品目デフォルト (tcibd0502m000)
セッションの目的: 品目タイプと品目グループの組合せに対するデフォルトのグローバル品目データを指定およびメンテナンスします。このセッションは、マルチサイトを使用する場合にのみ使用可能になります。
デフォルトのグローバル品目データには、品目タイプと品目グループの次のデータが含まれています。
- 一般設定などの会社レベルで集中管理するデフォルト品目データ
- 品目販売デフォルトや品目製造デフォルトなど、さまざまなサブエンティティ固有のデフォルト品目データ
- 品目を保管、購入、製造、販売できるデフォルトのサイトとオフィス
このセッションは、[品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションでグローバル品目デフォルトを指定または修正したときに開始されます。
- 会社で使用されているすべてのグローバル品目デフォルトが、[品目デフォルト (tcibd0102m000)] 概要セッションに表示されます。
- 品目 (tcibd0501m100) セッションで、この品目タイプと品目グループを指定した場合、対応するフィールドにデフォルトデータが入力されます。必要に応じて、デフォルト値を使用したり、値を変更したりすることができます。
タブ
各タブ上のラインは次のセッションを参照します。
サイト別品目管理およびデフォルト
このタブでは、品目タイプと品目グループにリンクされたデフォルトのサイトを指定および参照できます。ラインの [ ] ボタンをクリックして、サイト別品目管理およびデフォルト (tcibd1552m000) セッションで、サイトに対して品目データの制御方法とデフォルト設定を指定します。企業単位
品目原価計算デフォルト (ticpr0108m000) セッションを参照します。このタブでは、[品目オーダ処理デフォルト (tcibd2101m000)] セッションの倉庫にリンクされている企業単位に基づいて生成された、デフォルトの原価計算データを参照できます。デフォルトの [標準原価構成要素体系]、[付加費用] チェックボックス、および [輸入仕入原価セット] は、マニュアルで指定する必要があります。このタブでは、新規のデフォルト原価計算データを指定することもできます。計画クラスタ
品目計画デフォルト (cprpd1110m000) セッションを参照します。このタブでは、[品目オーダ処理デフォルト (tcibd2101m000)] セッションの倉庫にリンクされている計画クラスタに基づいて生成された、デフォルトの計画データレコードを参照できます。デフォルトの [オーダ範囲] および [計画レベル] は、マニュアルで指定する必要があります。このタブでは、新規のデフォルト計画データを指定することもできます。購買オフィス
購買オフィス - 品目デフォルト (tcibd1165s000) セッションを参照します。このタブでは、品目タイプと品目グループにリンクされたデフォルトの購買オフィスを指定および参照できます。販売オフィス
販売オフィス - 品目デフォルト (tcibd1175s000) セッションを参照します。このタブでは、品目タイプと品目グループにリンクされたデフォルトの販売オフィスを指定および参照できます。サービスオフィス
サービス部署 - 品目デフォルト (tcibd1185s000) セッションを参照します。このタブでは、品目タイプと品目グループにリンクされたデフォルトのサービスオフィスを指定および参照できます。
- 品目タイプ
-
デフォルト値が適用される品目タイプ
指定可能な値
- 製品
- 購買
- 製造
- 一般
- 原価
- サービス
- 外注サービス
- リスト
- 工具
- 設備
- 設計モジュール
注:- 品目タイプの [製品] は、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[品目タイプ製品] フィールドが [有効] に設定されている場合のみ使用できます。
- 品目タイプの [購買] および [製造] は、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [品目タイプ製品] フィールドが [無効] に設定されている場合にのみ使用されます。
- 品目グループ
-
デフォルトを適用する品目グループ
- オーダシステム
-
品目のデフォルトのオーダシステム
注:[計画]オーダシステムは、デフォルト供給ソースが[繰返生産]の場合のみ適用されます。
- 部分組立品
-
このチェックボックスがオンの場合、品目は部分組立品です。
- デフォルト供給ソース
-
デフォルトで品目を供給するソース。購買オーダまたはスケジュール、製造オーダまたはスケジュール、組立オーダ、または倉庫オーダを使用して品目を供給できます。
デフォルト供給ソースにより、どのタイプのオーダを使用して品目を供給するかが決まりますが、一般的にはこのデフォルトに代えて、別のソースを指定できます。
指定可能な値
- ジョブショップ
-
部品表 (BOM) および工順を品目で利用できます。需要は製造オーダにより入力されます。
- 繰返生産
-
資材リストおよび作業セルを品目で利用できます。需要は製造スケジュールにより入力されます。
- 組立
-
組立部品表 (BOM) および組立ラインを品目で利用できます。需要は組立オーダにより入力されます。
- 購買
-
品目で利用できる製造データはありません。需要は購買オーダにより入力されます。
- 外注
-
品目は製造過程を外注することにより供給されます。この品目には部品表 (BOM) が指定されます。
注:この供給ソースを選択するには、資材フローで外注チェックボックスがオンに設定されている必要があります。
- 配分
-
品目は計画物流オーダにより供給されます。
- リストタイプ
-
タイプが[購買]、[製品]、または[リスト]の品目の詳細情報
品目タイプが[購買]または[製品]の場合は、品目を工具として指定できます。
品目タイプが[リスト]の場合は、品目を次のいずれかに指定することができます。
- キット
- オプション
- メニュー
- 構成可能
-
このチェックボックスがオンの場合、この品目は構成可能です。
注:- [デフォルト供給ソース]が[組立]に設定された[製造]または[製品]品目の場合と、[一般]品目の場合、このチェックボックスはデフォルトでオンに設定された状態で無効になります。
- [購買] 品目または [製品] 品目についてこのチェックボックスがオンの場合、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションの [購買スケジュールを使用] チェックボックスはデフォルトでオンに設定された状態で無効になります。
- カスタマイズ可能品目
-
品目がカスタマイズ品目であることを示します。
- PCS 使用
-
このチェックボックスがオンの場合、 主品目では、PCS プロジェクトを使用して品目構造が生成されます。
注:- このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションのプロジェクト管理 (PCS) チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
- 一般品目はプロジェクトの一部にできないため、一般品目のプロジェクト構造の生成後、プロジェクトを構成する新しい品目が作成されます。
- 単位セット
-
この品目タイプと品目グループの品目に対するデフォルトの単位セット
- 棚卸単位
-
この品目タイプと品目グループの品目に対するデフォルトの棚卸単位
- ロット管理
-
このチェックボックスがオンの場合、品目をロットに割り当てる必要があります。
- シリアル番号
-
このチェックボックスがオンの場合、品目のオカレンスはシリアル番号付品目です。シリアル番号は、マスクで生成されるか、マニュアルで指定できます。
注:- このチェックボックスをオンにできない場合は、シリアル番号付品目の棚卸単位の丸め係数が正しくない可能性があります。[単位 (tcmcs0101m000)] セッションで丸め係数を 1.0 に設定する必要があります。
- 設備原価対象のシリアル番号付データを追加できます。
- 品目の作成 - 販売
-
このチェックボックスがオンの場合、品目販売デフォルトに基づいて、[品目 - 販売 (tdisa0601m000)] セッションで新規品目の販売データが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、販売データは品目に対して作成されません。
- 販売データ
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目販売デフォルト (tdisa0102s000)] セッションにデフォルトの品目販売データが指定されています。
[品目販売デフォルト (tdisa0102s000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- プロジェクトデータの使用
-
このチェックボックスがオンの場合、品目プロジェクトデフォルトに基づいて、[品目 - プロジェクト (tppdm0105s000)] セッションで新規品目のプロジェクトデータが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、プロジェクトデータは品目に対して作成されません。
- プロジェクトデータ
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目プロジェクトデフォルト (tppdm0106s000)] セッションにデフォルトの品目プロジェクトデータが指定されています。
[品目プロジェクトデフォルト (tppdm0106s000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- 品目の作成 - オーダ処理
-
このチェックボックスがオンの場合、品目オーダデフォルトに基づいて、[品目 - オーダ処理 (tcibd2600m000)] セッションで新規品目のオーダデータが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、オーダデータは品目に対して作成されません。
- オーダデータ
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目オーダ処理デフォルト (tcibd2101m000)] セッションにデフォルトの品目オーダデータが指定されています。
[品目オーダ処理デフォルト (tcibd2101m000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- 品目の作成 - 製造
-
このチェックボックスがオンの場合、品目製造デフォルトに基づいて、[品目 - 製造 (tiipd0601m000)] セッションで新規品目の製造データが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、製造データは品目に対して作成されません。
- 製造データ
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目製造デフォルト (tiipd0102m000)] セッションにデフォルトの品目製造データが指定されています。
[品目製造デフォルト (tiipd0102m000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- 品目の作成 - 購買
-
このチェックボックスがオンの場合、品目購買デフォルトに基づいて、[品目 - 購買 (tdipu0601m000)] セッションで新規品目の購買データが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、購買データは品目に対して作成されません。
- 購買データ
-
チェックマークが表示されている場合、 [デフォルト購買品目 (tdipu0102m000)] セッションで品目の購買にデフォルトのデータが指定されています。
[デフォルト購買品目 (tdipu0102m000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- 品目の作成 - 倉庫管理
-
このチェックボックスがオンの場合、品目倉庫管理デフォルトに基づいて、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションで新規品目の購買データが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、倉庫管理データは品目に対して作成されません。
- 倉庫管理データ
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000)] セッションにデフォルトの品目倉庫管理データが指定されています。
[品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- 品目の作成 - 輸送
-
このチェックボックスがオンの場合、品目輸送デフォルトに基づいて、[品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションで新規品目の輸送データが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、輸送データは品目に対して作成されません。
- 輸送データ
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目輸送デフォルト (fmfmd1101m000)] セッションにデフォルトの品目輸送データが指定されています。
[品目輸送デフォルト (fmfmd1101m000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- 品目の作成 - サービス
-
このチェックボックスがオンの場合、品目サービスデフォルトに基づいて、[品目 - サービス (tsmdm2100m000)] セッションで新規品目のサービスデータが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、サービスデータは品目に対して作成されません。
- サービス
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目サービスデフォルト (tsmdm2105m000)] セッションにデフォルトの品目サービスデータが指定されています。
[品目サービスデフォルト (tsmdm2105m000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
注:このチェックボックスは、[管理機能] フィールドが [原価対象] に設定されるか、[設備 (tppdm0112s000)] セッションの [原価対象/管理コード] に設定されている場合にのみ、[品目タイプ] が [設備] に設定されたプロジェクト品目に対して、有効になります。
- 品目の作成 - 品質
-
このチェックボックスがオンの場合、品目品質デフォルトに基づいて、[品目 - 品質データ (qmptc0118m000)] セッションで新規品目の品質データが作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、品質データは品目に対して作成されません。
- 品質データ
-
チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 品質デフォルト (qmptc0117m000)] セッションにデフォルトの品目品質データが指定されています。
[品目 - 品質デフォルト (qmptc0117m000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- 工具の作成
-
このチェックボックスがオンの場合、工具デフォルトに基づいて、工具データが[工具 (titrp0101m000)] セッションの新規項目に対して作成されます。
このチェックボックスがオフの場合、工具データは品目に対して作成されません。
- 工具データ
-
チェックマークが表示されている場合、 [工具 - デフォルト (titrp0109m000)] セッションにデフォルトの品目工具データが指定されています。
[工具 - デフォルト (titrp0109m000)] セッションを開始するには、ボタンをクリックします。
- サイト
-
このチェックボックスがオンの場合、 [品目 (tcibd0501m100)] セッションで新規品目を指定したとき、リンクされているサイトに対して現地品目データが自動的に生成されます。
このチェックボックスがオフの場合、サイトの現地品目データをマニュアルで生成する必要があります。[品目 (tcibd0501m100)] セッションの[サイト]タブの適切なメニューメニューで、[サイト別品目の作成]コマンドを使用します。
- 購買オフィス
-
このチェックボックスがオンの場合、 [品目 (tcibd0501m100)] セッションで新規品目を指定したとき、リンクされている購買オフィスに対して現地品目データが自動的に生成されます。
このチェックボックスがオフの場合、購買オフィスの現地品目データをマニュアルで生成する必要があります。[品目 (tcibd0501m100)] セッションの[購買オフィス]タブの適切なメニューメニューで、[購買オフィス別品目の作成]コマンドを使用します。
- 販売オフィス
-
このチェックボックスがオンの場合、 [品目 (tcibd0501m100)] セッションで新規品目を指定したとき、リンクされている販売オフィスに対して現地品目データが自動的に生成されます。
このチェックボックスがオフの場合、販売オフィスの現地品目データをマニュアルで生成する必要があります。[品目 (tcibd0501m100)] セッションの[販売オフィス]タブの適切なメニューメニューで、[販売オフィス]コマンドを使用します。
- サービスオフィス
-
このチェックボックスがオンの場合、 [品目 (tcibd0501m100)] セッションで新規品目を指定したとき、リンクされているサービスオフィスに対して現地品目データが自動的に生成されます。
このチェックボックスがオフの場合、サービスオフィスの現地品目データをマニュアルで生成する必要があります。[品目 (tcibd0501m100)] セッションの[サービスオフィス]タブの適切なメニューメニューで、[サービスオフィス]コマンドを使用します。
- 品目シグナル
-
シグナルがリンクしている品目を入力または選択したときに表示される警告メッセージ。品目シグナルを使用して、品目の出庫または請求をブロックすることもできます。
取引先シグナル
シグナルにリンクしている取引先を選択したときに表示される警告メッセージ
- デフォルト品目テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
- 原価構成要素
-
原価を分類するためにユーザが定義するカテゴリ
原価構成要素には次の機能があります。
- 品目の標準原価、販売価格、または評価額を細分化する
- 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価との比較レポートを作成する
- 製造差異を計算する
- 原価計算モジュール内で、特定の原価の配分をさまざまな原価構成要素について表示する
原価構成要素は次のような原価タイプから成ります。
- [作業費]
- [材料費]
- [付加費用]
- [一般費用]
- [適用なし]
注:組立管理 (ASC) を使用する場合、[一般費用] タイプの原価構成要素は使用できません。
原価タイプはプロジェクトまたはサービスで使用されるため、原価構成要素は[適用なし]または[材料費]タイプでなければなりません。
注:リスト品目には、原価構成要素はありません。
- 標準原価のレベル
-
品目タイプおよび品目グループについて標準原価計算が実行されるレベル。
-
[会社]
標準原価計算はロジスティック会社別に実行されます。 -
[企業単位]
標準原価計算は企業単位別に実行されます。
-
- 変更管理可能
-
このチェックボックスがオンの場合、 変更管理 (CHM) の変更オーダを使用して、品目データ、および品目の部品表データや工順データの発効日を管理できます。
[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[オブジェクトデータ管理 (DM)] チェックボックスがオンの場合、このチェックボックスはデフォルトでオンになります。
- 変更オーダ別発効日
-
データ管理の変更オーダから品目の部品表および工順の発効日を管理する場合は、このチェックボックスをオンにします。
[変更管理可能] チェックボックスがオンの場合にこのチェックボックスをオフにすると、LN では、承認済の変更オーダに従って変更が適用されますが、発効日は記録されません。このため、発効日が重要ではない品目、部品表、工順に対する変更を追跡できます。
- 複数の変更オーダ使用可能
-
このチェックボックスをオンにした場合、一度に複数の変更オーダで単一の部品表ラインまたは工順作業を制御できます。最初に承認された変更オーダによって、部品表ラインまたは工順作業が有効になります。[変更オーダ別発効日]チェックボックスがオンの場合、このチェックボックスをオンまたはオフにできます。
- プロジェクトペグの継承
-
このチェックボックスがオンの場合、依存する構成品目に主品目のプロジェクトペグが継承されます。
注:このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションでプロジェクトペギングチェックボックスがオンに設定されている場合だけです。
- 必須プロジェクトペグ
-
このチェックボックスがオンの場合、品目を必ずプロジェクトにペギングする必要があります。
注:このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションでプロジェクトペギングチェックボックスがオンに設定されている場合だけです。
- 改訂管理
-
このチェックボックスがオンの場合、品目には改訂があります。
- 需要ペギング
-
このチェックボックスがオンの場合、その品目で需要ペギングが有効になります。その品目に関する販売オーダとサービスオーダに、ペギング供給を行うためのペグを設定できます。
注:- 品目タイプが[製造]、[購買]、[製品]、または [リスト] であるか、サブタイプが [キット] である必要があります。
- このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで [需要ぺギング] チェックボックスがオンに設定されている場合だけです。
- 需要ぺギングタイプ
-
需要と供給の照合に使用されるペグ内容を決定する、ペグのタイプを指定します。ペグ内容は、品目にリンクされている仕様に保存されます。
注:- 照合処理の需要側と供給側が、同一の [需要ぺギングタイプ] に基づいている必要があります。
- このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで [需要ぺギング] チェックボックスがオンに設定されている場合だけです。
指定可能な値
- オーダ基準
-
このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の需要オーダに割り当てるために使用されます。
需要ペグは、販売先取引先およびオーダ/位置/連番を指定します。
- 内部参照基準
-
このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の内部参照情報に割り当てるために使用されます。
- 顧客参照基準
-
このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の顧客の参照情報に割り当てるために使用されます。
需要ペグは、販売先取引先および参照を指定します。
- 顧客所在地基準
-
このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の顧客の場所に割り当てるために使用します。
需要ペグは、販売先取引先および出荷先取引先を指定します。
- 顧客基準
-
このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の顧客に割り当てるために使用します。需要ペグは、販売先取引先を指定します。
- 適用なし
-
ペギングタイプを選択することはできません。
- 未引当在庫の使用
-
このチェックボックスがオンの場合、需要オーダに供給するために、未引当在庫を引当および使用できます。まず引当済在庫が需要を供給するために使用されます。使用できない場合、または使用可能な数量が不十分の場合、未引当在庫が使用されます。
このチェックボックスがオフの場合、引当済在庫のみを使用できます。
注:- このチェックボックスは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[需要ぺギング]チェックボックスがオンの場合に有効になります。
- このチェックボックスは、販売オーダへの在庫の割当および企業計画により計画された供給オーダに影響します。[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの[未引当在庫の勧告]チェックボックスによって、需要ペギング出庫オーダの未引当在庫を勧告できるかどうかが決定します。
- 有効化構成完成品
-
このチェックボックスがオンの場合、この品目は有効化構成品目です。
- 有効化コードシリーズを定義したら、[品目 - 有効化コードシリーズ (tcuef0101m000)] セッションで品目に有効化コードを生成できます。
- 販売オーダライン、販売見積ライン、または販売契約ラインで有効化構成品目を挿入すると、有効化コードが自動生成されます。この場合は、[有効化構成パラメータ (tcuef0500m000)] セッションの[需要入力時に有効化コードを生成]チェックボックスもオンにする必要があります。
このチェックボックスがオンで、無効になっている場合は、有効化コードがすでにこの品目にリンクされています。品目とその有効化コードは、[有効化コード (tcuef0502m000)] セッションで表示されます。
このチェックボックスがオフの場合、品目に対して有効化コードを自動的に生成できませんが、マニュアルで有効化コードを販売オーダラインまたは見積オーダラインの品目にリンクできます。たとえば、品目が予備部品である場合、その予備部品を使用している品目の有効化コードを販売オーダラインに挿入できます。
- 有効化構成供給
-
企業計画のオーダ計画の場合は、親品目の構成要素に対する需要を計算します。有効化コードが親品目に割り当てられている場合、親品目の構成要素を親品目の有効化コードで指定するかどうかを選択できます。
このチェックボックスがオンの場合、親品目の有効化コードは構成要素品目に関連付けられます。したがって、複数の有効化構成親品目が同じ構成要素品目を使用している場合、その構成要素品目に対して複数のオーダが生成され、それぞれのオーダに固有の有効化コードが与えられます。
このチェックボックスがオフの場合、親品目の有効化コードは構成要素品目に関連付けられません。これは、親品目の有効化コード番号が品目構造の下位部分で重要ではない場合に役立ちます。たとえば、各構成要素が 100 種類の有効化コードで要求された場合、オーダが 100 件生成されるのではなく、標準構成に対する需要 100 件を含む供給オーダが 1 つだけ生成されます。
注:- [ロット管理] チェックボックスがオンの場合にのみ、このチェックボックスをオンにすることができます。有効化コードを在庫に記録した場合、コード情報が品目のロット番号とリンクされます。在庫はロットレベルで管理され、ロット内にコードが記録されます。ロット管理でない品目については、たとえ特定の有効化コードに対して需要があっても、在庫内ではコード 0 (ゼロ) として記録されます。
- このチェックボックスがオフの場合、 [有効化コード交換可能] チェックボックスは常にオンで、変更不能です。このため、有効化コードに関係なく、需要は有効在庫と照合されます。
例
品目 C は、A と B の 2 つの有効化構成完成品目で使用される購買品目です。1 つの完成品 (品目 A) の有効化コードは 15 で、もう 1 つの完成品 (品目 B) の有効化コードは 16 です。
品目 C の [有効化構成供給] チェックボックスがオンの場合、品目 A および B の製造時に品目 C の需要が要求されると、品目 C について 2 つの購買オーダが作成されます。1 つは有効化コード 15 の購買オーダで、もう 1 つは有効化コード 16 の購買オーダです。
品目 C の [有効化構成供給] チェックボックスがオフの場合、品目 C を 2 つ発注する購買オーダが 1 つだけ作成されます。有効化コードは 0 (ゼロ) です。
- 有効化コード交換可能
-
このチェックボックスがオンの場合、有効化構成品目はさまざまな有効化コード間で交換可能です。
[有効化構成供給]チェックボックスがオフの場合、このチェックボックスは常にオンで、変更不能です。このため、有効化コードに関係なく、需要は有効在庫と照合されます。
- 製品タイプ
-
ソート基準および選択基準として使用される、ユーザ定義可能な品目グループデータ。製品タイプは、製造を目的に同類の特徴で品目を分類することを意図しています。
- 製品クラス
-
同じ製品ライン内の複数の品目グループを識別するためにユーザが定義できる、品目グループデータ。製品分類は、主にレポートの選択基準として使用されます。
- 製品ライン
-
同一メーカが製造した製品の製品グループは類似していますが、サイズ、外形、色などの細部では異なっています。ユーザ定義可能な品目グループデータは、主にレポートの品目選択基準として使用されます。
- 製造元
-
品目のデフォルトの製造元
- 選択コード
-
ユーザ定義可能な品目グループデータ。選択コードを使用して、色、直径、製品有効期限などで品目を選択することができます。
注:選択コードは情報としての用途にのみ使用されます。
- テクニカルコーディネータ
-
ある品目の製造元に関連する技術的な品目仕様と要件のメンテナンスを担当する従業員。この従業員は、危険資材およびその資材のリスク分類に関する情報を倉庫管理でメンテナンスする作業も担当します。
- 構成グループ
-
構成可能品目のデフォルトの構成グループ
- 重量
-
この品目タイプと品目グループの品目に対する、重量単位で表されたデフォルトの重量。この情報は、イントラスタット申告で必要です。
- 重量単位
-
この品目タイプと品目グループの品目に対するデフォルトの重量単位。イントラスタット申告では、品目の重量を重量単位で示します。
- 資材
-
品目を構成する資材。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。
- サイズ
-
品目のデフォルトサイズ。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。
- 標準
-
品目の製造または購買に使用する業界標準。たとえば、NEN3140 や ISO9000 などがあります。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。
- 生産国
-
その品目の製造元の国
このフィールドはイントラスタット申告で使用されます。
- EAN コード
-
品目の登録に使用するデフォルトのバーコード
- 備考
-
品目についての補足情報
- 統計品目番号
-
EU (欧州連合) 加盟国における商品の輸出入に関する統計データを収集し、レポートを生成するために品目のグループを識別するコード。レポート生成権限により統計品目番号が決定されます。
- クリティカル安全品目
-
このチェックボックスがオンの場合、その品目はクリティカル安全品目です。
注:安全品目の場合は購買担当の要求に基づき、Odette 輸送ラベルや国際輸送ラベル (GTL) などのバーコードラベルに、管理記号 (円の内側に逆三角形が描かれた記号) が印刷されることがあります。