購買元取引先 (tccom4120s000)
セッションの目的: 購買元取引先を表示、入力、およびメンテナンスします。
このセッションは、次の方法で開始できます。
- [購買元取引先 (tccom4520m000)] 概要セッションで、レコードをダブルクリックするか、新しい購買元取引先を入力する
- [取引先 (tccom4500m000)] 概要セッションで、適切なメニューの [ ] をクリックする
- [取引先 (tccom4100s000)] セッションで [ ] ボタンをクリックする
- スタンドアロンで実行する。
タブ
各タブ上のラインは次のセッションを参照します。
-
部署
部署別購買元取引先 (tccom2120m000) セッションを参照します。購買元取引先データには、商業データと請求書データが含まれ、これらは部署ごとに異なる場合があります。このタブを使用して、購買オフィスまたは会計オフィス別の購買元取引先データを表示、入力、およびメンテナンスします。 -
活動
活動 (tccom6100m000) セッションを参照します。このタブでは、活動を購買元取引先別に表示、入力、およびメンテナンスできます。 -
備考
備考 (tcstl1550m000) セッションを参照します。このタブでは、購買元取引先にリンクされている備考を表示、入力、およびメンテナンスできます。このタブでラインをダブルクリックするか、新しい備考を入力すると、備考 (tcstl1650m000) セッションが開始されます。 -
窓口
取引先役割別窓口 (tccom4545m000) セッションを参照します。このタブでは、窓口を購買元取引先別に表示、入力、メンテナンス、および削除したり、該当する窓口を購買元取引先の第 1 窓口にするかどうかを定義したりすることができます。このタブのラインをダブルクリックすると、窓口 (tccom1640m000) セッションが開始されます。 -
追加属性
取引先別属性 (tdsmi1101m000) セッションを参照します。このタブでは、購買元取引先に属性を追加できます。
- 購買元取引先
-
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
- 住所
-
購買元取引先の住所
- 住所ライン 1
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住所の最初の部分。デフォルト値は、[住所 (tccom4130s000)] セッションの住所ライン 1 フィールドから取得されます。
- 住所ライン 2
-
住所の 2 番目の部分。デフォルト値は、[住所 (tccom4130s000)] セッションの住所ライン 2 フィールドから取得されます。
- 住所ライン 3
-
住所の 3 番目の部分。デフォルト値は、[住所 (tccom4130s000)] セッションの住所ライン 3 フィールドから取得されます。
- 住所ライン 4
-
住所の 4 番目の部分。デフォルト値は、[住所 (tccom4130s000)] セッションの住所ライン 4 フィールドから取得されます。
- 住所ライン 5
-
住所の 5 番目の部分。デフォルト値は、[住所 (tccom4130s000)] セッションの住所ライン 5 フィールドから取得されます。
- 住所ライン 6
-
住所の 6 番目の部分。デフォルト値は、[住所 (tccom4130s000)] セッションの住所ライン 6 フィールドから取得されます。
- 勤務先電話
-
事業住所のファックス番号
注:完全な勤務先電話番号が指定されている場合、国 (tcmcs0110s000) セッションの[電話番号データ]グループボックスのフィールド値に基づいて、勤務先電話番号詳細 (購買元取引先) (tccom4120s200) セッションで完全な番号が自動的に分割されます。[詳細]ボタンをクリックすると、このセッションが開始されます。
- 第 1 窓口
-
取引先の第 1 窓口
注:このフィールドに値を入力すると、[契約別取引先役割 (tccom4546m000)] セッションでも購買元取引先がその窓口にリンクされます。
- 氏名
-
窓口の氏名
- テキスト
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このフィールドを使用して、購買元取引先に関するテキストを入力します。
- 取引先の状況
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取引先に割り当てられた状況。これにより、取引先に対して実行するアクションが決まります。
たとえば、状況が [見込客] の取引先に対しては販売オーダを指定できません。また、状況が [無効] の取引先に対しては商品を出荷できません。
取引先に未決済販売オーダあるいは未決済請求書がある場合は、状況を[有効]から[見込客]に変更できません。
指定可能な値
- 有効
-
取引先 (役割) の状況が[有効]の場合は、その取引先を取引処理に使用できます。 取引先が[有効]である期間を定義する必要があります。 この期間が期限切になると、取引先の実際の状況が[無効]に切り替わり、それ以降は使用できなくなります。
- 無効
-
取引先 (役割) の状況が[無効]の場合は、その取引先を取引処理には使用できません。
[無効]状況の発効日と有効期限は入力できません。
- 見込客
-
取引先の一般データを入力し、特定の役割の詳細を入力していない場合には、[見込客]取引先 (役割) を使用できます。 特定の役割の詳細を定義していない場合は、販売先役割も購買元役割も指定されていないため、販売オーダや購買契約などを入力することはできません。
取引先が[見込客]である期間を定義する必要があります。 この期間が期限切になると、取引先の実際の状況が[無効]に切り替わり、それ以降は使用できなくなります。
- 開始
-
この状況が有効になる日付と時間
このフィールドに入力しない場合、状況は直ちに有効になります。
- 終了
-
取引先の状況の有効期日と時間
このフィールドに入力しない場合、状況は続行されます。
- 作成者
-
購買元取引先を定義したユーザ
- 作成日
-
この取引先データが作成された日付
- 最終修正者
-
この取引先データを最後に修正したユーザ
- 最終修正日
-
この取引先データが最後に修正された日付
- 言語
-
取引先宛の文書に用いられる言語。この言語を用いた文書が使用できない場合は、会社の言語を用いた文書が使用されます。
- 地域
-
購買元の取引先が設立されている地域
- 業種
-
購買元取引先の業種。販売統計のソート基準として使用されます。
- 中小企業
-
このチェックボックスがオンの場合、購買元取引先は中小企業となります。
中小企業データが中小企業 - 詳細 (tccom1155m005) セッションで購買元取引先にリンクされている場合、このチェックボックスはデフォルトでオンに設定されます。[中小企業]をクリックして中小企業データを表示します。
- 少数者集団経営企業
-
このチェックボックスがオンの場合、購買元取引先は少数者集団経営企業となります。
少数者集団経営企業データが少数者集団経営企業 - 詳細 (tccom1155m010) セッションで購買元取引先にリンクされている場合、このチェックボックスはデフォルトでオンに設定されます。[少数者集団経営企業]をクリックして少数者集団経営企業データを表示します。
- 取引先シグナル
-
ここでシグナルを選択しておくと、LN セッションで取引先コードを入力する際にシグナルメッセージが表示されます。
- 取引先タイプ
-
類似の特徴 (EU の加盟国や特定の関税規則の対象など) を持つ取引先をグループ化する方法
注:取引先タイプは、取引先役割または財務取引先グループと同じではありません。
- 販売業者評価
-
販売業者評価を取引先に適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。
- 統計更新の取引先
-
オーダ管理の統計が現在の取引先の取引で更新される取引先
たとえば、親取引先を入力できます。このフィールドが空の場合、現在の取引先の統計が更新されます。
- カレンダー
-
取引先のカレンダー
- ファックス番号
-
事業住所での取引先のファックス番号
注:完全なファックス番号が指定されている場合、国 (tcmcs0110s000) セッションの[電話番号データ]グループボックスのフィールド値に基づいて、ファックス番号詳細 (購買元取引先) (tccom4120s300) セッションで完全な番号が自動的に分割されます。[詳細]ボタンをクリックすると、このセッションが開始されます。
- レート換算基準
-
購買オーダで使用される為替レートが算出される方法
指定可能な値
- 伝票日付
-
その伝票が作成された日時において有効なレートが、自動的に使用されます。[伝票日付]レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。このレートはマニュアルで変更できます。
レートは、請求書が転記された時点で、請求によって更新されます。
- マニュアル入力
-
このレートはマニュアルで入力できます。デフォルトでは、伝票が作成された日時に有効なレートを使用します。[マニュアル入力]レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。
- 納期
-
商品がまだ納入されていない場合、オーダ日に有効なレートが使用されます。ただし、このオーダ日が過去の日付の場合は、現在の日付に有効なレートが使用されます。
商品が納入されている場合は、実際納期に有効なレートを使用します。
[納期]レート換算基準は、販売オーダ、サービスオーダ、および販売請求書にのみ適用されます。このレートをマニュアルで変更することはできません。
- 入庫日
-
その商品の入庫が予定されている日時において有効なレートが使用されます。[入庫日]レート換算基準は、購買オーダおよび購買請求書にのみ適用されます。このレートをマニュアルで変更することはできません。
- 予定入出金日
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その販売請求書または購買請求書の予定支払日時において有効なレートが自動的に使用されます。
予定入出金日 = 予定納期 ÷ 入庫日 + 支払期間
支払期間は、[支払条件 (tcmcs0113s000)] セッションで指定されます。[予定入出金日]レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。このレートをマニュアルで変更することはできません。
レートは、請求書が転記された時点で、請求によって更新されます。
- 固定
-
このレート換算基準は、依存通貨システムまたは単一通貨システムでのみ使用できます。[固定]レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。
取引通貨と参照通貨間の換算レートをマニュアルで入力した場合、そのレートは固定レートとなります。マニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。
- 固定ハード
-
このレート換算基準は、独立通貨システムでのみ使用できます。[固定ハード]レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。
取引通貨とレポート通貨間の換算レートをマニュアルで入力した場合、そのレートは固定レートとなります。現地通貨レートは、実際の伝票の伝票日付に基づいています。
取引通貨とレポート通貨間の換算レートをマニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。
- 固定ローカル
-
このレート換算基準は、独立通貨システムでのみ使用できます。[固定ローカル]レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。
取引通貨と現地通貨間のレートをマニュアルで入力した場合は、レートが固定されます。その他のレートは、実際の伝票の伝票日付に基づいています。
現地通貨レートをマニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。
- 固定ローカルとハード
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このレート換算基準は、独立通貨システムでのみ使用できます。[固定ローカルとハード]レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。
取引通貨と自国通貨間の換算レートをマニュアルで入力した場合、そのレートは固定レートとなります。現地通貨レートは、実際の伝票の伝票日付に基づいています。
取引通貨と自国通貨間の換算レートをマニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。
- 入庫に対する購買レートの使用
-
このチェックボックスがオンの場合、購買オーダ/受取処理の借方側に対して購買レートデータが使用されます。
- 購買価格リスト
-
価格および/または値引の合意を取引先へリンクするために用いる 価格リスト
これらの合意は、購買元取引先との間で合意された別の価格合意により無効となることがあります。
- オーダ値引
-
取引先の購買オーダに適用されるデフォルトのオーダ値引割合
- 価格/割引別取引先
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購買元取引先に対する購買オーダの価格と値引は、このフィールドで選択された取引先との間で合意された条件に基づいていなければなりません。
このフィールドを未入力のままにすると、購買オーダに示された購買元取引先との間で合意された価格と値引が適用されます。
注:この取引先は、このセッションで定義される購買元取引先と同じ親取引先を持っていなければなりません。
- 遡及請求適用可能
-
このチェックボックスがオンの場合、 遡及請求機能を購買元取引先に使用できます。
- ロジスティック会社
-
購買オフィスのロジスティック会社
注:取引先が、このフィールドに指定されているロジスティック会社と異なるロジスティック会社で使用されている場合、この取引先の購買オフィスは空白とみなされます。その結果、取引先を購買オフィスで検索すると、購買オフィスが見落とされます。
- 購買オフィス
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購買元取引先からの購買にデフォルトで使用される購買オフィス
注:取引先が、[ロジスティック会社]フィールドに指定されているロジスティック会社と異なるロジスティック会社で使用されている場合、この取引先の購買オフィスは空白とみなされます。その結果、取引先を購買オフィスで検索すると、購買オフィスが見落とされます。
- 購買担当
-
購買元取引先との窓口になる担当従業員
- 購買オーダタイプ
-
購買オーダのデフォルトの購買オーダタイプ
このフィールドを未入力のままにすると、[ユーザプロファイル (tdpur0143m000)] セッションからオーダタイプが取得されます。
- 自社の顧客番号
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取引先が自社に適用する ID またはコード
- リストグループ
-
この取引先からリスト品目を購買するときに、リスト品目構成品目の検索に使用するリストグループ
- 例外別購買オーダの出力
-
このチェックボックスがオンの場合、購買承認コードの割当先となる新規および変更済の購買オーダラインだけが購買オーダに出力されます。
これにより、購買オーダラインに加えられた変更のうちのどれを次の購買オーダに出力するかを管理できます。これは、特別の場合のみ出力された購買オーダを受け取ればよいという購買元取引先の意向に合致します。たとえば、納期、品目あるいは価格を変更した場合などです。
このチェックボックスがオフの場合、承認コードにかかわらず、すべてのオーダラインの購買オーダが出力されます。
- 車両ごとの発行の生成
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN から、発注品目別ではなく完成品別にソートされた出荷の発行に関する EDI メッセージが送信されます。自動車業界において、車両は完成品です。
このチェックボックスは、出荷スケジュール順序にのみ関係します。
このチェックボックスは、[購買発行 (tdpur3120m000)] セッションの[車両ごとの発行の生成]チェックボックスの取引先に対するデフォルト設定です。購買発行ヘッダの設定は、変更することができます。
- 環境コンプライアンス宣言
-
電子機器の有害化学物質の使用を制限し、環境汚染を防ぐための世界的な各種規制
企業 (ほとんどの場合、電子機器メーカー) には、次のことが法的に義務付けられています。
- コンプライアンス規定の制定と管理
- 購買、設計、製造、およびサービスの対象となる資材が規制に準拠しているかどうかの検証
- 作業手順が規制に準拠しているかどうかの検証
このチェックボックスがオンの場合、取引先は、環境汚染を防止する規制に準拠して業務を行います。
- 品目参照
-
品目について取引先と連絡するためのデフォルトの代替通信方法
注:[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで製造元製品番号導入済チェックボックスがオンに設定されている場合にのみ、このフィールドを [MPN] に設定できます。
指定可能な値
- ICS
-
品目コードシステム
- MPN
-
製造元製品番号
- 適用なし
-
品目参照は適用されません。
- 確認の使用
-
このチェックボックスがオンの場合、顧客によるオーダ数量の確認が必要です。そのため、購買オーダまたはスケジュールが倉庫管理に発行される前に[確認承認済]チェックボックスをオンにする必要があります。
注:このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで確認の使用 (購買) チェックボックスがオンに設定されている場合にのみ、表示されます。
- 受渡条件
-
取引先との間で合意された受渡条件
デフォルト
受渡条件は、優先順位に従って以下のセッションから取得されます。
- [サイト別出荷元取引先 (tccom2121m000)]
- [出荷元取引先 (tccom4121s000)]
- [購買元取引先 (tccom4120s000)]
- 権利移動地点
-
取引先用に使用されるデフォルトの権利移動地点
デフォルト
権利移動地点は、優先順位に従って以下のセッションから取得されます。
- [サイト別出荷元取引先 (tccom2121m000)]
- [出荷元取引先 (tccom4121s000)]
- [購買元取引先 (tccom4120s000)]
- 返品の受渡条件
-
返品オーダの場合の商品の受渡に関して取引先との間で合意された受渡条件
デフォルト
返品の受渡条件は、優先順位に従って以下のセッションから取得されます。
- [サイト別出荷元取引先 (tccom2121m000)]
- [出荷元取引先 (tccom4121s000)]
- [購買元取引先 (tccom4120s000)]
- 出荷元取引先
-
購買元取引先から購入された出庫するデフォルトの出荷元取引先
- スケジュール数量タイプ
-
発注先に通知される数量タイプ
- 請求元取引先
-
この購買元取引先に送付された購買オーダに関連する請求書の送り元の請求元取引先
注:次のどちらかの条件に当てはまらなければなりません。
- 購買元取引先と請求元取引先が、同じ親取引先を持っている
- 購買元取引先は、請求元取引先の親である
- 輸送に対する請求取引先
-
このチェックボックスがオンの場合、取引先に購買商品の輸送費を課金します。
- 自己請求
-
このチェックボックスがオンの場合、デフォルトではこの購買元取引先に対して発行した購買オーダに自己請求が使用されます。
- 請求時点
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自己請求が適用される場合、自己請求請求書を生成できる時点を指定します。
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[検査]
商品が検査および承認された後、自己請求を生成できます。 -
[入庫]
商品が入庫または消費された後、自己請求を生成できます。
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- 自己請求日タイプ
-
[自己請求]チェックボックスがオンの場合、自己請求支払の基準となる日付を指定します。入庫日または出荷日を自己請求請求書で請求日として使用できます。