販売での遡及請求

再交渉により販売契約または品目に価格変更が加えられた場合は、遡及請求機能を使用して、販売オーダおよびスケジュールですでに請求済の品目を再請求することができます。価格差額は、品目数量が 0 でオーダ額に価格差額が含まれる遡及請求された販売オーダを介して処理されます。

遡及請求マスタデータ

遡及請求を設定するには、次の操作を実行します。

  1. 販売オーダタイプ (tdsls0594m000) セッションで、遡及請求対象の販売オーダタイプを指定します。
  2. [販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションで、次のフィールドを指定します。

    • 遡及請求
    • オーダタイプ遡及請求
    • 遡及請求原価/サービス
    • 遡及請求番号グループ
    • 番号グループの更新
    • 遡及請求勧告の生成日
  3. [品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッションで、次のフィールドを指定します。

    • 遡及請求適用品目
    • 取引先ごとの遡及請求販売オーダ
注: 

エンタープライズモデラ Content Pack を LN と組み合わせて使用する場合は、MSL3080 (遡及請求) ウィザードを使用して遡及請求を設定することを検討してください。会社の業務機能モデルを指定した後、[プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションでこの事前定義ウィザードを実行できます。

遡及請求手順

遡及請求された販売オーダの品目数量はゼロで、オーダ金額には価格差額が含まれます。

遡及請求された販売オーダを生成するには、次の操作を実行します。

  1. 遡及請求価格変更勧告の生成 (tdsls3270d000) セッションで価格変更勧告を生成します。

    このセッションは、次のように開始できます。

    • 契約の価格変更が行われたときに自動的に開始
    • 変更された品目価格の価格変更勧告を生成するためにマニュアルで開始

    注意

    • [遡及請求価格変更勧告の生成 (tdsls3270d000)] セッションでは、価格変更 (割合または固定値) をマニュアルで指定する必要があります。この価格変更は、その後、販売オーダ、販売スケジュール、または出荷の指定された範囲に適用されます。
    • 生成された価格変更勧告ヘッダ情報は、遡及請求価格変更勧告 (tdsls3570d000) セッションに表示されます。価格変更勧告ライン情報は、遡及請求価格変更勧告ライン (tdsls3571d000) セッションに表示されます。価格変更勧告ラインの情報は、ラインを承認する前に変更または削除できます。
  2. 遡及請求価格変更の承認 (tdsls3275d000) セッションで価格変更勧告を承認します。このセッションは、[遡及請求価格変更勧告ライン (tdsls3571d000)] セッションの適切なメニューから開始できます。
  3. 遡及請求販売オーダの生成 (tdsls3271d000) セッションで、遡及請求販売オーダを生成します。このセッションは、[遡及請求価格変更勧告ライン (tdsls3571d000)] セッションの適切なメニューから開始できます。販売契約に新規価格を反映するには、[遡及請求販売オーダの生成 (tdsls3271d000)] セッションの 契約を新価格で更新 チェックボックスをオンにします。
  4. 価格差額について遡及請求された販売オーダを請求するには、標準の請求手順を使用します。
注: 

遡及請求された販売オーダのオリジナル請求ラインデータが [リンクオーダラインデータ (tdsls4102s200)] セッションに表示されます。この情報は請求に発行され、請求書に使用されます。