品目 (tcibd0501m000)

セッションの目的: グローバル品目データの表示、指定およびメンテナンスを行います。

グローバル品目データは、品目データのグローバルサブエンティティなど、会社レベルで集中管理される品目データを含んでいます。品目のサブエンティティには、さまざまな LN パッケージに固有の品目データが含まれ、そのデータには、品目販売データや品目製造データなどがあります。

マルチサイトを使用している場合、現在のセッションで品目データを指定または修正したときに、[品目 (tcibd0501m100)] セッションが開始されます。[品目 (tcibd0501m100)] セッションでは、品目を保管、購入、製造、販売できるサイトとオフィスを指定できます。

注: 
  • 会社で使用されているすべての品目が、[品目 (tcibd0501m000)] 概要セッションに表示されます。
  • 権限およびセキュリティ機能が導入済で有効な場合、品目許可は [品目の許可 (tcsec3635m000)] セッションで設定し、[従業員権限 (tcsec1600m000)] セッションを使用して従業員にリンクします。この従業員は、権限レベルが [修正] に設定されている場合に限り、この品目データを表示、作成、および修正できます。
  • データ管理を使用する場合、変更オーダを使用して品目の変更管理を設定できます。[変更管理] セクションでは、品目に必須の変更管理のタイプを指定します。
  • 既存の品目データを新規品目にコピーするには、品目データのコピー (tcibd0205m000) セッションを使用します。
品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)

セグメント化品目コードは、プロジェクトコードセグメントと品目基準セグメント (品目コード) から構成されます。品目コードセグメントは、[品目コードセグメント (tcibd0500m000)] セッションで定義できます。

注: 
  • 品目が一般品目の場合、次の文字は品目コードで使用できません。

    % ' " ^ \ ! @ # $ & * ( ) | / ; ~ ` ? { } [ ] < >

    製品構成モジュールで制約用に生成されるオブジェクトファイルにはこれらの文字を挿入できないことがその理由です。

  • [品目基準データパラメータ (tcibd9199m000)] セッションの 品目コード内のプロジェクトコードのチェック チェックボックスがオンの場合、品目の名前の先頭部分が LN で使用されているプロジェクトコードと同一の品目は定義することができません。

品目タイプ

品目の分類。たとえば、一般品目、サービス品目、設備品目であるかどうかを識別できます。品目のタイプに応じて、特定の機能のみがこの品目に適用されます。

品目タイプ/品目グループの組合せのデフォルト値は、[品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションで指定できます。

指定可能な値

製品
購買
製造
一般
原価
サービス
外注サービス
リスト
工具
設備
設計モジュール
注: 
  • 品目タイプの [製品] は、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[品目タイプ製品] フィールドが [有効] に設定されている場合のみ使用できます。
  • 品目タイプの [購買] および [製造] は、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [品目タイプ製品] フィールドが [無効] に設定されている場合にのみ使用されます。

デフォルト供給ソース

デフォルト供給ソースは、手持在庫が不足している場合の品目のデフォルト供給方法を決定します。

注: 

日付有効供給ソース (tcibd0510m000) セッションで、[購買] 品目、[製造] 品目、または [製品] 品目の供給ソースを一時的に変更できます。

指定可能な値

ジョブショップ

部品表 (BOM) および工順を品目で利用できます。需要は製造オーダにより入力されます。

繰返生産

資材リストおよび作業セルを品目で利用できます。需要は製造スケジュールにより入力されます。

組立

組立部品表 (BOM) および組立ラインを品目で利用できます。需要は組立オーダにより入力されます。

購買

品目で利用できる製造データはありません。需要は購買オーダにより入力されます。

外注

品目は製造過程を外注することにより供給されます。この品目には部品表 (BOM) が指定されます。

注: 

この供給ソースを選択するには、資材フローで外注チェックボックスがオンに設定されている必要があります。

配分

品目は計画物流オーダにより供給されます。

製品バリアント

構成可能品目の一意の構成。バリアントは構成処理に由来し、特徴オプション、構成要素、作業などの情報を含みます。

構成可能品目: 電気ドリル

オプション:

  • 3 つの電源 (電池、12 V または 220 V)
  • 2 色 (青、灰)

これらのオプションから合計 6 つの製品バリアントが生じます。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。

品目グループ

品目の品目グループ。すべての品目を 1 つの品目グループに割り当てる必要があります。

品目グループを選択する方法は、次のとおりです。

  • 品目グループ (tcmcs0123m000) セッションで品目グループを選択または作成します。
  • [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションから品目のデフォルトデータを選択します。品目のデフォルトデータには、品目グループも含まれています。

品目デフォルト (tcibd0102m000) セッションで品目タイプおよび品目グループに対してデフォルトの品目データを定義した場合は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションの該当するフィールドにこのデフォルトデータが入力されます。必要に応じて、デフォルト値を使用したり、値を変更したりすることができます。

構成可能

このチェックボックスがオンの場合、その品目は構成可能品目です。

注: 
  • [デフォルト供給ソース] が [組立]に設定された品目の場合と [一般] 品目の場合、デフォルトでこのチェックボックスはオンに設定された状態で無効になります。
  • [購買] 品目または [製品] 品目についてこのチェックボックスがオンの場合、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションの [購買スケジュールを使用] チェックボックスはデフォルトでオンに設定された状態で無効になります。
検索キー I

品目の検索キー

デフォルト

品目の [名前] フィールドの先頭の 16 文字。

検索キー II

品目の 2 番目の検索キー

デフォルト

品目の [名前] フィールドの先頭の 16 文字。

担当部署

品目データをメンテナンスするために必要な許可が割り当てられた部署

カスタマイズ済

このチェックボックスがオンの場合、品目がカスタマイズされています。

次の構成について、このチェックボックスは自動的にオンになります。

品目の種類 プロジェクトセグメント デフォルトソース 製品バリアント カスタマイズ PCS 使用 カスタマイズ済
構成済品目 - PCS 使用 X [ジョブショップ] X あり あり あり
構成済品目 - PCS 使用せず - [ジョブショップ] X あり なし あり
STO/ETO - カスタマイズ X [ジョブショップ] - あり あり あり
STO/ETO - 構成の一部をカスタマイズ - [ジョブショップ] X あり なし あり

オプションセット

特徴の有効値のグループ。それぞれの値 (オプション) について、承認可能かどうか指定することができます。

次の例では、オプションの青と赤がオプションセットになります。

特徴 pH 値
テスト リトマス試験
オプション 青 = 承認可能
赤 = 承認不可
リストタイプ

[リスト] 品目タイプの品目の詳細仕様

指定可能な値

適用なし
キット
オプション
実際供給ソース

現在の日付の手持在庫を補充するために使用する実際供給方法

注: 

日付有効供給ソース (tcibd0510m000) セッションで一時的に変更した場合、実際供給ソースは品目のデフォルト供給ソースと異なる場合があります。このセッションを開始するには、[日付有効供給ソース] ボタンをクリックします。

指定可能な値

ジョブショップ

部品表 (BOM) および工順を品目で利用できます。需要は製造オーダにより入力されます。

繰返生産

資材リストおよび作業セルを品目で利用できます。需要は製造スケジュールにより入力されます。

組立

組立部品表 (BOM) および組立ラインを品目で利用できます。需要は組立オーダにより入力されます。

購買

品目で利用できる製造データはありません。需要は購買オーダにより入力されます。

外注

品目は製造過程を外注することにより供給されます。この品目には部品表 (BOM) が指定されます。

注: 

この供給ソースを選択するには、資材フローで外注チェックボックスがオンに設定されている必要があります。

配分

品目は計画物流オーダにより供給されます。

日付有効品目データあり

このチェックボックスがオンの場合、品目に対してdate-effective item dataを使用できます。

環境コンプライアンス

環境汚染を防ぐため、世界には、電子機器における有害化学物質の使用を制限する各種規制があります。

企業 (ほとんどの場合、電子機器メーカー) には、次のことが法的に義務付けられています。

  • コンプライアンス規定の制定と管理
  • 購買、設計、製造、およびサービスの対象となる資材が規制に準拠しているかどうかの検証
  • 作業手順が規制に準拠しているかどうかの検証

このフィールドは品目の環境コンプライアンスを示します。このフィールドの値は、外部ソフトウェアアプリケーションにより設定できます。

部分組立品

このチェックボックスがオンの場合、品目は部分組立品です。

単位セット

品目の単位セット

棚卸単位

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

重量単位

イントラスタット申告で品目の重量を表す重量単位。詳細については、EU 内取引レポートを参照してください。

重量

品目の重量単位で表された、品目の重量。この情報は、イントラスタット申告で必要です。

ロット管理

このチェックボックスがオンの場合、品目をロットに割り当てる必要があります。

シリアル番号

このチェックボックスがオンの場合、品目のオカレンスはシリアル番号付品目です。シリアル番号は、マスクで生成されるか、マニュアルで指定できます。

注: 

このチェックボックスをオンにできない場合は、シリアル番号付品目の棚卸単位の丸め係数が正しくない可能性があります。[単位 (tcmcs0101m000)] セッションで丸め係数を 1.0 に設定する必要があります。

このチェックボックスがオフの場合、 シリアル番号付品目 (tcibd4501m000) セッションで、マニュアルでこの品目のシリアル番号を定義できます。

有効化構成完成品

このチェックボックスがオンの場合、この品目は有効化構成品目です。

有効化構成供給

企業計画のオーダ計画の場合は、親品目の構成要素に対する需要を計算します。有効化コードが親品目に割り当てられている場合、親品目の構成要素を親品目の有効化コードで指定するかどうかを選択できます。

このチェックボックスがオンの場合、親品目の有効化コードは構成要素品目に関連付けられます。したがって、複数の有効化構成親品目が同じ構成要素品目を使用している場合、その構成要素品目に対して複数のオーダが生成され、それぞれのオーダに固有の有効化コードが与えられます。

このチェックボックスがオフの場合、親品目の有効化コードは構成要素品目に関連付けられません。これは、親品目の有効化コード番号が品目構造の下位部分で重要ではない場合に役立ちます。たとえば、各構成要素が 100 種類の有効化コードで要求された場合、オーダが 100 件生成されるのではなく、標準構成に対する需要 100 件を含む供給オーダが 1 つだけ生成されます。

注: 
  • [ロット管理] チェックボックスがオンの場合にのみ、このチェックボックスをオンにすることができます。有効化コードを在庫に記録した場合、コード情報が品目のロット番号とリンクされます。在庫はロットレベルで管理され、ロット内にコードが記録されます。ロット管理でない品目については、たとえ特定の有効化コードに対して需要があっても、在庫内ではコード 0 (ゼロ) として記録されます。
  • このチェックボックスがオフの場合、 [有効化コード交換可能] チェックボックスは常にオンで、変更不能です。このため、有効化コードに関係なく、需要は有効在庫と照合されます。

品目 C は、A と B の 2 つの有効化構成完成品目で使用される購買品目です。1 つの完成品 (品目 A) の有効化コードは 15 で、もう 1 つの完成品 (品目 B) の有効化コードは 16 です。

品目 C の [有効化構成供給] チェックボックスがオンの場合、品目 A および B の製造時に品目 C の需要が要求されると、品目 C について 2 つの購買オーダが作成されます。1 つは有効化コード 15 の購買オーダで、もう 1 つは有効化コード 16 の購買オーダです。

品目 C の [有効化構成供給] チェックボックスがオフの場合、品目 C を 2 つ発注する購買オーダが 1 つだけ作成されます。有効化コードは 0 (ゼロ) です。

有効化コード交換可能

このチェックボックスがオンの場合、有効化構成品目は交換可能です。

[有効化構成供給] チェックボックスがオフの場合、このチェックボックスは常にオンで、変更不能です。このため、有効化コードに関係なく、需要は有効在庫と照合されます。

資材

品目を構成する資材。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。

標準

品目の製造または購買に使用する業界標準。たとえば、NEN3140 や ISO9000 などがあります。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。

サイズ

品目のサイズ。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。

資材を含む

品目資材内容 (tcmpr0120m000) セッションで定義された品目の資材

変更オーダ

品目の発効日を決定する変更オーダ。発効日より前に品目を使用することはできません。変更オーダは、データ管理変更管理モジュール内の品目にリンクされています。

発効日

品目が有効になる日付および時刻。発効日より前に、オーダまたは計画で品目を使用することはできません。このため、品目は、実際のオーダまたは製造の前に定義できます。発効日の日付は、データ管理変更管理 (CHM) モジュールで指定します。

変更管理可能

このチェックボックスがオンの場合、 変更管理 (CHM) の変更オーダを使用して、品目データ、および品目の部品表データや工順データの発効日を管理できます。

[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[オブジェクトデータ管理 (DM)] チェックボックスがオンの場合、このチェックボックスはデフォルトでオンになります。

変更オーダ別発効日

データ管理の変更オーダから品目の部品表および工順の発効日を管理する場合は、このチェックボックスをオンにします。

[変更管理可能] チェックボックスがオンの場合にこのチェックボックスをオフにすると、LN では、承認済の変更オーダに従って変更が適用されますが、発効日は記録されません。このため、発効日が重要ではない品目、部品表、工順に対する変更を追跡できます。

複数の変更オーダ使用可能

このチェックボックスがオンの場合、一度に複数の変更オーダで単一の部品表ラインまたは工順作業を制御できます。最初に承認された変更オーダによって、部品表ラインまたは工順作業が有効になります。[変更オーダ別発効日] チェックボックスがオンの場合、このチェックボックスをオンまたはオフにできます。

CHM 別処理

このチェックボックスがオンの場合、有効化コードは変更管理によって管理されます。変更提案が有効化コードにリンクされているが、まだ承認されていない場合、このチェックボックスが LN によってオンになります。

変更管理 (CHM) モジュールで、定義されている手順に従って有効化コードの発効日と有効期限を追跡できます。

最終修正日

品目データが最後に修正された日付

製品タイプ

ソート基準および選択基準として使用される、ユーザ定義可能な品目グループデータ。製品タイプは、製造を目的に同類の特徴で品目を分類することを意図しています。

製品クラス

同じ製品ライン内の複数の品目グループを識別するためにユーザが定義できる、品目グループデータ。製品分類は、主にレポートの選択基準として使用されます。

製品ライン

同一メーカが製造した製品の製品グループは類似していますが、サイズ、外形、色などの細部では異なっています。ユーザ定義可能な品目グループデータは、主にレポートの品目選択基準として使用されます。

構成グループ

構成可能品目のデフォルトの構成グループ

製造元

品目のデフォルトの製造元

統合および転送の制限

このチェックボックスがオンの場合、プロジェクトペグ過剰在庫のプロジェクトペギング需要および原価転送の供給の統合が統合例外 (tcpeg0102m000) セッションで定義されたルールによって制限されます。

このチェックボックスは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの プロジェクトペギング チェックボックスがオンの場合に有効になります。

倉庫管理では、倉庫管理ユーザプロファイル (whwmd1140s000) セッションで統合および転送の品目制約の無効化チェックボックスがオンになっているユーザがこれらの制限を上書きできます。

構成要素別制限

このチェックボックスがオンの場合、品目の構成要素の一部で、統合および転送が制限されます。

注: 

このチェックボックスは、統合およびライセンスの更新 (tcibd0208m000) セッションの更新処理で設定されます。

プロジェクトペグの継承

このチェックボックスがオンの場合、依存する構成品目に主品目のプロジェクトペグが継承されます。

必須プロジェクトペグ

このチェックボックスがオンの場合、品目を必ずプロジェクトにペギングする必要があります。

注: 
  • このチェックボックスが原価品目またはサービス品目に対してオフの場合、[調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの常にプロジェクトペグ原価品目 (倉庫なし)チェックボックスによって、品目に倉庫がリンクされていない場合に、プロジェクトペギングを適用するかどうかが決定されます。
  • プロジェクト管理 (PCS) を使用せず製品構成(PCF) を使用して構成された品目の場合、このチェックボックスは 製品バリアント フィールドがすべてのバリアント参照タイプに対して設定されている場合にのみ有効となります。

需要ペギング

このチェックボックスがオンの場合、その品目で需要ペギングが有効になります。その品目に関する販売オーダとサービスオーダに、ペギング供給を行うためのペグを設定できます。

注: 
  • 品目タイプが[製造]、[購買]、[製品]、または [リスト] であるか、サブタイプが [キット] である必要があります。
  • このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで [需要ぺギング] チェックボックスがオンに設定されている場合だけです。

需要ぺギングタイプ

需要と供給の照合に使用されるペグ内容を決定する、ペグのタイプを指定します。ペグ内容は、品目にリンクされている仕様に保存されます。

注: 
  • 品目の供給ソースが [繰返生産] の場合、使用できるペグタイプは [顧客基準]、[オーダ基準]、および [顧客所在地基準] のみです。
  • 照合処理の需要側と供給側が、同一の [需要ぺギングタイプ] に基づいている必要があります。
  • このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [需要ぺギング] チェックボックスがオンの場合のみです。

指定可能な値

オーダ基準

このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の需要オーダに割り当てるために使用されます。

需要ペグは、販売先取引先およびオーダ/位置/連番を指定します。

内部参照基準

このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の内部参照情報に割り当てるために使用されます。

顧客参照基準

このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の顧客の参照情報に割り当てるために使用されます。

需要ペグは、販売先取引先および参照を指定します。

顧客所在地基準

このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の顧客の場所に割り当てるために使用します。

需要ペグは、販売先取引先および出荷先取引先を指定します。

顧客基準

このタイプは、在庫およびハードペギングオーダを特定の顧客に割り当てるために使用します。需要ペグは、販売先取引先を指定します。

適用なし

ペギングタイプを選択することはできません。

未引当在庫の使用

このチェックボックスがオンの場合、需要オーダに供給するために、未引当在庫を引当および使用できます。まず引当済在庫が需要を供給するために使用されます。使用できない場合、または使用可能な数量が不十分の場合、未引当在庫が使用されます。

このチェックボックスがオフの場合、引当済在庫のみを使用できます。

注: 
  • このチェックボックスは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[需要ぺギング]チェックボックスがオンの場合に有効になります。
  • このチェックボックスは、販売オーダへの在庫の割当および企業計画により計画された供給オーダに影響します。[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの[未引当在庫の勧告]チェックボックスによって、需要ペギング出庫オーダの未引当在庫を勧告できるかどうかが決定します。

クリティカル安全品目

このチェックボックスがオンの場合、その品目はクリティカル安全品目です。

注: 

安全品目の場合は購買担当の要求に基づき、Odette 輸送ラベルや国際輸送ラベル (GTL) などのバーコードラベルに、管理記号 (円の内側に逆三角形が描かれた記号) が印刷されることがあります。

生産国

その品目の製造元の国

このフィールドはイントラスタット申告で使用されます。

選択コード

ユーザ定義可能な品目グループデータ。選択コードを使用して、色、直径、製品有効期限などで品目を選択することができます。

注: 

選択コードは情報としての用途にのみ使用されます。

テクニカルコーディネータ

ある品目の製造元に関連する技術的な品目仕様と要件のメンテナンスを担当する従業員。この従業員は、危険資材およびその資材のリスク分類に関する情報を倉庫管理でメンテナンスする作業も担当します。

統計品目番号

EU (欧州連合) 加盟国における商品の輸出入に関する統計データを収集し、レポートを生成するために品目のグループを識別するコード。レポート生成権限により統計品目番号が決定されます。

貿易コンプライアンスの遵守

このチェックボックスがオンの場合、品目は、貿易コンプライアンスチェックの対象になります。このチェックボックスの設定は、倉庫管理販売および調達の各種セッションに表示されます。

このチェックボックスが有効になるのは、次の場合です。

  • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションで 貿易管理 チェックボックスがオンである
  • 貿易管理パラメータ (tcgtc0100m000) セッションでグローバル貿易コンプライアンスのパラメータが指定されている

出庫貿易コンプライアンス

このチェックボックスがオンの場合、 品目販売コンプライアンスデータ (tcgtc0110m000) セッションで、輸出コンプライアンスの品目固有のデータが作成されメンテナンスされます。品目コンプライアンスデータは、外部コンプライアンスチェックに使用されます。

注: 
  • このオプションは、貿易管理パラメータ (tcgtc0100m000) セッションの [輸出] チェックボックスがオンの場合に表示されます。
  • このオプションは、このセッションで [貿易コンプライアンスの遵守] チェックボックスがオンになっている場合に有効になります。
入庫貿易コンプライアンス

このチェックボックスがオンの場合、 品目入庫コンプライアンスデータ (tcgtc0110m100) セッションで、輸入コンプライアンスの品目固有のデータが作成されメンテナンスされます。品目コンプライアンスデータは、内部コンプライアンスチェックに使用されます。

注: 
  • このオプションは、貿易管理パラメータ (tcgtc0100m000) セッションの [輸出] チェックボックスがオンの場合に表示されます。
  • このオプションは、このセッションで [貿易コンプライアンスの遵守] チェックボックスがオンになっている場合に有効になります。
ライセンス追跡

このチェックボックスがオンの場合、指定された品目が需要またはプロジェクトペギング (必須または継承) である必要があります。

ライセンス追跡を含む

このチェックボックスがオンの場合、指定された品目には、部品表でのライセンス追跡の対象となる資材が含まれます。

このチェックボックスは、[ライセンス追跡のチェック] チェックボックスがオンの状態で製造部品表の整合性のチェック (timfc3200m400) セッションを実行中に、統合およびライセンスの更新 (tcibd0208m000) セッションで、部品表での貿易コンプライアンスの対象となる資材が表示されている場合に設定されます。

品目シグナル

シグナルがリンクしている品目を入力または選択したときに表示される警告メッセージ。品目シグナルを使用して、品目の出庫または請求をブロックすることもできます。

取引先シグナル

シグナルにリンクしている取引先を選択したときに表示される警告メッセージ

EAN コード

品目の登録に使用するバーコード

原価構成要素

品目に割り当てられた原価構成要素

注: 

リスト品目には、原価構成要素はありません。

備考

品目についての補足情報

改訂管理

このチェックボックスがオンの場合、品目には改訂があります。

実際の改訂

品目の最新改訂

設計品目と設計品目 - 品目関係 (tiedm1101m000) セッションの品目の間に関係が確立されており、設計品目改訂が [製造で承認済] の場合、改訂番号が表示されます。

設計品目関係の更新方法

選択した値は、LN での設計品目と標準品目またはカスタマイズ品目の改訂間の関係の処理方法を示します。

指定可能な値

更新

設計時に新規改訂が作成されたときに、設計品目と品目の間にすでに関係が存在している場合、既存の (有効な) 改訂番号が削除され、新規改訂番号に置換されます。

維持

設計時に新規改訂が作成されたときに、設計品目と品目の間にすでに関係が存在している場合、既存の (有効な) 改訂番号は同じままで、変更されません。 つまり、既存の改訂番号が新規改訂の改訂番号に置換されることはありません。

破棄

設計時に新規改訂が作成されたときに、設計品目と品目の間にすでに関係が存在している場合、既存の (有効な) 改訂番号は削除されます。削除された改訂番号は新規改訂番号に置換されることはないので、改訂番号は表示されなくなります。

派生元品目

カスタマイズ品目が導出される標準品目の品目コード

[標準製品構造をカスタマイズ構造にコピー (tipcs2230m000)] セッションを使用して標準品目をカスタマイズ品目にコピーすると、標準品目コードがカスタマイズ品目の [派生元品目] フィールドに表示されます。

注: 

リンクなし派生元品目をクリックすると、派生元品目のリンクを解除できます。

交換タイプ

品目の置換状況

指定可能な値

適用なし

品目は、他の品目を置換せず、それ自身も置換されません。

交換済

品目は、他の品目によって置換されます。[代替品目 (tcibd0505m000)] セッションで、置換する品目を検索することができます。

代替

品目は、他の品目を置換しました。[代替品目 (tcibd0505m000)] セッションで、置換された品目を検索することができます。

交換済代替品目

品目は、他の品目を置換し、それ自身も他の品目によって置換されています。[代替品目 (tcibd0505m000)] セッションで、置換する品目および置換された品目を検索することができます。

コンテナ品目

コンテナを必要とする品目

コンテナ

使用されるコンテナのタイプ

標準受注生産

このチェックボックスがオンの場合、品目は、[販売オーダ (プロジェクト PCS) 構造の生成 (tdsls4244m000)] セッションの生成方法フィールドの指定に従って、[標準オーダ] 生成方法に基づいて作成されます。部品表および工順はオリジナル品目から派生します。

カスタマイズ可能品目

このチェックボックスがオンの場合、品目はデフォルトでカスタマイズされます。このチェックボックスの設定は、販売見積ラインおよび販売オーダラインの [カスタマイズ対象] チェックボックスのデフォルト値に設定されます。

カスタマイズについては、製品構造の生成も必要であり、次の品目が該当します。

  • 一般品目。常にカスタマイズできる必要があります。
  • [製品]、[購買]、および [製造] 品目。顧客オーダの [カスタマイズ対象] チェックボックスがオンの場合のみ該当します。このチェックボックスの設定は、顧客オーダ上で修正できます。
  • 見込在庫を持ち、顧客オーダの [カスタマイズ対象] チェックボックスがオンになっている標準品目
注: 

PCS 使用チェックボックスの設定によって、プロジェクト構造が生成されるかどうかも決定され、その結果、PCS プロジェクトがカスタマイズ品目にリンクされます。

PCS 使用

このチェックボックスがオンの場合、 主品目では、PCS プロジェクトを使用して品目構造が生成されます。

注: 
  • このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションのプロジェクト管理 (PCS) チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
  • 一般品目はプロジェクトの一部にできないため、一般品目のプロジェクト構造の生成後、プロジェクトを構成する新しい品目が作成されます。

オーダシステム

推奨購買オーダおよび推奨製造オーダの生成方法を管理するオーダパラメータ

次のオプションがあります。

  • [FAS] (最終組立計画)
  • [SIC] (統計在庫管理)
  • [計画] (スケジュール基準およびオーダ基準の計画)
  • [マニュアル] (個別発注)
注: 

品目の [デフォルト供給ソース] が [繰返生産] に設定されている場合、1 つまたは複数のサイトについて、[オーダシステム] を [計画] に設定する必要があります

指定可能な値

SIC
計画
FAS 品目
マニュアル
標準原価のレベル

品目について標準原価計算が実行されるレベル。

  • [会社]

    標準原価計算はロジスティック会社別に実行されます。異なるサイトで製造された品目に、グローバルデータに基づいて計算された同一の標準原価が適用されます。
  • [企業単位]

    標準原価計算は企業単位別に実行されます。場所ごとに工順と材料費が違うため異なるサイトで製造された品目には、異なる標準原価が適用されます。
注: 

このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで企業単位別標準原価パラメータが [有効] に設定されている場合のみです。

倉庫管理データ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションに倉庫管理に必要な固有の品目データが指定されています。

品目倉庫データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000) セッションを開始します。

計画データ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションでオーダまたは製造の計画に関する品目データが指定されています。

品目計画データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションを開始します。

原価計算データ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 原価計算 (ticpr0107m000)] セッションに原価計算固有の品目データが指定されています。

品目原価計算データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションを開始します。

品質データ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 品質データ (qmptc0118m000)] セッションで検査に特定の品目品質データが指定されています。

品目品質データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 品質データ (qmptc0118m000) セッションを開始します。

オーダデータ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで品目のオーダ方法を示す品目データが指定されています。

品目オーダデータを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションを開始します。

販売データ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 販売 (tdisa0601m000)] セッションに販売固有の品目データが指定されています。

品目販売データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 販売 (tdisa0601m000) セッションを開始します。

製造データ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションに品目の製造データが指定されています。

品目製造データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションを開始します。

購買

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 購買 (tdipu0601m000)] セッションで品目の購買にデータが指定されています。

品目購買データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 購買 (tdipu0601m000) セッションを開始します。

プロジェクト

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - プロジェクト (tppdm0105s000)] セッションにプロジェクトに必要な固有の品目データが指定されています。

品目プロジェクトデータを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - プロジェクト (tppdm0105s000) セッションを開始します。

サービスデータ

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - サービス (tsmdm2100m000)] セッションでサービスに関する品目データが指定されています。

品目サービスデータを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションを開始します。

輸送

チェックマークが表示されている場合、 [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションで輸送管理に関する品目データが指定されています。

輸送データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000) セッションを開始します。

工具データ

チェックマークが表示されている場合、 [工具 (titrp0101m000)] セッションで品目の工具タイプデータが指定されています。

品目が工具の場合、品目の工具データを表示または指定するには、該当するボタンをクリックして工具 (titrp0101m000) セッションを開始します。

画像

品目の画像

  • ドラッグアンドドロップ操作で画像を追加できます。
  • 画像には、.jpg、.gif、または .png という拡張子が付きます。