会社データのコピー (tccom0214m000)

このセッションは、会社データのコピー手順の 1 ステップです。詳細については、マルチ会社構造をコピーするには を参照してください。

セッションの目的: ターゲット会社のデータベーステーブル内のエクスポートファイルをインポートする前に、会社データのエクスポートファイル内の会社番号や企業単位コードを修正します。

会社番号ドメイン (tcncmp) と企業単位ドメイン (tcemm.grid および tgbrg.unit) が生成される関連データベースのテーブルフィールドで、ターゲット会社番号内に指定されたソース会社番号と、ターゲット企業単位コード内に指定されたソース企業単位コードが変更されます。

このセッションは複数回実行できます。たとえば、まずセッションを実行して会社番号を変更してから、もう一度セッションを実行して企業単位コードの一部またはすべてを実行できます。

企業番号を置換するには

企業番号の置換は必須です。

複数の会社の構造をコピーする場合は、次の操作を行います。

  1. [テーブルの順編成ダンプの作成 (ttaad4226m000)] セッションを使用してダンプを作成します。テーブルファイルのディレクトリとして、[テーブルファイルのディレクトリ] フィールドに <directory>/#COMP# を入力します。会社の範囲で指定された会社ごとにサブディレクトリが作成されます。
  2. [会社データのコピー (tccom0214m000)] セッションの [テーブルファイルのディレクトリ] で <directory>/#COMP# を指定します。このセッションは、このサブディレクトリ内のすべてのファイルを処理するために使用します。ここでは、1711 サブディレクトリ内のファイルは、会社 1711 のプレダンプなどです。1711 サブディレクトリ内のファイルは、1711.S で終わる必要があります。それ以外の場合はスキップされます。

企業単位を置換するには

次の条件が両方ともあてはまる場合、企業単位コードだけを置換する必要があります。

  • ソース会社とターゲット会社は同じ中央会社を使用します。
  • ターゲット会社の企業単位は、ソース会社の企業単位とは異なる財務会社にリンクしています。
注: 

会社ではなく、ユーザのパッケージコンビネーションによりコピーするデータが決まります。

フィールド区切りの指定

現在の会社のエクスポート済データを含む順編成ファイルで使用されるフィールドセパレータを指定します。これは、[テーブルの順編成ダンプの作成 (ttaad4226m000)] セッションでのエクスポート時に指定されたものと同一のセパレータです。

フィールドセパレータは、次のいずれかです。

  • パイプ (|)
  • キャレット + 大文字のアルファベット 1 文字 (たとえば ^A、^B など)
テーブルファイルのディレクトリ

現在の会社の順編成ファイルが保存されているディレクトリ。これは、[テーブルの順編成ダンプの作成 (ttaad4226m000)] セッションでのエクスポート時に指定されたものと同一のディレクトリです。

コピー対象の会社

会社データエクスポートファイル内のソース会社番号をターゲット会社番号で置換するには、このチェックボックスをオンにします。

会社データエクスポートファイル内の企業単位コードのみを変更する場合は、このチェックボックスをオフにする必要があります。

コピー対象の会社

置換する必要のあるソース会社番号、および対応するターゲット会社番号を入力します。構造を形成している会社の番号をコピーする場合は、その構造の会社番号をすべて指定する必要があります。

次のルールに従います。

  • 会社番号は順不同で指定できます。
  • ソース会社番号とターゲット会社番号は、大なり記号 (>) で区切ります。例: ソース会社が 400、ターゲット会社が 600 の場合は、「400>600」 と入力します。
  • ソース会社>ターゲット会社の番号の組合せは、セミコロン (;) で区切ります。
  • 会社番号は、4 桁の数字で構成する必要があります。必要に応じて、001 のように先頭部にゼロを置きます。
  • スペースを含めません。

このフィールドの入力値を入力するときには注意してください。このフィールドで、ソース会社番号に対応するターゲット会社番号を指定しないと、ソース会社番号が変更されません。これはきわめてよくないことです。順編成ファイルがロードされた後に、ソース会社への参照がターゲットマルチ会社構造に取り込まれてしまうためです。

会社 400、401、402 および 403 から構成されるマルチ会社構造は、次のようにコピーされます。

  • 会社 400 から会社 600 へ
  • 会社 401 から会社 601 へ
  • 会社 402 から会社 602 へ
  • 会社 403 から会社 603 へ

順編成ファイル内の会社番号を修正するには、「400>600;401>601;402>602;403>603」 と入力する必要があります。

コピー対象の企業単位

会社データエクスポートファイルでソース企業単位コードをターゲット企業単位コードで置換するには、このチェックボックスをオンにします。

次の条件が両方とも適合した場合、企業単位コードを置換するだけで済みます。

  • ソース会社とターゲット会社は同じ中央会社を使用します。
  • ターゲット会社の企業単位は、ソース会社の企業単位とは異なる財務会社にリンクしています。

会社データエクスポートファイルで会社番号のみを修正する場合は、このチェックボックスをオフにする必要があります。

コピー対象の企業単位

ターゲット企業単位コード、および対応するソース企業単位コードを入力します。

次のルールに従います。

  • 企業単位コードは順不同で指定できます。
  • ソース企業単位コードとターゲット企業単位コードは、大なり記号 (>) で区切ります。
  • ソース企業単位コード>ターゲット企業単位コードの組合せは、セミコロン (;) で区切ります。
  • 企業単位コードは、最大 6 文字で構成することができます。長すぎるコードは、右側が切り詰められます。たとえば、EU001235 は EU0012 になります。
  • 小文字がすべて大文字に変換されます。
  • スペースを含めません。

注意

ターゲット企業単位コードは、中央会社に存在している必要があります。

会社データエクスポートファイルで、次の置換を行う必要があります。

  • 企業単位コード EUL2F2 を必ず EUZ2F2 で置換
  • 企業単位コード EUL3F2 を必ず EUZ3F2 で置換
  • 企業単位コード EUL3F4 を必ず EUZ3F4 で置換

順編成ファイル内の企業単位コードを修正するには、「EUL2F2>EUZ2F2;EUL3F2>EUZ3F2;EUL3F4>EUZ3F4」 と入力する必要があります。