販売見積

販売見積は、購買決定を行う上で必要な詳細を販売先取引先に提供するために使用されます。

販売見積は、取引先からの見積依頼 (RFQ) への回答として作成するか、見込取引先との販売処理を開始するための販売ツールとして作成することができます。見積には、日付、条件、販売する品目または品目の説明、および見積が承認される確実性レベルを反映した成功率が含まれます。販売見積は、それらの成功率に基づいて計画モジュールに含まれます。成功率が高い見積は、販売済と見なされます。

見積を出力して取引先に送付できます。回答された見積の結果は、販売に入力できます。見積が承認されない場合、不成立の理由と見積を獲得した競合先を指定できます。取引先が見積を受け入れた場合、見積を販売オーダに転送し、成功の理由を指定できます。

販売見積マスタデータ

販売見積手順を使用するには、事前に次のパラメータおよびマスタデータを指定する必要があります。

  1. [販売パラメータ (tdsls0100s000)] セッションで 見積 チェックボックスをオンにします。
  2. 販売見積パラメータ (tdsls0100s100) セッションで販売見積パラメータを指定します。
  3. 競合先 (tdsls1106m000) セッションを使用して、競合先を定義し、販売見積手順全体を通して追跡します。見積ラインが成立しない場合、オーダを獲得した競合先を示すことができます。
  4. 見積の成功率を上げるには、見積の承認または却下の理由を記録することが重要です。理由 (tcmcs0105m000) セッションで指定された成立または不成立の理由により、見積の長所と短所を把握できます。見積ラインごとに、成立または不成立の理由を示すことができます。

販売見積手順

販売見積手順には、作成、出力、見積依頼結果の指定、処理、および販売見積の提出が含まれます。

詳細については、次のトピックを参照してください: 販売見積手順

販売見積のオプション処理

多くの処理は、販売見積手順で必ず発生するわけではありませんが、特定の状況で適用することができます。

詳細については、次のトピックを参照してください: 販売見積 - オプション処理