不適合レポートの生成

不適合レポートは次の処理から生成できます。

  • 倉庫検査
  • 品質検査
  • 保管検査
  • サービス
  • マニュアル

不適合レポートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 不適合レポートの生成

    不適合レポート (qmncm1100m000) セッションを使用して、NCR の詳細をメンテナンスします。オーダ発生元に基づいて、LN にオーダの詳細が表示されます。

    不適合レポートをマニュアルで作成する場合は、オーダ発生元を入力します。

    • ソースオーダデータに関連する詳細 (必要な場合)、ロット識別子、材料の不適合の説明、不適合のいくつかのカテゴリ、報告者に関連する情報を入力します。
    • 再審委員会の詳細と、不適合レポートの責任者である不適合レポート所有者を入力します。

    不適合レポートは、オーダ発生元に関係なく、オープンの状況で作成されます。

    トレーサビリティを維持するために、2 つの不適合レポートの親子関係を定義できます。[NCR の分割] オプションを使用した場合、既存の不適合レポートが親として、その後の不適合レポートが子として参照されます。

    不適合レポートがマニュアル以外で生成される場合、オーダの詳細はオーダ発生元に基づく値になります。

    複数のロット番号またはシリアル番号を選択して、個々の不適合レポートにリンクすることができます。

  2. 不適合レポートの提出

    不適合レポート (qmncm1100m000) セッションで [NCR の提出] オプションを使用して、完全性チェック、工順決定、および不適合資材処分の担当者の指定を行うために不適合レポートを提出します。不適合レポートのデフォルトの所有者や、デフォルトの再審委員会 (MRB) を変更できます。

    データを変更するには、不適合レポートの状況を[提出済] から [オープン] に変更します。

  3. 不適合レポートの割当

    不適合レポート (qmncm1100m000) セッションの [NCR の割当] オプションを使用して、状況が [提出済] の不適合レポートを割り当てます。

    再審委員会の所有者により推奨された変更を組み込むには、状況を [割当済] から [提出済] に変更します。

  4. 不適合レポートの処分

    不適合レポート (qmncm1100m000) セッションの [詳細] タブで、責任者/所有者が資材の不適合を調査し、必要な場合は不適合レポートを別の所有者または再審委員会に再度割り当てます。

    不適合レポートには、次の事前定義処分を設定できます。

    • [再作業 (既存の仕様)]:この処分は、安全性、性能、交換可能性、信頼性、品質に悪影響を及ぼすことなく再作業が可能な不適合材料に対して行います。再作業した材料は、材料の通常のフローに戻されます。
    • [再作業 (新しい仕様)]:この処分は、安全性、性能、交換可能性、信頼性、品質に悪影響を及ぼすことなく再作業が可能な不適合材料に対して行います。LN により新しい製品番号が割り当てられます。
    • [再分類]:この処分には、不適合材料の再分類が必要で、通常は新しい部品番号の割当が必要になります。
    • [販売業者に返品]:この処分は、材料の不一致が発注先の責任であり、他の処分が推奨されない場合に適用されます。
    • [廃棄]:不適合材料が本来の目的に使用できず、修理できません。廃棄の証拠が必要です。
    • [現状のまま使用]:無視できる軽微な不適合が繰り返された品目、部品、または製品に使用します。
    • [修理]:この処分は、不適合材料を、承認可能だが該当する設計図や仕様に全体として適合しない可能性がある状態にするために行います。
    • [不具合なし]:この処分は、不適合が間違って報告された場合に使用されます。この処分の材料は、通常のフローに戻されます。

    状況が [処分済] の不適合レポートを前の状況に戻すことはできません。

  5. 不適合レポートのクローズ

    [NCR のクローズ] を選択して不適合レポートをクローズします。状況が自動的に [クローズ] になります。