
このフィールドへの値の入力は必須ではありません。
- 物理量
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単位の物理量タイプ
品目の数で表現される数量については、[個数]を選択します。
- 丸め係数
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入力後に計算される金額または数量が LN で丸められる方法。数量および金額は、丸め係数の倍数に最も近くなるように丸められます。たとえば、丸め係数が 0.030000 の場合、数量 2,11 は 2,10 (= 70 × 0.030000) に丸められます。数量 2,12 は 2,13 (= 71 × 0.030000) に丸められます。
通貨の丸め係数と単位の丸め係数との違いは次のとおりです。
- 単位の丸め係数は、LN にデータを入力するとただちに適用されます。通貨の丸め係数は、LN に入力した金額には適用されず、その金額に対する適切な計算の実行結果に適用されます。
- 場合によって、単位の丸め係数を変更できますが、通貨の丸め係数は変更できません。
単位が使用中のときには、オリジナルの丸め係数ですでに丸められている数量について新しい丸め係数が影響を及ぼさない場合に限り、単位の既存の丸め係数を変更することができます。たとえば、オリジナルの丸め係数が 3.000000 である場合、この丸め係数が適用された数量はすべて 3 の倍数に丸められています。これにより、数量は 0、3、9、15、120 などの数値になっています。この場合、たとえば 2.000000 のような新しい丸め係数は許可されません。これは、LN でたとえばすでに 9 に丸められた数値が、新しい丸め係数では 10 に丸められるためです。
注:- デフォルトの丸め係数は 1.000000 です。
- シリアル番号付品目に適用される単位の丸め係数は常に 1.0 にする必要があります。丸め係数が 1.0 以外の値の場合、[品目 (tcibd0501m000)] 詳細セッションまたは[品目デフォルト (tcibd0102m000)] 詳細セッションの[シリアル番号]チェックボックスはオンにできません。
- [フォーマットコード別のデフォルトフォーマット (ttaad1508m000)] セッションで指定されている表示フォーマットよりも小数部の桁数が多い丸め係数は適用されません。つまり、[フォーマットコード別のデフォルトフォーマット (ttaad1508m000)] セッションで小数部 2 桁 (4.72、3.00 など) で各数量を表示するように定義した場合、0.000010 のような丸め係数は無効です。
- UCC コード
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会社の単位に関する計測単位の統一分類基準 (UCC) コード
注:例: ロシア国内の会社は、単位コードではなくロシアの計測単位の統一分類基準コード (UCC) に基づく UCC コードで、単位をレポートする必要があります。