財務マスタデータの定義

「財務」 または 「両方」 タイプの会社では、会社の財務会計マスタデータを入力する必要があります。すべての財務会社に財務マスタデータが存在する必要があります。複数会社構造では、財務会社が財務マスタデータの大部分を共有できます。共有データの入力は 1 回だけです。データを共有する任意の会社に、共有データを入力できます。

財務マスタデータは以下のデータで構成されます。

  • 総勘定元帳 (GLD) モジュールで定義した LN 財務会計マスタデータ (たとえば、勘定科目表、財務会社とロジスティック会社の統合、税金登録データ)
  • 使用するその他の LN 財務会計モジュールのマスタデータ
  • LN 中央請求マスタデータこれは、請求書ヘッダとフッタ、および請求要求テンプレートで構成されます。

財務マスタデータを入力するには: 

  1. データを入力する会社に変更します。会社を変更するには、[詳細] メニューで LN の [オプション] を選択し、[会社の変更] をクリックします。

    注: 

    会社が、すでにデータを入力した会社とデータを共有している場合は、このデータはすでに存在します。この場合、該当するステップをスキップできます。

  2. 総勘定元帳マスタデータを定義します。このデータには、次の情報が含まれます。

    • 財務会社または複数会社構造の財務会社が使用するディメンションおよび会計期間
    • 勘定科目表
    • 元帳勘定の構造
    • 勘定にリンクされているディメンション
    • 財務会計で処理される取引の取引タイプ
    • 取引が転記される会計期間
    • 損益を記録するための中間勘定として使用される元帳勘定および取引タイプ

    財務会計マスタデータを入力する方法の詳細については、『Infor ERP 総勘定元帳の参照ガイド』を参照してください。

  3. 統合マッピング体系を定義します。統合マッピング体系は、各統合取引が転記される元帳勘定を定義する体系です。統合取引とは、商品の出庫や入庫など、ロジスティック処理によって生じた会計取引です。

    複数会社構造の各財務会社では、財務会社と関連するロジスティック会社間の統合向けに統合マッピング体系を定義する必要があります。特定のロジスティック会社に対して、または企業単位を通して財務会社が接続されているすべてのロジスティック会社に対して適用される統合マッピング体系を定義できます。

    ビジネス単位会計および財務データのロジスティック分析のために、会計取引をさまざまなディメンションにマップする必要もあります。

    統合マッピング体系とディメンションを設定する方法については、『Infor ERP 総勘定元帳の参照ガイド』の 「統合マッピングの設定手順」 の章を参照してください。

  4. 税データを設定します。
  5. 税金プロバイダを使用して米国およびカナダの税金を計算する場合は、『Infor ERP Tax User Guide』 で説明されている税金プロバイダインタフェースを設定します。
  6. 欧州連合 (EU) 加盟国に税金を申告する場合は、オンラインヘルプに記載されている説明に従って EU 税データを設定します。
  7. 対応するモジュールの説明に記載されているように、その他の LN 財務会計モジュールのマスタデータを設定します。モジュールパラメータは、モジュールのマスタデータの一部です。
  8. 中央請求データを設定します。