品目別関係会社間取引原価 (tcitr4100m000)
セッションの目的: 品目の関係会社間取引原価を表示します。
品目の原価計算ソースが [関係会社間転送] または [関係会社間購買] の場合、品目の標準原価は関係会社間取引価格に基づきます。
関係会社間取引価格は、振替元企業単位および振替先企業単位に適用される関係会社間取引シナリオについて指定された価格発生元に基づきます。
振替元企業単位は販売企業単位で、振替先企業単位は購買企業単位です。
- 原価計算コード
-
標準原価、評価額、または販売価格の計算方法の指定。このコードには、特定の原価計算データが保存されます。
標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションで定義される価格計算コードは、標準原価を決定します。他の原価計算コードはシミュレーションに使用されます。カスタマイズ品目の価格計算コードは、プロジェクト別に保存されます。
例
- 特定の作業費レート
- 外注費レート
- シミュレート購買価格
- 付加費用
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 価格帳サイト
-
関係会社間取引価格を決定するときに使用されるサイト。
このデータは発生元オーダに由来し、該当する価格帳を決定するために使用されます。
- 振替先企業単位
-
振替先エンティティの企業単位
- 価格発生元
-
関係会社間取引オーダに紐づく関係会社間取引シナリオの価格発生元
- 値上率
-
内部請求に対して値上げする割合
次の場合にのみ使用できます。
- [原価加算]
- [購買オーダ価格 (総額)]
- [購買オーダ価格 (正味額)]
- 商業価格
-
品目の価格帳から取得された商業価格
- 商業価格
-
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)
次のような通貨タイプが使用できます。
- 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
- 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
- 振替元エンティティ
-
振替元エンティティのタイプ。振替元エンティティは、振替先エンティティに商品またはサービスを内部販売するエンティティです。
- 供給元運営会社
-
振替元エンティティの会社
- 振替元エンティティコード
-
振替先エンティティに商品またはサービスを内部販売するエンティティ。
関係会社間取引シナリオがLaborまたはExpensesの場合、振替元エンティティは時間や経費が記帳される従業員の部署です。
- 振替元企業単位
-
振替元エンティティの企業単位
- 振替元財務会社
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[振替元エンティティ] の財務会社
- 振替元関係会社間取引分類
-
エンティティまたは企業単位のグループを作成するために使用する、コードと記述で構成される属性。グループを作成するには、関係会社間取引分類に複数のエンティティや企業単位をリンクします。これらグループは、関係会社間取引関係を定義するために使用できます。
例
大規模国際組織には以下の企業単位が含まれます。
ヨーロッパ
- 英国 (UK)
- フランス
- ベルギー
アジア
- インド
- 中国
- 日本
取引分類ヨーロッパはヨーロッパ企業単位にリンクされ、取引分類アジアはアジア企業単位にリンクされています。たとえば、ヨーロッパとアジアとで以下の異なる取引合意を定義するため、取引合意を設定できます。
- アジアからヨーロッパ
- ヨーロッパからアジア
- アジアからアジア
- ヨーロッパからヨーロッパ
- 振替元登録コード/振替先登録コード
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 関係会社間取引の税金登録番号
注:- このフィールドは、[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションの [拡張登録管理] フィールドが [有効] に設定されている場合にのみ適用されます。
- これは表示フィールドです。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 振替元課税国/振替先課税国
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 関係会社間取引の課税国
注:- このフィールドは、[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションの [課税国別登録] フィールドが [有効] に設定されている場合にのみ適用されます。
- これは表示フィールドです。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 振替先エンティティ
-
振替先エンティティのタイプ。振替先エンティティは、振替元エンティティから商品またはサービスを内部購買するエンティティです。
- 供給先運営会社
-
振替先エンティティの会社
- 振替先エンティティコード
-
振替元エンティティから商品またはサービスを内部購買するエンティティ。
関係会社間取引シナリオがLaborまたはExpensesの場合、振替先エンティティは時間や経費の記帳対象となるオーダやプロジェクトの所有部署です。
- 振替先財務会社
-
[振替先エンティティ] の財務会社
- 振替先関係会社間取引分類
-
エンティティまたは企業単位のグループを作成するために使用する、コードと記述で構成される属性。グループを作成するには、関係会社間取引分類に複数のエンティティや企業単位をリンクします。これらグループは、関係会社間取引関係を定義するために使用できます。
例
大規模国際組織には以下の企業単位が含まれます。
ヨーロッパ
- 英国 (UK)
- フランス
- ベルギー
アジア
- インド
- 中国
- 日本
取引分類ヨーロッパはヨーロッパ企業単位にリンクされ、取引分類アジアはアジア企業単位にリンクされています。たとえば、ヨーロッパとアジアとで以下の異なる取引合意を定義するため、取引合意を設定できます。
- アジアからヨーロッパ
- ヨーロッパからアジア
- アジアからアジア
- ヨーロッパからヨーロッパ
- 記述
-
コードの記述または名称
- 記述
-
コードの記述または名称
- 計算日
-
品目の関係会社間取引価格計算の対象となる日付
この日に有効な情報を使用して、関係会社間価格が計算されます。この日付は過去の日付にすることができ、デフォルトで標準原価計算モジュールから取得されます。
- 計算ログ日付
-
品目の関係会社間取引価格が計算される日付
この日付は、[計算日]と異なる日付にできます。たとえば、1 月 5 日の有効なデータに基づいて、1 月 10 日に関係会社間価格を計算します。
- ユーザ
-
品目の関係会社間取引価格の計算を実行したユーザ
- 販売先取引先
-
振替先エンティティにリンクされている内部販売先取引先
- 請求先取引先
-
振替先エンティティにリンクされている内部請求先取引先。
関係会社間取引オーダに紐づく関係会社間取引合意に内部請求が適用されない場合、このフィールドは空白です。
- 購買元取引先
-
内部購買元取引先
- 請求元取引先
-
内部請求元取引先
- 関係会社間取引合意
-
品目原価の基準となる関係会社間取引合意
- シナリオ
-
品目原価の基準となる関係会社間取引シナリオ
- 内部請求
-
このチェックボックスがオンの場合、振替元エンティティと振替先エンティティの請求元取引先、請求先取引先、購買元取引先、および販売先取引先情報を使用して、関係会社間価格の基準となる価格帳を決定できます。これは、[関係会社間取引価格発生元]が[商業価格]の場合に適用されます。
このチェックボックスの設定は、振替元エンティティと振替先エンティティの間の関係会社間取引合意から取得されます。
このチェックボックスがオフの場合、 購買元取引先および販売先取引先の情報のみが使用されます。
- 販売原価構造の適用
-
このチェックボックスがオンの場合、販売エンティティの品目またはプロジェクトの原価構造が購買エンティティによって適用されます。
これは、さまざまなタイプの原価および利益率分析に使用されます。
この設定はデフォルトで[関係会社間取引合意 (tcitr1100m000)] セッションの販売原価構造の適用チェックボックスの値に設定されます。
- 売上原価の原価構成要素
-
関係会社間取引 COGS (売上原価) が課される原価構成要素。ただし、この値を修正することはできません。
注:- このフィールドのデフォルト値は、[関係会社間取引合意 (tcitr1600m000)] セッションから取得されます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- マージン原価構成要素
-
販売エンティティの関係会社間取引マージンを記帳する原価構成要素
注:- このフィールドのデフォルト値は、[関係会社間取引合意 (tcitr1600m000)] セッションから取得されます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 通貨発生元
-
内部請求または関係会社間精算取引の通貨の発生元
指定可能な値
- 会社 (販売)
-
関係会社間取引関係の開始側である会社の自国通貨が内部請求に使用されます。
- 会社 (購買)
-
関係会社間取引関係の終了側である会社の自国通貨が内部請求に使用されます。
- 内部取引先 (販売)
-
関係会社間取引関係の開始側に属する、エンティティの内部取引先の通貨が内部請求に使用されます。
- 内部取引先 (購買)
-
関係会社間取引関係の終了側に属する、エンティティの内部取引先の通貨が内部請求に使用されます。
- オーダ (販売)
-
発注先の購買オーダの通貨が内部請求に使用されます。これは、取引シナリオが[外部資材直送]の場合に適用されます。
- オーダ (購買)
-
販売オーダまたは購買オーダの通貨が内部請求に使用されます。これは、取引シナリオが[外部資材納入販売]または[外部資材直送]の場合に適用されます。
- 特定
-
ユーザが指定した通貨。
注:[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオフの場合、このフィールドは [適用なし] に設定されます。
- 通貨
-
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)
次のような通貨タイプが使用できます。
- 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
- 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
- 価格帳品目グループ
-
関係会社間取引価格を決定するときに使用される品目グループ。
このデータは発生元オーダの品目に由来し、該当する価格帳を決定するために使用されます。
- 価格帳製品タイプ
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関係会社間取引価格を決定するときに使用される製品タイプ。
- 価格帳製品クラス
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関係会社間取引価格を決定するときに使用される製品クラス。
- 価格帳製品ライン
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関係会社間取引価格を決定するときに使用される製品ライン。
- 価格帳製造元
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関係会社間取引価格を決定するときに使用される製造元。
- 価格帳価格グループ
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関係会社間取引価格を決定するときに使用される価格グループ。
- 価格帳為替レートタイプ
-
関係会社間取引価格を決定するときに使用される為替レートタイプ
- オーダ数量
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品目の数量。
関係会社間取引シナリオがLaborまたはExpensesの場合、記帳される時間または時間を示すその他の単位の数です。
- オーダ数量単位
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品目の数量を表す単位
- マトリックス定義
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品目の商業価格を決定する価格帳を取得するときに使用されるマトリックス定義。関係会社間取引価格は商業価格に等しくなります。
- マトリックス順序
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価格設定モジュールで価格帳を取得するときに使用されるマトリックス優先順位
- 価格帳
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品目の商業価格を決定する価格帳。関係会社間取引価格は商業価格に等しくなります。
- 取得価格単位
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価格帳で品目の数量を表すときに使用される数量単位
- 取得価格単位変換係数
-
関係会社間取引オーダの数量単位を価格帳の数量単位に変換するときに価格帳で使用される変換係数
- 購買価格
-
品目の関係会社間購買価格
この価格のデフォルト値は、品目 - 購買 (tdipu0601m000) セッションから取得されます。
- 外部購買通貨
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一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)
次のような通貨タイプが使用できます。
- 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
- 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。