イントラスタット取引 (tccom7171m000)
セッションの目的: イントラスタット申告用に記録された取引データを表示し、この取引データに必要な訂正を加えます。訂正できるのは未処理のデータのみです。
レポート生成対象となる部署の部署タイプおよびコードは、[申告者] セクションに表示されます。
請求価額は、すべて取引通貨で表されます。データをエクスポートすると、取引日時点で有効な為替レートを使用して、金額が現地通貨に換算されます。
- LN に登録されていない取引を入力するには、[ ] ボタンをクリックします。新規レコードが作成され、オーダ発生元が [マニュアル取引] に設定されます。
- 訂正を行うには、ラインを選択して、[マニュアル訂正] に設定されます。レポートされたデータを訂正するには、コピーされた取引を訂正する値を用いて取引を入力します。 ] ボタンをクリックします。コピーされたデータを持つ新規レコードが作成され、オーダ発生元が [
- イントラスタットデータには、財務会計に記録された実際の取引データを反映させる必要があります。数量および請求価額に関連するデータ ([請求価額の取引通貨] や [為替レートタイプ] など) を変更する場合、オーダ発生元が [マニュアル取引] または [マニュアル訂正] でなければなりません。その他のオーダ発生元に関しては、ロジスティックデータに関連するフィールドのみを変更できます。
- 取引にリンクされている追加イントラスタット情報フィールドのフィールド値は変更できません。その他の値が必要な場合、別個の追加イントラスタット情報を取引にリンクする必要があります。
- 一般
-
- 申告者
-
- エンティティタイプ
-
レポート生成対象となる部署のエンティティタイプ
- オフィス
-
レポート生成対象となる部署の部署コード
- 企業単位
-
部署、ワークセンタ、倉庫、プロジェクトなどのエンティティを含む、組織の中で財務上独立した部分。企業単位に含まれるエンティティはすべて同一のロジスティック会社に属している必要がありますが、1 つのロジスティック会社内に複数の企業単位を作成することはできます。各企業単位は、単一の財務会社にリンクします。
異なる企業単位間でロジスティック取引を実行すると、生成される会計取引は各企業単位がリンクしている財務会社内に転記されます。
- 財務会社
-
イントラスタット申告を提出する財務会社
この財務会社には、部署の企業単位がリンクされます。
- 現地通貨
-
イントラスタット申告に用いられる、財務会社の現地通貨
- VAT 番号
-
イントラスタット申告を提出する部署の税金 ID。
部署の税金 ID は財務会社の税金 ID と同じです。
[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] パラメータが [有効] に設定されている場合、このフィールドは表示されません。代わりに、部署の税金 ID (財務会社の税金 ID とは異なる可能性がある) が現在のセッションのラインセクションにある [自己の ID] フィールドに表示されます。
- 国
-
イントラスタット申告を提出する部署の国。
この国は財務会社の国と同じです。
[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] パラメータが [有効] に設定されている場合、このフィールドは表示されません。代わりに、イントラスタット申告が提出される国 (財務会社の国とは異なる可能性がある) が現在のセッションのラインセクションにある [申告国] フィールドに表示されます。
- 一般
-
- オーダ発生元
-
オーダの発生元を示すオーダラインタイプ
オーダ発生元が[マニュアル取引]または[マニュアル訂正]の場合、[請求価額の取引通貨]や[為替レートタイプ]など、数量と請求価額に関連するフィールドを変更できます。その他のオーダ発生元に関しては、ロジスティックデータに関連するフィールドのみを変更できます。
[レコード検索]を使用して、イントラスタット申告データを検索する場合、使用可能なオーダタイプをすべて選択できます。
- オーダ
-
結果的に輸入/輸出品目になる購買オーダまたは販売オーダ
- 位置
-
オーダラインの位置番号
- 連番
-
オーダラインの連番
- フロー
-
品目を輸入するか、または輸出するかの指示
- レポート状況
-
- 最終出荷待ち
- 適用なし
- レポートのブロック
- レポート準備完了
- 処理済
- 品目 (PSI)
-
オーダラインの標準品目コード。カスタマイズ品目の輸出入データは、そのカスタマイズ品目の派生元品目の下に記録されます。
[EU イントラスタットパラメータ (tccom7100s000)] セッションの[原価/サービス品目の記録方法]フィールドで値[常時]か値[統計品目番号入力済の場合]のどちらかを選択すると、品目は次のようになります。
- 原価品目
- サービス品目
- 一般品目
- 取引日
-
倉庫オーダの日付
- 統計品目番号
-
品目基準データモジュールで品目に割り当てた、品目の商品コード
- 参照
-
倉庫オーダ参照
- 数量
-
棚卸単位で表されるオーダ商品の数量
- 単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 補足単位数量
-
補足単位で表されるオーダ商品の数量
補足単位が不要な場合、このフィールドはゼロになります。
- 単位
-
EU イントラスタット申告用にレポートの生成が必要な商品の数量に適用する追加の単位。どの商品の場合も、基本のレポート単位はキログラムです。ただし商品によっては、対の単位 (靴 1 足) や液体の単位 (リットル)、家畜の単位 (牛 1 頭)、食肉の単位 (1 枚、1 切)、大きさの単位 (平方メートル) などを使用する必要があります。補足単位は、キログラムを適用できないこうした商品のレポートにのみ使用されます。
- 重量
-
商品の重量。棚卸単位で表された数量に品目基準データモジュールで品目に定義された重量を乗算して、重量が計算されます。
- 重量単位
-
品目の基準重量単位
- 申告国
-
イントラスタット申告が提出される国
[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] パラメータが [無効] または [準備中] に設定されている場合、このフィールドは表示されません。代わりに、イントラスタット申告が提出される国が現在のセッションのヘッダセクションにある [国] フィールドに表示されます。
- 自己の ID
-
イントラスタット取引に関連付けられた自己の ID 番号
注:このフィールドは、[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションの [拡張登録管理] フィールドが [有効] 以外に設定されている場合にのみ有効になります。
このフィールドは、[申告国] が指定されている場合にのみ有効になります。
- 自己の ID
-
納税申告が提出されるエンティティの税金番号
注:このフィールドは、[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションの [拡張登録管理] フィールドが [有効] 以外に設定され、[オーダ発生元] が [マニュアル] 以外に設定されている場合にのみ有効になります。
- 取引先
-
現在のイントラスタット取引の非申告者を表す取引先。
輸入イントラスタット取引 (つまり、納入方法が [入庫] の取引) の場合、非申告者は出庫倉庫、ワークセンタ、プロジェクトを表す購買元取引先または内部取引先です。
輸出イントラスタット取引 (つまり、納入方法が [出荷] の取引) の場合、非申告者は入庫倉庫、ワークセンタ、プロジェクトを表す販売先取引先または内部取引先です。
- VAT 番号
-
イントラスタット申告が提出されるエンティティの VAT 番号
[一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] パラメータが [無効] または [準備中] に設定されている場合、このフィールドは表示されません。代わりに、VAT 番号が現在のセッションのヘッダセクションにある [VAT 番号] フィールドに表示されます。
- 商品フロー
-
- 商品フロー
-
- 納入方法
-
取引が倉庫納入に関与するか、または入庫に関与するかの指示
倉庫オーダが存在しない場合は、[適用なし]を選択します。
- 納入オーダ
-
倉庫納入または入庫のオーダ番号
- 納入オーダライン
-
納入オーダの連番
- 受渡条件
-
オーダの受渡条件
- 権利移動地点
-
受渡条件に対して定義された権利移動地点
- 運送業者/LSP
-
商品を輸送する運送業者
- 輸送モード
-
使用される輸送のタイプ
指定可能な値
- 海上輸送
- 適用なし
- 海上輸送 (コンテナ)
- 鉄道輸送
- 鉄道輸送 (コンテナ)
- 陸上輸送
- 陸上輸送 (コンテナ)
- 航空輸送
- 航空輸送 (チャート)
- 郵便局委託
- 契約運送業者
- 顧客引取輸送
- 小口トラック輸送
- メール
- インターモーダル
- 混載
- 固定輸送設備
- 内陸水路輸送
- 速達 (航空)
- 速達 (トラック)
- 速達 (鉄道)
- 自社推進
- プールポイント
- ミルクラン
- ピギーバック
注:デフォルトは、[積荷 (whinh4140m000)] セッションの[集荷輸送手段]フィールドで指定された値です。定義されていない場合は、同じセッションの[納入輸送手段]で指定された値がデフォルト値になります。
- 出荷元住所
-
商品の出荷元となった住所
- 出荷先住所
-
商品の出荷先となった住所
- パートナ国
-
仕入地国 (輸入の場合) または仕向地国 (輸出の場合)
- 拠点の州/地方
-
商品の輸出先の州/地方または商品の輸入元の州/地方
- 拠点の地域
-
商品の輸出先の地域または商品の輸入元の地域
- 生産国
-
品目基準データモジュールで定義された品目の生産国
- 財務データ (内部)
-
- 金額および内部為替レート
-
- 取引先 ID 番号
-
取引先の税金 ID
- 請求元住所
-
請求書の送付元住所
この住所は、請求元取引先の住所または会社の住所です。
- 請求先住所
-
請求書の送付先住所
この住所は、請求先取引先の住所または会社の住所です。
- 取引通貨
-
取引通貨
- 為替レートタイプ
-
オーダに適用される為替レートタイプ
[オーダ発生元]フィールドの値が[マニュアル取引]または[マニュアル訂正]の場合は、為替レートタイプを入力できます。それ以外の場合は、[会社 (tcemm1170m000)] セッションの [内部] フィールドで指定された為替レートタイプが使用されます。
- 為替レート
-
LN は、この為替レートを使用して、取引通貨の金額を参照通貨に変換します。
会社の内部為替レートを定義しておらず、ここで為替レートを入力しなかった場合は、このフィールドが 1 に設定されます。
- 係数
-
為替レートのレート係数
- 申告 (基準通貨)
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN は、為替レートを使用して、基準通貨を外国通貨に変換します。
このチェックボックスがオフの場合、 LN は、為替レートを使用して、外国通貨を基準通貨に変換します。
- 請求価額の取引通貨
-
商品が国境を越えた時点の取引通貨での商品価格
これは、国境までの輸送費を含めた正味請求額でなければなりません。国境までの輸送費は LN では計算できないため、デフォルトではこのフィールドにはオーダの正味商品価格が入り、取引通貨で表されます。
- 取引通貨
-
現在の会社の現地通貨 (通常はユーロ) での請求価額。取引日時点で有効な為替レートが使用されます。
- 統計値の取引額
-
商品が国境を越えた時点の取引通貨での商品の統計価格
商品の統計価格は LN では計算できないため、デフォルトでは、このフィールドには請求額が入ります。
- 取引通貨
-
現在の会社の現地通貨 (通常はユーロ) での統計値。取引日時点で有効な為替レートが使用されます。
- 評価額
-
時間差委託の場合に LN によって入力される評価額
- 通貨
-
評価額を表す通貨。取引日時点で有効な為替レートが使用されます。
- 財務データ (外部)
-
- 金額および申告為替レート
-
- 申告為替レートタイプ
-
レポートに用いられる為替レートタイプ
[イントラスタット取引の処理 (tccom7271m000)] セッションの[申告者為替レートで金額を再計算]チェックボックスがオンの場合、[イントラスタット取引の処理 (tccom7271m000)] セッションで選択した為替レートタイプが表示されます。
- 申告為替レート
-
レポートに用いられる為替レートタイプ
- 申告請求価額
-
商品が国境を越えた時点の取引通貨での商品価格
これは、国境までの輸送費を含めた正味請求額でなければなりません。国境までの輸送費は LN では計算できないため、デフォルトではこのフィールドにはオーダの正味商品価格が入り、取引通貨で表されます。
- 申告統計値
-
商品が国境を越えた時点の取引通貨での商品の統計価格
商品の統計価格は LN では計算できないため、デフォルトでは、このフィールドには請求額が入ります。
- 申告通貨
-
イントラスタット申告が処理される通貨
注:- Infor LN では、次の検索順序に従ってデフォルト値が設定されます。
- [国別税金パラメータ (tctax0101m000)] セッションで指定された税金通貨
- [税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで指定された税金通貨
- 財務会社の現地通貨
- このフィールドが適用されている場合は、値の指定が必須です。
- 履歴データの場合は、このフィールドを空白にすることができます。空白にした場合は、レポートの処理/出力時に財務会社の現地通貨を使用する必要があります。
- Infor LN では、次の検索順序に従ってデフォルト値が設定されます。
- 申告為替レートタイプ
-
納税申告レポートに使用される為替レートタイプ
注:- 税金通貨が自国通貨と同じあり、納入の請求が行われる場合は、請求書で使用されている税金為替レートタイプをこのフィールドに反映する必要があります。ただし、[為替レートタイプ (tcmcs0140m000)] セッションの [税金レポートに使用] チェックボックスがオフになっている [為替レートタイプ] しか使用できません。
- 税金通貨が自国通貨とは異なっており、納入または入庫の請求が行われる場合は、請求書で使用されている税金為替レートタイプをこのフィールドに反映する必要があります。ただし、[為替レートタイプ (tcmcs0140m000)] セッションの [税金レポートに使用] [為替レートタイプ] しか使用できません。
- 申告通貨が自国通貨と同じである場合は、次の順にデフォルト値が設定されます。
- 外部レートタイプ
- 内部レートタイプ
- 取引の為替レートタイプ
- 申告通貨が自国通貨と異なっている場合は、次の順にデフォルト値が設定されます。
- [国別税金パラメータ (tctax0101m000)] セッションで指定された為替レートタイプ
- [税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで指定された為替レートタイプ
- 取引の為替レートタイプ
- [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] が [有効] に設定されている場合、このフィールドは必須です。
-
コードの記述または名称
- 申告為替レート
-
申告為替レートタイプと取引日に基づいて決定された為替レート
注:- [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] フィールドが [有効] に設定されている場合は、この値を指定する必要があります。
- 納入または入庫の請求が行われると、請求書で使用されている税金為替レートがこのフィールドに反映されます。
- 係数
-
申告為替レートのレート係数
- 基準通貨での申告
-
申告を基準通貨で表すかどうかを示します。申告為替レートタイプと取引日に基づいて決定されます。
注:- [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] フィールドが [有効] に設定されている場合、このフィールドは必須です。
- 納入または入庫の請求が行われると、請求書で使用されている税金通貨 (基準値) がこのフィールドに反映されます。
- 申告請求価額
-
申告レートに基づいて取引通貨から変換された申告通貨での請求価額です。
注:- [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] フィールドが [有効] に設定されている場合は、この値を指定する必要があります。
- 納入または入庫の請求が行われると、請求書で指定されたレートに基づいてこの値が再計算されます。
-
現地通貨のコード
- 申告統計値
-
申告レートに基づいて申告通貨から変換された申告通貨での統計値です。
注:- [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] フィールドが [有効] に設定されている場合は、この値を指定する必要があります。
- 納入または入庫の請求が行われると、請求書で指定されたレートに基づいてこの値が再計算されます。
-
コードの記述または名称
- 追加イントラスタット情報
-
- 運営会社
-
オーダ発生元の運営会社
- 追加イントラスタット情報
-
オーダにリンクされている追加イントラスタット情報セット
- フィールド名
-
イントラスタット申告の規則に従ったフィールド名
- フィールド値
-
フィールドの値
[追加イントラスタット情報定義 (tccom7104m000)] セッションでフィールド用に定義された長さ以下の値でなければなりません。実際の値および値のタイプ (数字または英数字) は、イントラスタット申告の規則および業種に応じて決定されます。
この追加イントラスタット情報セットがリンクされている販売/購買オーダまたはプロジェクトの輸出入統計を生成すると、これらのフィールドの値もレポートに出力されます。
- 記述
-
イントラスタット申告の規則に従ったフィールドの記述