手数料およびリベート合意選択

販売オーダのクローズ時に関係に支給する手数料/リベートを計算するには、まず適用可能な手数料/リベート合意を検索する必要があります。これらの合意は、手数料合意 (tdcms0635m000) セッションおよびリベート合意 (tdcms0635m100) セッションで指定できます。

販売オーダと関係の特定の組合せについて複数の手数料/リベート合意が適用可能である場合、[手数料/リベートパラメータ (tdcms0100s000)] セッションの [優先順位 5] フィールドに指定された優先順位に基づいて手数料/リベート合意が選択されます。

次の手数料合意が適用されます。

- 合意 A 合意 B 合意 C
販売先取引 - - -
関係 John   John
関係グループ - G01 -
プロジェクト - - -
品目 - - X05
手数料グループ - - -
手数料割合 (%%) 2% 1.5% 3%
手数料増大基準 0% 0% 0%
  • 合意 A は、関係 John に対する手数料を指定しています。
  • 合意 B は、関係グループ G01 に対する手数料を指定しています。
  • 合意 C は、John と品目 X05 の組合せに対する手数料を指定しています。

John が関係グループ G01 のメンバーで品目 X05 を販売している場合は、3 つの合意をすべて適用できます。

[手数料/リベートパラメータ (tdcms0100s000)] セッションで手数料検索に次の優先順位が指定されているとします。

  • 優先順位 1: 顧客/関係/プロジェクト/品目
  • 優先順位 2: 関係/品目/ /
  • 優先順位 3: 関係/ / /
  • 優先順位 4: 関係グループ/ / /

手数料合意の優先順位は次のようになります。

手数料合意 タイプ 優先順位
A 関係 3
B 関係グループ 4
C 関係/品目 2

手数料合意 C は優先順位が最高なので適用されます。つまり、John に 3% の手数料が支給されます。

John が品目 Y07 を販売している場合、合意 A、または B のみを適用できます。合意 A は B よりも優先順位が高いため、John は 2% を得ることができます。