タイムフェーズ在庫チェック
タイムフェーズ在庫チェックでは、販売オーダラインまたは販売見積ラインの場合に、品目のオーダリードタイム時に十分な在庫があるかどうかをチェックできます。つまり、特定の時点での手持在庫と引当の差異は無視されます。その代わり、オーダリードタイムの全期間で手持在庫とすべての計画在庫処理間の差異が考慮されます。
タイムフェーズ在庫チェックが実行されるのは、次の場合のみです。
- 納期がオーダリードタイム内にある
- 販売オーダに関して、[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションのタイムフェーズ在庫チェックチェックボックスがオンになっている
- 販売見積に関して、[販売見積パラメータ (tdsls0100s100)] セッションで見積ライン入力時の在庫チェック、確認時在庫チェック、または処理中の在庫チェックパラメータが [タイムフェーズ] に設定されている
例
現在の日付 | 01-10 | - |
現在の手持在庫 | 100 | - |
計画済購買入庫 | 01-11 | 25 ユニット |
計画済販売オーダ | 10-11 | 100 ユニット |
計画済販売オーダ | 01-12 | 1000 ユニット |
オーダリードタイム | 2 ヶ月 | - |
タイムフェーズ在庫チェックでは次の利用可能在庫が登録されます。
01-11 | 125 ユニット |
10-11 | 25 ユニット |
01-12 | -975 ユニット |
10 月 10 日に 100 ユニットの販売オーダを 11 月 15 日の納期で入力すると、タイムフェーズ在庫チェックが実行されます。納期はオーダリードタイム内です (12 月 1 日以前)。11 月 15 日の利用可能在庫は 25 ユニットです。100 ユニットの配賦は利用可能在庫を超えているため、適切なアクションが自動的に実行されるか、必要なアクションを選択できる在庫不足メニュー (tdsls4830s000) セッションが開始されます。