調整グループ (tcfin0120m000)

セッションの目的: 調整グループとその詳細を表示します。

調整グループは事前に定義されています。調整グループの詳細の一部のみを変更できます。

調整グループ

調整を実行できる統合元帳勘定のグループ。調整グループは、[未着買掛金]、[購買オーダ仕掛品]など、調整エリアとサブエリアで構成されています。

調整サブエリア

調整エリアを取引の発生元の種類に分割したサブエリア。たとえば、[中間原価]および[未着買掛金]調整エリアは、[販売オーダ]、[購買オーダ]、[サービスオーダ]などの多数のサブエリアに分割されます。調整エリアとサブエリアは、統合元帳勘定のグループを表す調整グループを形成します。

記述

調整グループについての追加記述。たとえば、このフィールドを使用してより詳しく記述したり、別の言語で記述したりできます。

調整
調整データの記録

このチェックボックスがオンの場合、調整グループに属する統合伝票タイプの取引に関する調整データのログが作成されます。

このチェックボックスはデフォルトでオンになります。パフォーマンス上の理由により、調整グループをレポートに使用しない場合は、このチェックボックスをオフにすることができます。たとえば、[未着買掛金]、仕掛品、[在庫]などの中間勘定の調整グループに関する調整データのログを作成することは、通常、損益の終了勘定に関するデータのログを作成することよりもはるかに重要です。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 調整要素のログ

注: 

複数会社構造の財務会社において調整グループの調整データに未転記の取引が存在する場合は、このチェックボックスの状態は変更できません。

すべての調整要素の記録 

このチェックボックスがオンの場合、すべての使用可能な調整要素の値 (調整グループに使用できるもの、および統合取引に存在するもの) についてログが作成されます。このため、後で調整グループに別の調整要素を割り当てても、すでにログが作成されている取引について調整が可能です。

このチェックボックスはデフォルトでオンになります。調整グループが正しく設定され、調整要件を満たしていることが確実な場合は、チェックボックスをオフにしてパフォーマンスを向上させることができます。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 調整要素のログ

非通貨勘定

このチェックボックスがオンの場合、これは非金銭勘定であり、その統合取引のレポート通貨額は、関連ビジネスオブジェクトに適用される履歴レートに基づきます。

このチェックボックスがオフの場合、これは金銭勘定であり、そのレポート通貨額の決定に使用されるレートは、会社および元帳勘定の設定に基づきます。

注: 

このチェックボックスは、[会社 (tcemm1170m000)] セッションの複数の機能通貨の使用チェックボックスがオンの場合にのみ適用されます。

自動調整データの受入

このチェックボックスがオンの場合、ログデータがただちに[受入]状態になります。

分析目的にだけログデータを利用可能にしたい調整グループについて、このチェックボックスをオンにできます。

注: 

このチェックボックスをオンにしたときに、調整グループまたは調整サブグループの調整データがすでに存在している場合、[調整データの受入 (tfgld4295m000)] セッションでこのデータを更新するように要求されます。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 調整要素のログ

調整データの自動最終受入

このチェックボックスがオンの場合、ログデータがただちに[最終受入]状態になります。

分析目的にだけログデータを利用可能にしたい調整グループについて、このチェックボックスをオンにできます。

注: 

このチェックボックスをオンにしたときに、調整グループまたは調整サブグループの調整データがすでに存在している場合、[調整データの最終受入 (tfgld4295m100)] セッションでこのデータを更新するように要求されます。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 調整要素のログ

受入済調整データの訂正許可

このチェックボックスがオンの場合、 [作業管理 - 財務調整 (tfgld4595m000)] セッションで、受入済調整取引の (端数) 訂正を入力できます。

最終受入済調整データの訂正許可

このチェックボックスがオンの場合、 [作業管理 - 財務調整 (tfgld4595m000)] セッションで、最終受入済調整取引の (端数) 訂正を入力できます。

最終受入基準 

取引を調整して受け入れることができる、最も限定した詳細のレベルを示します。

たとえば、[最終受入基準]が、購買オーダのオーダ番号を表すビジネスオブジェクト ID の場合、購買オーダラインごとの調整取引の調整や受入はできません。

注: 

値が[適用なし]以外の場合、ビジネスオブジェクトがクローズでなければ、[調整データの最終受入 (tfgld4295m100)] セッションで調整データを受け入れることはできません。

このフィールドには、次の値を指定できます。:

  • [ビジネスオブジェクト ID]

    ビジネスオブジェクト ID 別、またはより限定されないレベルで、取引の調整および受入が可能です。
  • [廃止]

    ビジネスオブジェクト ID とソート位置 (たとえばオーダライン番号) 別、またはより限定されないレベルで、取引の調整および受入が可能です。
  • [ビジネスオブジェクト ID + 残高参照]

    ビジネスオブジェクト ID とビジネスオブジェクト参照別、またはより限定されないレベルで、取引の調整および受入が可能です。
  • [ビジネスオブジェクト間の参照リンク]

    参照リンク別の異なる調整グループからの取引の調整および受入が可能です。
  • [適用なし]

    ビジネスオブジェクト ID または参照リンク別の取引の調整および受入はできません。調整要素別、またはより限定されないレベルで、取引の調整および受入が可能です。 

    この値は、次の調整エリアの調整グループに適用されます。

    • [在庫]
    • [委託/顧客所有在庫]
    • [組立ライン仕掛品]
為替差の記録

統合伝票タイプについて為替差損をログに記録するかどうかを示します。

このフィールドには、次の値を指定できます。:

  • [自動]

    [伝票タイプ為替差 ]統合伝票タイプに関するマッピングを定義する必要があります。
  • [マニュアル]

    [伝票タイプ為替差 ]統合伝票タイプのみが調整データのログの作成に使用されます。為替差損益取引は生成されません。調整の前に、いろいろな為替差損益セッションを実行して、統合勘定から為替差損益を消去することができます。詳細については、為替差勘定を参照してください。
  • [なし]

    為替差損益は記録されません。[伝票タイプ為替差 ]統合伝票タイプは生成されません。
マニュアル

[伝票タイプ為替差 ]統合伝票タイプのみが調整データのログの作成に使用されます。為替差損益取引は生成されません。調整の前に、いろいろな為替差損益セッションを実行して、統合勘定から為替差損益を消去することができます。詳細については、為替差勘定を参照してください。

なし

為替差損益は記録されません。[伝票タイプ為替差 ]統合伝票タイプは生成されません。

自動

[伝票タイプ為替差 ]統合伝票タイプに関するマッピングを定義する必要があります。

統合伝票タイプ
伝票タイプ為替差 

調整エリアについて生成される為替差損益取引の記録に使用する統合伝票タイプ。

統合伝票タイプのマッピングは定義できません。調整処理のためだけに使用されます。

伝票タイプ端数修正

調整エリアの端数修正取引の記録に使用する統合伝票タイプ。

統合伝票タイプのマッピングは定義できません。調整処理のためだけに使用されます。

伝票タイプ訂正

調整エリアについて[作業管理 - 財務調整 (tfgld4595m000)] セッションで作成できる[調整訂正]取引の記録に使用する統合伝票タイプ。

統合伝票タイプのマッピングは定義できません。調整処理のためだけに使用されます。

伝票タイプ開始残高

開始残高取引の記録に使用する統合伝票タイプ。

統合伝票タイプのマッピングは定義できません。調整処理のためだけに使用されます。

調整要素
調整要素 1、2、3、4、5

調整グループの調整要素

[調整グループ別有効調整要素 (tcfin0125m000)] で調整要素を選択できます。最も限定する要素には番号 5 が付けられ、最も限定しない要素には最も小さい番号が付けられます。

削除ブロック
非最終受入済取引のビジネスオブジェクト

このチェックボックスがオンの場合、調整グループの調整データが[調整データの最終受入 (tfgld4295m100)] セッションで最終受入済になるまで、作業管理でビジネスオブジェクトのアーカイブや削除はできません。

このチェックボックスはデフォルトでオンになります。調整データをレポートで使用するだけの場合は、このチェックボックスをオフにできます。

または、調整グループの[調整データの自動最終受入]チェックボックスをオンにすることもできます。

未削除のビジネスオブジェクトの最終受入済取引

このチェックボックスがオンの場合、ビジネスオブジェクトが作業管理にまだ存在する場合、つまり、ビジネスオブジェクトのアーカイブまたは削除が行われていない場合、調整データのアーカイブや削除はできません。

このチェックボックスはデフォルトでオンになります。必要に応じて、たとえば会計年度より長い期間実行されるプロジェクトについては、このチェックボックスをオフにできます。