標準値

製造処理で、品目に標準値または実際のサイズが指定されます。ただし、わずかな差異を許容できます。この差異は許容範囲と呼ばれます。

品質では、標準値を指定して、標準サイズの許容範囲 (差異を含む) を指定します。

以前は、検査オーダの [標準] と、[上限] および [下限] との間の値の測定のみが可能でした。上限値は常に標準値よりも大きく、下限は常に標準値よりも小さくなっている必要がありました。

標準値機能を使用することで、標準値の許容範囲を指定できます。承認済設計規格に基づいて、事前定義標準テーブルを指定できます。

場合によっては、許容範囲のレベルが標準値より大きい、または小さい必要があります。たとえば、シャフトの直径と穴の直径の照合です。穴の直径に指定する上限および下限は、標準値より大きい必要があります。一方、シャフトの直径に指定する上限および下限は、標準値より小さい必要があります。

また、この機能を使用すると、検査オーダを処理することもできます。