販売見積 - オプション処理

いくつかの処理は、販売見積手順で常に発生するわけではありませんが、特定の状況では使用されます。

有効在庫と確約可能在庫のチェック

見積に関して有効在庫 (ATP) チェックおよび確約可能在庫 (CTP) チェックを実行できます。このチェックが自動的に実行されるのは、[計画パラメータ (cprpd0100m000)] セッションの [販売の確約可能在庫チェック] チェックボックスがオンになっており、[販売見積パラメータ (tdsls0100s100)] セッションで [見積ライン入力時の在庫チェック]、[確認時在庫チェック]、[処理中の在庫チェック] パラメータのいずれかが [Yes] または [タイムフェーズ] に設定されている場合です。フリーの利用可能在庫 (ATP) と他の重要な構成要素および能力 (CTP) が、見積ラインを処理するには不十分な場合、たとえば納入スケジュールを使用して不足を処理できます。納入スケジュールは、[有効在庫 (ATP) 処理 (cprrp4800m000)] セッションで設定できます。納入スケジュールを使用する場合、スケジュールラインをマニュアルで更新する必要があります。

[有効在庫 (ATP) 処理 (cprrp4800m000)] セッションは、次のように開始できます。

  • ATP/CTP チェックを実行する場合はマニュアルで開始
  • そのオーダタイプの在庫不足の自動処理オプションが定義されている場合は自動的に開始
  • 見積ラインの入力、確認、または処理中に表示される在庫不足メニュー (tdsls4830s000) からマニュアルで開始

製品バリアントの構成

見積ラインから一般品目製品バリアントを構成できます。

部品表構成要素の販売見積へのコピー

[部品表構成要素の販売見積へのコピー (tdsls1812s000)] セッションを使用して、部品表構成要素を販売見積にコピーできます。見積にコピーする製造品目および部品表レベルの番号を入力する必要があります。構成要素の他のレベルを持たない部品表の各位置のために販売見積ラインが追加されます。

カタログからの販売見積の作成

カタログに基づいて新規販売見積を作成できます。

販売見積の削除

[販売見積の削除 (tdsls1210m000)] セッションで、(処理済) 販売見積を削除できます。

代替の提示

特定の見積について、販売先取引先に複数の選択肢を提示できます。[販売見積ライン (tdsls1501m000)] セッションの適切なメニューにある [代替の作成] をクリックすると、代替ラインを作成できます。このラインの位置番号は第 1 見積ラインと同じですが、連番は 1 だけ大きくなります。

価格ステージのリンク

販売見積ラインの価格ステージを指定および更新できます。販売オーダの見積を処理すると、価格ステージが見積ラインから販売オーダラインにコピーされます。価格ステージによって、販売オーダラインをブロックすることができます。

見積ラインのプロジェクト原価のペギング

販売見積ラインの品目に関してプロジェクトペギングが必須の場合は、[販売見積ライン (tdsls1501m000)] セッションでペグを指定する必要があります。

販売見積の出力および確認

[販売見積のプレビュー (tdsls1401m200)][販売見積の出力 (tdsls1419m000)]、および [販売見積ラインの出力 (tdsls1420m000)] セッションで、販売見積の出力と確認ができます。

資材価格の取得

資材価格パラメータ (tcmpr0100m000) セッションの [販売の資材価格設定] チェックボックスがオンで、資材価格設定マスタデータが指定されている場合は、資材価格情報を取得し、販売見積ラインの資材価格を計算できます。

販売後サービスの指定

品目後納入に適用される販売後サービスを指定できます。販売オーダの見積を処理すると、アフターサービスデータが販売見積から販売オーダにコピーされます。