例 - 手順の詳細

  1. ターゲット会社 600、601、602 および 603 を作成します。

    [会社 (ttaad1100m000)] セッションを使用して、ターゲット会社 600、601、602、および 603 を作成します。変更をランタイムに変換し、bshell を再開します。

  2. 会社 601、602 および 603 について論理テーブルを定義します。

    注: 

    ソース環境では、会社 401、402 および 403 には論理テーブルが含まれ、会社 400 の物理テーブルにすべてリンクされています。会社 400 に論理テーブルは含まれません。

    実際のテーブル共有を更新し、新規会社 601、602、および 603 について論理テーブルを定義します。これを行うには、実際のテーブル共有セットを新バージョンにコピーし、[テーブルセット別テーブル (tltsm1110m000)] セッションで、会社 600 が物理会社、601、602、および 603 が論理会社である関係を追加します。テーブルセットごとに、それぞれの論理会社のラインを指定する必要があります。

    存在しない場合は、まず実際のテーブル共有セットを生成する必要があります。これを行うには、「手順の詳細」 の説明に従って、[テーブル共有セット (tltsm1115m009)] セッションで [論理テーブルからのインポート] コマンドを実行します。

    新しい会社でテーブル共有セットを更新したら、[テーブル共有セットの有効化] コマンドを実行して変更をランタイムデータディクショナリに変換し、bshell を再開して、新しい設定をロードする必要があります。

    注: 
    • 実際のテーブル共有セットに複数会社環境が指定されている場合、新規の会社 600、601、602 および 603 を複数会社環境にも追加する必要があります。
    • 新規複数会社構造の会社は、少なくとも tccom000 ([導入済ソフトウェア構成要素]) テーブルおよび tcemm170 ([会社]) テーブル、およびその参照テーブルを共有する必要があります。
  3. ソース会社 400、401、402 および 403 からデータをエクスポートします。

    ソース会社 400、401、402 および 403 から順編成ファイルにデータを抽出します。「企業モデル」 (tg) パッケージからデータをエクスポートしないでください。

    • [会社 400]

      会社 400 のデータを抽出するには、[テーブルの順編成ダンプの作成 (ttaad4226m000)] を 2 回実行します。

      最初のエクスポートでは、次の設定を使用します。

      テーブルの順編成ダンプの作成 (ttaad4226m000)
      フィールド
      会社 400-400
      パッケージ aa-tf
      テーブル <空> - zzz999
      エラーメッセージの抑制 No
      ダンプ後にテーブルの削除 No
      固定長レコードの作成 No
      フィールド区切りの指定

      Yes

      | (パイプ)

      テーブルファイルのディレクトリ /tmp/400
      ダンプファイルの基本名 <空>
      エラーファイル名 /tmp/err400-1

      2 番目のエクスポートでは、以下を除き、同じ設定を使用します。

      • パッケージの範囲: th-zz
      • エラーファイルには異なる名前を入力します (例: /tmp/err400-2)
    • [残りの会社]

      同じ手順を使用して、会社 401、402 および 403 からデータを抽出します。

      注意点: 

      • 各会社に異なるディレクトリを指定します。つまり、会社 401、402、403 に対してそれぞれ /tmp/401、/tmp/402、および /tmp/403 を指定します。
      • エクスポートごとに、異なるエラーファイル名を入力します。
  4. [会社番号の修正]

    [会社データのコピー (tccom0214m000)] セッションを実行して、順編成ファイルの会社番号への参照を修正します。ソース会社 400、401、402 および 403 への参照を、それぞれターゲット会社 600、601、602 および 603 への参照に変更する必要があります。

    • [会社 400]

      • 会社 400 に切り替えます。
      • 次の設定でセッションを実行します。
      会社データのコピー (tccom0214m000)
      フィールド
      フィールド区切りの指定 | (パイプ)
      テーブルファイルのディレクトリ /tmp/400
      コピー対象の会社

      Yes

      400>600;401>601;402>602;403>603

      コピー対象の企業単位 No
    • [残りの会社]

      セッションをさらに 3 回実行して、会社 401、402 および 403 の順編成ファイルを修正します。

      注意点: 

      • セッションを実行する前に、該当するソース会社番号に切り替える必要があります。たとえば、会社 401 から転送されたファイルを修正するには、セッションを実行する前に会社 401 に切り替える必要があります。
      • 「テーブルファイルのディレクトリ」 は会社番号ごとに異なります。会社 401、402 および 403 のファイルのディレクトリは、それぞれ /tmp/401、/tmp/402 および /tmp/403 です。
      • 残りの設定は上記の例の設定と同一である必要があります。
  5. 会社 600、601、602 および 603 にデータをインポートします。

    [順編成ダンプからのテーブルの作成 (ttaad4227m000)] セッションを実行して、順編成ファイルの内容をターゲット会社にインポートします。

    • 会社 600

      会社 600 にデータをロードするには、次の設定を使用します。

      順編成ダンプからのテーブルの作成 (ttaad4227m000)
      フィールド
      異なる会社に対してテーブルを作成

      Yes

      600

      テーブルがある場合は追加 No
      既存テーブルの削除 No
      インデックスの前に行を作成 Yes
      ドメイン制約の無効化 No
      参照整合性制約を無視 Yes
      順編成ファイルのフィールド区切りの指定

      Yes

      | (パイプ)

      テーブルファイルを検索するディレクトリ /tmp/400
      テーブル名と一致するパターン *
      未作成テーブル名を保存するファイル No
      エラーファイル名 /tmp/err_imp600
    • [残りの会社]

      同じ手順を使用して、会社 601、602 および 603 のデータをインポートします。

      注意点: 

      • [テーブルファイルを検索するディレクトリ] は、会社ごとに異なります。
        • /tmp/401 には、会社 601 にロードするファイルが含まれています。
        • /tmp/402 には、会社 602 にロードするファイルが含まれています。
        • /tmp/403 には、会社 603 にロードするファイルが含まれています。
      • インポートごとに、異なるエラーファイル名を入力します。
  6. 会社 600、601、602 および 603 について、不足しているテーブルを作成します。

    [テーブルの作成 (ttaad4230m000)] セッションを実行して、会社 600、601、602、および 603 について不足テーブルを作成します。次の設定を指定します。

    テーブルの作成 (ttaad4230m000)
    フィールド
    会社 600 - 603
    パッケージ <空> - zz
    テーブル <空> - zzz999
  7. すべてのターゲット会社の中央 DEM 会社として会社 600 を定義する

    各ターゲット会社 (600、601、602、および 603) について、次の手順を繰り返します。

    • 新しいターゲット会社に切り替えます。
    • [エンタープライズモデラデータを保存する中央会社 (tgbrg0100s000)] セッションを実行します。会社 600 を中央 DEM 会社として指定します。
  8. [テーブルの再編成 (ttaad4225m000)] セッションを実行して、テーブルを再編成し、会社 600、601、602、および 603 の参照カウンタを修復します。

    次の設定を指定します。

    順編成ダンプからのテーブルの作成 (ttaad4227m000)
    フィールド
    会社 600 - 603
    パッケージ <空> - zz
    テーブル <空> - zzz999
    データとインデックス Yes
    参照整合性 Yes
    参照の正当性の検査 No
    参照カウンタを修復 Yes
    その他のすべてのチェックボックス No