関係会社間取引合意 (tcitr1100m000)
セッションの目的: 関係会社間取引合意を表示およびメンテナンスします。
- 取引合意についてのテキストを追加するには、その取引合意を選択して、ツールバーの [テキスト] をクリックします。これにより、合意テキストまたは取引オーダテキストの追加を求められます。合意テキストは、取引合意に関する一般テキストです。ツールバーのテキストをクリックすると表示できます。また、取引オーダテキストは、選択した関係会社間取引合意に関連する関係会社間取引オーダに表示されます。
関係会社間取引シナリオが [外注デポ修理] の場合、価格発生元の他に、次の時間と材料サブシナリオを 1 つまたは複数定義する必要があります。
- [内部資材納入]
- [労務]/ [経費]
- [その他]
- 関係会社間取引合意
-
関係会社間取引シナリオの、関係会社間取引の詳細を含む属性。関係会社間取引合意は、関係会社間取引シナリオとともに、関係会社間取引関係にリンクされます。
該当する関係会社間取引シナリオと取引関係について、関係会社間取引合意は以下の役割を果たします。
- 内部請求を使用するか決定する
- 関係会社間取引オーダが、処理の前に承認を必要とするかどうかを決定する
- 関係会社間取引の金額を決定する振替価格ルールを含む
- 内部請求が指定されている場合、内部請求の金額を決定する
例
販売オフィス S1 と倉庫 W1 は組織 A の一部ですが、所在地の国が異なります。外部顧客への販売オーダを処理するため、S1 は W1 に対し、商品を顧客に出荷するよう指示します。W1 は商品と出荷の費用を賄うため、S1 に内部請求を送ります。内部請求の金額は、販売オーダ価格に基づきます。
- シナリオ
-
エンティティとして定義されている組織の二者を含む、[外部資材納入販売] などの業務プロセス。関係会社間取引シナリオは、関係会社間取引合意にリンクされます。関係会社間取引シナリオおよび関係会社間取引合意は、関係会社間取引関係にリンクされます。
例
販売オフィス S1 と倉庫 W1 は組織 A の一部ですが、所在地の国が異なります。外部顧客への販売オーダを処理するため、S1 は W1 に対し、商品を顧客に出荷するよう指示します。W1 は商品と出荷の費用を賄うため、S1 に内部請求を送ります。内部請求の金額は、販売オーダ価格に基づきます。
指定可能な値
- 外部資材納入販売
-
外部顧客に請求を行う別の内部財務エンティティのオーダに基づく、内部財務エンティティから外部取引先 (または系列会社) への商品の所有権変更です。
例
販売オフィス S1 と倉庫 W1 は組織 A の一部ですが、所在地の国が異なります。外部顧客への販売オーダを処理するため、S1 は W1 に対し、商品を顧客に出荷するよう指示します。倉庫 W1 は商品および納入に要した費用の支払を受けるため、内部請求を販売オフィス S1 に送付します。。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [販売オーダ価格 (総額)]
- [販売オーダ価格 (正味額)]
- [販売オーダ関税値]
- [利益分割 (総額)]
- [利益分割 (正味)]
- 外部資材納入購買
-
外部発注先が請求を行う別の内部財務エンティティのオーダに基づく、外部発注先 (系列会社など) から内部財務エンティティへの商品の所有権変更です。
例
多国籍組織に中央購買オフィスがあり、そこではさまざまな国に置かれた生産工場向けに資材を購入します。その購買オフィスは外部発注先から資材を購入します。生産工場は別々の財務エンティティとしてモデル化されます。購買オフィスは、かかった費用について内部で生産工場を変更します。
生産工場に請求するために、中央購買オフィスは関係会社間取引オーダを生産工場に送ります。変更は、外部発注先に支払われる購買価格などのさまざまな価格設定ルールに基づきます。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [購買オーダ価格 (総額)]
- [購買オーダ価格 (正味額)]
このシナリオは、オーダ管理とサービスが導入済の場合に適用されます。
- プロジェクト (PCS) 納入
-
プロジェクト計算オフィスと倉庫またはその他部署との間の請求です。
サポートする価格発生元は、[原価加算]です。
- 仕掛品振替
-
仕掛品振替の場合、仕掛品はあるワークセンタから別のワークセンタに振り替えられます。それぞれのワークセンタはエンティティとして定義されています。それぞれのエンティティは、異なる内部財務エンティティに属しています。出荷ワークセンタは入庫ワークセンタに請求書を送付します。なぜなら、所有権がある内部法人から別の内部法人に直接変更するからです。サポートする価格発生元は、[原価加算]です (値上なし)。
- 外部資材直送
-
異なる内部法人からの 2 つのオーダ (たとえば販売オーダと購買オーダ) に基づく、1 つの外部法人から外部取引先への商品の所有権変更です。
例
外部顧客への販売オーダを処理するため、販売オフィス A は購買オフィス A1 に外部発注先から商品を購入するよう指示します。発注先は商品を外部顧客に商品を直接納入します。販売オフィス A は、外部顧客に請求を行います。外部発注先は、購買オフィス A1 に請求を行います。商品と出荷の費用を賄うため、購買オフィス A1 は販売オフィス A に内部請求を行います。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [販売オーダ価格 (総額)]
- [販売オーダ価格 (正味額)]
- [販売オーダ関税値]
- [購買オーダ価格 (総額)]
- [購買オーダ価格 (正味額)]
- [利益分割 (総額)]
- [利益分割 (正味)]
- 内部資材納入
-
商品および関連する所有権は、ある内部法人から別の内部法人に移動します。たとえば、倉庫移動で、商品がある倉庫から別の倉庫へ移動します。両方の倉庫が、エンティティとして定義されています。このシナリオでは、出荷エンティティが入庫エンティティの代わりに費用を負担するか、入庫エンティティに費用を請求します。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
注:[外注デポ修理]シナリオの[時間と資材]サブシナリオでも使用されます。その場合、サポートする価格発生元は以下の通りです。
- [原価加算]
- [商業価格]
- [ゼロ価格]
- 輸送
-
輸送費は出荷オフィスから倉庫、販売オフィス、その他部署に請求されます。
輸送オーダが販売オーダ、転送オーダ、または購買オーダのために作成された場合、出荷オフィスが輸送費を支払います。指定されている場合は、輸送費を賄うため、出荷オフィスは輸送費を代わりに負担した販売オフィス、倉庫、または購買オフィスに内部請求を行います。出荷オフィスおよびその他部署はエンティティとして定義されています。
このシナリオでは、出荷オフィスが販売エンティティおよび倉庫であり、販売オフィスまたはその他部署が関係会社間取引オーダの購買エンティティです。
次の項目を参照してください。 関係会社間取引シナリオ 「輸送」 - 処理および設定および内部および外部輸送請求
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- 外注デポ修理
-
1 つの財務エンティティが別の財務エンティティに代わって作業または活動を実施し、それらの作業または活動に関連する資材や労務などの原価を負担します。
例
別の財務エンティティのメンテナンス販売オーダにリンクされた、品目を修理するオーダです。
サポートする価格発生元は、以下の通りです。
- [時間と資材]
- [商業価格]
- 経費
-
関係会社間取引シナリオ [経費]は、経費を支出した従業員が属する部署がその従業員の代わりに部署に内部請求する関係会社間取引の金額を決定するために使用します。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [ゼロ価格]
- 労務
-
関係会社間取引シナリオ [労務]は、時間を記帳した従業員が属する部署がその従業員の代わりに部署に内部請求する関係会社間取引の金額を決定するために使用します。
このシナリオは、[外注デポ修理]シナリオの[時間と資材]サブシナリオとしても使用されます。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- その他
-
[外注デポ修理]シナリオの[時間と資材]サブシナリオ
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [ゼロ価格]
注:次の場合、[労務]シナリオと[経費]シナリオは使用できません。
- [振替元エンティティ]が[倉庫]または[プロジェクト]
- [振替先エンティティ]が[倉庫]、[出荷オフィス]、または[プロジェクト]
次の場合、[外部資材納入購買] シナリオは使用できません。
-
[振替元エンティティ] が次のいずれかである
- [倉庫]
- [プロジェクト]
- [出荷オフィス]
- [プロジェクト管理オフィス]
- [振替先エンティティ]が[出荷オフィス]または[プロジェクト]
- 関係会社間取引の取引処理
-
このチェックボックスがオンの場合、関係会社間取引の取引処理は、関係会社間取引オーダによって生成されます。
注:デフォルトでは、このチェックボックスはオンです。ただし、この値は修正できます。
- 内部請求
-
このチェックボックスがオンの場合、内部請求を関係会社間取引処理で使用できます。
注:このチェックボックスは、[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオンの場合にのみ有効になります。
- 販売原価構造の適用
-
このチェックボックスがオンの場合、販売エンティティの原価構造が購買エンティティによって適用されます。
これは、さまざまなタイプの原価および利益率分析に使用されます。
注:-
このチェックボックスは、以下のようになります。
- [仕掛品振替]のシナリオではオンに設定され、使用できません。
- [輸送]および[外注デポ修理]のシナリオではオフに設定され、使用できません。
- それ以外のシナリオでは、このチェックボックスのデフォルト設定は、[関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000)] セッションの[販売原価構造の適用]から取得されます。
- このチェックボックスの設定は、デフォルトで関係会社間取引オーダセッションの販売原価構造の適用チェックボックスの値に設定されます。
- このチェックボックスは、[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオンの場合にのみ有効になります。
-
- 売上原価の原価構成要素
-
関係会社間取引 COGS (売上原価) が課される原価構成要素
注:- このフィールドは、[販売原価構造の適用]チェックボックスがオフの場合に限り有効になります。
- 原価タイプが材料の原価構成要素のみを指定できます。
- [シナリオ]フィールドが[輸送]、[外注デポ修理]、[労務]、[経費]または[仕掛品振替]に設定されている場合、このフィールドは無効になります。
- このフィールドは、[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオンの場合にのみ有効になります。
- 記述
-
コードの記述または名称
- マージン原価構成要素
-
販売エンティティの関係会社間取引マージンを記帳する原価構成要素
注:-
このフィールドは、次の場合に無効になります。
- [販売原価構造の適用]チェックボックスがオフである
- [販売原価構造の適用]チェックボックスがオンで、[シナリオ]が[仕掛品振替]である
-
このフィールドは、次の場合に有効かつ必須となります。
- [販売原価構造の適用]チェックボックスがオンである、または、
- [売上原価の原価構成要素]フィールドが指定されている
-
[販売原価構造の適用]チェックボックスがオンの場合、関係会社間取引シナリオについてこのフィールドは必須です。
- [外部資材納入販売]
- [外部資材納入購買]
- [外部資材直送]
- [内部資材納入]
- [プロジェクト (PCS) 納入]
- このフィールドのデフォルト値は、関係会社間取引オーダセッションのマージン原価構成要素フィールドの値に設定されます。
- このフィールドは、[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオンの場合にのみ有効になります。
-
- 記述
-
コードの記述または名称
- 通貨発生元
-
内部請求または関係会社間精算取引の通貨の発生元
指定可能な値
- 会社 (販売)
-
関係会社間取引関係の開始側である会社の自国通貨が内部請求に使用されます。
- 会社 (購買)
-
関係会社間取引関係の終了側である会社の自国通貨が内部請求に使用されます。
- 内部取引先 (販売)
-
関係会社間取引関係の開始側に属する、エンティティの内部取引先の通貨が内部請求に使用されます。
- 内部取引先 (購買)
-
関係会社間取引関係の終了側に属する、エンティティの内部取引先の通貨が内部請求に使用されます。
- オーダ (販売)
-
発注先の購買オーダの通貨が内部請求に使用されます。これは、取引シナリオが[外部資材直送]の場合に適用されます。
- オーダ (購買)
-
販売オーダまたは購買オーダの通貨が内部請求に使用されます。これは、取引シナリオが[外部資材納入販売]または[外部資材直送]の場合に適用されます。
- 特定
-
ユーザが指定した通貨。
注:[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオフの場合、このフィールドは [適用なし] に設定されます。
- 通貨
-
関係会社間取引処理の通貨。通貨発生元が[特定]の場合に通貨が表示されます。
- 価格発生元
-
内部請求または関係会社間精算取引に使用する価格設定
指定可能な値
- 原価加算
-
内部取引価格は実際原価に等しいですが、オプションで利益を加算できます。
輸送費は見積輸送費に基づきます。見積輸送費は、適用される請求方法によっては、運送業者請求書で更新できます。詳細は、次の情報を参照してください: 請求方法。
- 時間と資材
-
修理の内部価格は、使用資材、消費時間、実際雑費といった実際原価に依存します。
- 商業価格
-
内部取引価格と、非系列会社の取引先に請求される価格とは同一であり、該当する価格帳から取得できます。
修理に関して、固定内部価格が指定されます。この価格は修理のタイプおよび実際原価に依存しません。
[労務]および[経費]も参照してください。
- 販売オーダ価格 (総額)
-
内部取引価格は、外部取引先に請求する総販売価格から、[値下率]フィールドに指定されている割合を引いた金額になります。
- 販売オーダ価格 (正味額)
-
内部取引価格は、外部取引先に請求する正味販売価格から、[値下率]フィールドに指定されている割合を引いた金額になります。
- 購買オーダ価格 (総額)
-
内部取引価格は、総購買オーダ価格に、[値上率]フィールドに指定されている割合を足した金額になります。
- 購買オーダ価格 (正味額)
-
内部取引価格は、正味購買オーダ価格に、[値上率]フィールドに指定されている割合を足した金額になります。
- 販売オーダ関税値
-
関税額から、[値下率]フィールドに指定されている割合を引いた金額です。
- 利益分割 (総額)
-
外部販売取引の粗利益が、利益分割率フィールドで関係会社間取引オーダに指定された割合に従って、取引に関係したエンティティ間で分割されます。次の項目を参照してください。 利益分割
- 利益分割 (正味)
-
外部販売取引の純利益が、利益分割率フィールドで関係会社間取引オーダに指定された割合に従って、取引に関係したエンティティ間で分割されます。次の項目を参照してください。 利益分割
- ゼロ価格
-
労務または資材の付加費用など、原価は別の請求書ラインの一部であると見なされるため、値 0 (ゼロ) は内部請求で使用されます。
この価格設定オプションは、関係会社間取引シナリオが[外注デポ修理]または[経費]の場合のみ使用できます。
- 値下率
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内部請求に対して値引する割合。たとえば、顧客の販売価格が EUR 100 で、値下率が 5% の場合、内部請求額は EUR 95 です。
次の場合にのみ使用できます。
- [販売オーダ価格 (総額)]
- [販売オーダ価格 (正味額)]
- [販売オーダ関税値]
- 値上率
-
内部請求に対して値上げする割合
次の場合にのみ使用できます。
- [原価加算]
- [購買オーダ価格 (総額)]
- [購買オーダ価格 (正味額)]
- 値上額
-
内部請求に対して値上げする金額
これは、[輸送]シナリオと[原価加算]価格発生元にのみ適用可能です。
- 通貨
-
値上額の通貨
- 生成時の取引オーダの販売担当承認
-
このチェックボックスがオンの場合、現在の関係会社間取引合意に基づく関係会社間取引オーダの販売側は、関係会社間取引オーダの作成時に自動的に承認されます。この値はデフォルトで [関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000)] セッションの [承認 (販売)] チェックボックスの値に設定されます。
このチェックボックスがオフの場合、関係会社間取引オーダの販売側は、[関係会社間取引オーダの販売担当承認 (tcitr3200m000)] セッションを使用して承認されます。
- 生成時の取引オーダの購買担当承認
-
このチェックボックスがオンの場合、現在の関係会社間取引合意に基づく関係会社間取引オーダの購買側は、関係会社間取引オーダの作成時に自動的に承認されます。この値はデフォルトで [関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000)] セッションの [承認 (購買)] チェックボックスの値に設定されます。
このチェックボックスがオフの場合、関係会社間取引オーダの購買側は、[関係会社間取引オーダの購買担当承認 (tcitr3200m100)] セッションを使用して承認されます。
- 生成時に取引ラインを請求に発行
-
このチェックボックスがオンの場合、および内部請求書が必要である場合、取引ラインの作成時に、関係会社間取引合意に基づく取引ラインが自動的に請求に発行されます。この値はデフォルトで[関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000)] セッションの[請求への発行]チェックボックスから取得されます。
このチェックボックスがオフの場合、取引ラインは[請求への発行 (tcitr3210m000)] セッションを使用して発行されます。
注:このチェックボックスは、[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオンの場合にのみ有効になります。
- 生成時に取引ラインを転記 (請求なし)
-
このチェックボックスがオンの場合、および内部請求書が必要でない場合、取引ラインの作成後に、現在の関係会社間取引合意に基づく取引ラインが財務会計に自動的に転記されます。この値はデフォルトで[関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000)] セッションの[取引の転記 (請求書なし)] チェックボックスから取得されます。
内部請求チェックボックスがオフに設定されている場合、関係会社間取引合意に内部請求書は必要ありません。
このチェックボックスがオフの場合、請求のない取引ラインは[取引の転記 (tcitr3210m100)] セッションを使用して財務会計に転記されます。
注:このチェックボックスは、[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオンの場合にのみ有効になります。
- 生成時に承認用に取引オーダを提出
-
このチェックボックスがオンの場合、現在の関係会社間取引合意に基づく関係会社間取引オーダが承認を受けるためにワークフローに提出されます。
このチェックボックスがオフの場合、 関係会社間取引オーダをマニュアルで提出する必要があります。
この設定はデフォルトで関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000) セッションの[承認用に提出]チェックボックスの値に設定されます。
このチェックボックスは、現在の関係会社間取引合意に承認が適用されており、関係会社間取引オーダ用にワークフローが導入されている場合に利用できます。詳細は、次の情報を参照してください: Workflow Management System
- 関係会社間マージン請求可能 (プロジェクト)
-
このチェックボックスがオンの場合、関係会社間マージンが、現在の関係会社間取引合意が適用されるプロジェクトのプロジェクト原価に加算されます。
関係会社間マージンとは、関係会社間振替価格と実際原価 (出庫倉庫の評価額など) との差額です。つまり、原価加算契約の場合、このマージンは顧客に請求可能です。
このパラメータは、プロジェクト原価ペグを使用するプロジェクト内の関係会社間取引で使用されます。たとえば、内部請求書を使用するロジスティック会社内でプロジェクトにペギングされた倉庫移動の場合です。
この値はデフォルトで[関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000)] セッションの[関係会社間マージン請求可能 (プロジェクト)] チェックボックスから取得されます。
注:このチェックボックスは、[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオンの場合にのみ有効になります。
- 関係会社間労務単価の検索パス
-
検索パスフィールドを使用して、関係会社間取引シナリオ [労務]で[商業価格]を決定するために使用される労務単価の取得について、優先順位を設定します。
労務単価は、従業員、従業員の部署、または従業員の職種グループから取得できます。アプリケーションが労務単価を取得するとき、まず、レベル 1 に指定された場所を検索します。見つからない場合、アプリケーションはレベル 2 を検索し、それでも見つからない場合はレベル 3 を検索します。[適用なし]は、そのレベルが検索されないことを示します。
これらのフィールドで指定される優先順位は、デフォルトで、関係会社間取引パラメータ (tcitr0100m000) セッションの[1]、[2]、および[3] フィールドの値に設定されます。
注:[関係会社間取引の取引処理] チェックボックスがオフの場合、フィールドは [適用なし] に設定されます。
- 利益分割率
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関係会社間取引関係の販売エンティティが受け取る外部販売オーダ、契約成果物、またはサービスオーダの割合。残りの部分は購買エンティティのものとなります。
- 返品オーダのオリジナルオーダ設定の取得
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このチェックボックスがオンの場合、 返品オーダ用に作成される関係会社間取引オーダは、関係会社間取引合意ではなく、オリジナル ITR オーダに基づきます。
- バックオーダのオリジナルオーダ設定の取得
-
このチェックボックスがオンの場合、 バックオーダ用に作成される関係会社間取引オーダは、関係会社間取引合意ではなく、オリジナル ITR オーダに基づきます。