根本原因分析処理

RCA 機能を実行するには、[品質管理パラメータ (qmptc0100m000)] セッションの [根本原因分析の導入] チェックボックスをオンにする必要があります。これらのデータは、以下の根本原因分析文書 (RCA) シリーズと関連付けて指定する必要があります。

  • [番号グループ]
  • [デフォルトシリーズ]
  • [アクション分類の使用]

実行するアクションは、[タスクタイプ (qmcpl0101m000)] セッションの [アクション分類] フィールドを使用して指定する必要があります。アクションとして、[封込め]、[修正]、[防止]、[一般] などを選択できます。アクション分類は、以下のようにアクションのタイプに基づいて選択する必要があります。タスクが封込めタイプの場合、分類は [封込め] に設定する必要があります。

問題解決のために根本原因分析を実行する処理: 

  1. チームの形成

    問題解決処理に向けて部門横断チームを構築します。各修正措置計画の従業員リストは、[再審委員会のメンバー、文書 (qmcpl1101m000)] セッションで指定する必要があります。このセッションを使用して、修正措置計画 (CAP) の進捗を確認する再審委員会と関連付ける従業員リストをメンテナンスすることもできます。

  2. 問題の定義および問題の分析

    根本原因分析を実行する問題を定義します。問題に関する情報を [修正措置計画 (qmcpl1100m900)] セッションで指定する必要があります。

    問題の詳細分析を実行することで、[問題分析 (qmcpl1102m000)] セッションを使用して問題説明を作成し、修正措置計画 (CAP) と関係する問題を定義できます。[問題の指定] フィールドでリストされる質問を利用して、問題を分析できます。

  3. 中間封込め措置の実行 (必要な場合)

    修正措置計画 - タスク (qmcpl1605m000) セッションで、[アクション分類] を [封込め] に設定してタスクを作成します。

  4. 根本原因分析の実行

    [修正措置計画 (qmcpl1100m900)] セッションで根本原因分析文書を生成します。[根本原因分析の作成] オプションを使用して、以下の方法論により根本原因分析文書を生成します。

    • 根本原因分析 - 5 WHY (なぜ): [根本原因分析 - 5Why (qmrca1100m100)] セッションを利用して、問題の根本原因の評価に役立つ 5 WHY を指定します。問題を特定し、根本原因にたどりつくまで WHY を指定する必要があります。質問のリスト (5 WHY) により、以下のことができます。
      • 問題が発生する理由を理解する
      • 問題の原因を検出する
      • 可能な対策が失敗の理由を分析する
    • フィッシュボーン - 原因分類および根本原因分析: [フィッシュボーン原因分類 (qmrca0101m000)] セッションを利用して、資材、機械または環境などの問題の原因の分類を定義します。この分類を利用して、フィッシュボーン問題解決方法論により問題の潜在的な原因および根本原因を分析できます。[根本原因分析 - フィッシュボーン (qmrca1100m200)] セッションを利用して、フィッシュボーン方法により根本原因分析 (RCA) と関連するデータを表示およびメンテナンスできます。問題の原因およびサブ問題を定義できます。
    • 根本原因分析 - チェックリスト: [根本原因分析 - チェックリスト (qmrca1100m300)] セッションを利用して、問題解決のチェックリストを表示およびメンテナンスします。可能な質問と対処 (理由) をリストして、根本原因が特定できます。
  5. 恒久的な修正および防止措置計画の定義、ならびに結果の検証

    恒久的な修正措置および検証計画を [修正措置計画 (qmcpl1100m900)] セッションの [CAP の検証] タブで定義します。[CAP の有効性の検証] チェックボックスにおいて、CAP が有効であると示されます。

    [修正措置計画の出力 (qmcpl1400m000)] セッションを利用して、[A3] および [8D] 問題解決レポートを生成できます。