100 万分の 1 チャートを作成するには

このチャートは、品目の実際の 100 万分の 1 (PPM) 品質パフォーマンスと、目標および平均測定値 (月/年) を比較するために使用されます。このチャートは、ユーザ定義期間の実際の検査結果から抽出されます。

100 万分の 1 チャートは、品目品質統計 (qmptc1140m000) セッションのデータに基づいて作成されます。例: 

チャートは、次のルールに基づいてプロットされます。

  • PPM 値は、オーダ発生元、品目または品目/発注先、年、期間ごとに決定されます。
  • 検査品目のあらゆる単位が機会であると見なします。
  • 期間内に検査される単位の合計数、つまり期間あたりの機会の合計を決定します。
  • 期間内に不合格になった単位の合計数、つまり期間あたりの欠陥の合計を決定します。
  • 機会あたりの欠陥は、欠陥数を期間内の機会の数で除算した数を表します。期間内の機会あたりの欠陥 = 期間あたりの欠陥合計/期間あたりの機会合計
  • 100 万機会あたりの欠陥は、期間あたりの欠陥を 100 万倍した数を表します。1 か月の 100 万機会あたりの欠陥 = 1 か月の機会あたりの欠陥 × 1000000
  • 1 年間の 100 万あたりの欠陥も同様に、機会の合計数と 1 年間の合計欠陥数を使用して計算されます。
  • 期間内の 100 万機会あたりの欠陥の計算データが表示されます。各期間は、チャート上の個々のポイントにより表されます。
  • 1 年間の 100 万機会あたりの欠陥は、1 年間または各四半期のすべての期間内の計算平均値としてプロットできます。

LN のしくみ

PPM チャートには、[品目品質統計 (qmptc1140m000)] セッションからアクセスできます。このチャートは、選択された年のすべての期間について、セッションの表示フィールドに作成されます。複数の期間が選択された場合、選択内容に基づいて範囲が拡大されます。

注: 

期間 3 と 5 を選択した場合、一貫性を保つため 4 も表示されます。

チャートが初めて開始されると、デフォルトが [100 万分の 1 チャート (qmptc1740m000)] セッションに保存されます。[チャートの修正] をクリックして値を変更します。

PPM チャートを変更するオプションを次に示します。

スキップロットの承認を含む

このフラグは、スキップされたオーダ検査の承認済バッチを、チャートの生成に使用されるデータに含める必要があるかどうかを決定します。

再検査

[再検査を除く] オプションと [再検査を含む] オプションを使用して、チャートの生成に使用するデータを決定します。次の例は、選択されたオプションの場合にデータをプロットする方法を示しています。

次のオーダが期間に定義されます。

単位 サンプル 特徴 1 特徴 2 特徴 3 結果
1 1 単位 合格 不合格 不合格 1 不合格サンプル
2 1 単位 合格 合格 合格 1 合格サンプル
3 1 単位 不合格 不合格 不合格 1 不合格サンプル
4-5000 4996 単位 合格 合格 合格 4996 合格サンプル

結果は、5000 サンプル中 2 件の失敗、つまり、2 ÷ 5000 × 1,000,000、すなわち 400 ppm です。

オーダ検査 オーダ数量 サンプル数量 承認/不合格 再検査オーダ
1 100 100 承認  
2 200 200 不合格 3
3 200 200 不合格  
4 200 200 不合格  
5 200 200 承認  
6 200 200 不合格 7
7 200 200 不合格 8
8 200 200 承認  

累計結果は次のとおりです。

  • 再検査を除く承認済数量: 300 (オーダ 1、5)。
  • 再検査を除く%不合格数量: 600 (オーダ 2、4、6)。
  • 再検査を含む承認済数量: 500 (オーダ 1、5、8)。
  • 再検査を含む不合格数量: 400 (オーダ 3、4)。

結果は、[品目品質統計 (qmptc1140m000)] セッションに表示されます。

承認済 (再検査を除く) 不合格 (再検査を除く) 承認済 (再検査を含む) 不合格 (再検査を含む) スキップされた数量
300 600 500 400 0

[再検査を除く] オプションを選択した場合、チャートのデータが次のようにプロットされます。

  • 承認 - 300
  • 不合格 - 600

[再検査を含む] オプションを選択した場合、チャートのデータが次のようにプロットされます。

  • 承認 - 500
  • 不合格 - 400