目標のコピー時に目標の調整を定義するには

新しい期間の既存の目標をコピーするとき、目標を調整する方法を定義します。

定義された期間の目標を調整する方法は、次のとおりです。

目標の調整で設定可能な値は次のとおりです。

  • [強化]: 目標を以前よりきつくする必要がある
  • [緩める]: 目標を以前より緩める必要がある
  • [なし]: 目標の変化なし

調整する割合を入力します。

注: 

[目標の調整] 値が [いいえ] に設定された場合、割合フィールドが無効になります。

割合を導入する方法を定義します。

設定可能な値は次のとおりです。

  • [単一]
  • [連続]
  • [連続 (累進)]

方法を使用する方法

例: 次の期間と目標が [品目品質統計 (qmptc1140m000)] セッションに存在します。

期間 説明 目標
1 1 月 100
2 2 月 100
3 3 月 100
4 4 月 100

例: 目標を下げる必要がある場合、[目標の調整] の状況を [強化] に設定します。割合は、次の 3 期間は 10% と定義され、元の期間は 1 月です。方法ごとに、結果は次のようになります。

単一 - 目標は次のようになります。

期間 説明 目標
1 1 月 100
2 2 月 90
3 3 月 90
4 4 月 90

基準期間は 1 月のため、更新されません。定義された割合に基づいて、選択されたすべての期間の値が 90 になります。これは、1 回限りの計算で、値は選択範囲内のすべての期間について導入されます。

連続 - すべての期間で目標を 10% 下げる必要がある場合、目標は次のようになります。

期間 説明 目標
1 1 月 100
2 2 月 90
3 3 月 80
4 4 月 70

基準期間は 1 月のため、更新されません。これは、1 回限りの計算で、値は連続する期間ごとに導入されます。前の期間が基点として使用されるため、3 月期の計算を行うときは、2 月期の目標が使用されます。つまり、90 – 10 = 80 です。

連続 (累進) - 目標は次のようになります。

期間 説明 目標
1 1 月 100
2 2 月 90
3 3 月 81
4 4 月 72.9

1 月は現在の期間のため、目標に影響は及びません。次の期間である 2 月では、100 × 0.9 = 90 と計算されます。その次の期間である 3 月では、2 月の目標の出力が使用されます。つまり、90 × 0.9 = 81 です。このアルゴリズムは、選択範囲内の次の期間ごとに使用されます。

注: 

[目標の調整] 値が [緩める] に設定されている場合、同じ計算が適用されます。