主観的基準による評価の計算

[販売業者評価の更新 (tdpur8850m000)] セッションで販売業者評価の完全更新を行う場合、販売業者評価の計算/更新手順の 3 番目の段階として主観的基準の評価が計算されます。

主観的基準の評価を計算するには:

  1. [質問状結果 (tdpur8193m000)] セッションから各取引先の主観値が取得されます。
  2. [販売業者評価の主観値 (tdpur8192m000)] セッションに指定されている割合値が、対応する主観値に割り当てられます。
  3. 取引先ごとに各主観的基準の平均評価が計算されます。

取引先/主観的基準の組合せの総合評価は、次のように計算されます。

基準ごとの総合評価 = SUM ÷ OCC 
合計 1 つの取引先/主観的基準の組合せに割り当てられているすべての割合値
OCC: 割合値が取引先/主観的基準の組合せに割り当てられる回数。適用なしの値は考慮されません。

例 1

取引先は、複数の従業員による 2 つの主観的基準に基づいて評価されます。

  • CS = 顧客サービス
  • DS = 納入サービス
主観的基準 主観値 % 値 従業員
CS 50 アーサー
DS 80 アーサー
CS 60 ボブ
DS 60 ボブ
CS 不可 40 キャロル
DS 適用なし ** キャロル

取引先/主観的基準の組合せの総合評価は次のとおりです。

  • CS = (50 + 60 + 40) ÷ 3 = 50%
  • DS = (80 + 60 ) ÷ 2 = 70%

計算後、評価が次のセッションに表示されます。

  • [期間別販売業者評価 (tdpur8102m000)]
  • [基準別販売業者評価 (tdpur8102m100)]

例 2

上記と同じ例を使用しますが、この例では主観的基準 CS に 3 種類のサブ基準が含まれています。サブ基準には、次の重要度があります。

サブ基準 重要度
柔軟性 0.4
コール処理 0.2
サポート 0.4

次の割合値が割り当てられています。

主観的基準 主観値 % 値 従業員
柔軟性 50 アーサー
コール処理 80 アーサー
サポート 不可 40 アーサー
DS 80 アーサー
柔軟性 60 ボブ
コール処理 50 ボブ
サポート 60 ボブ
DS 60 ボブ
柔軟性 不可 40 キャロル
コール処理 80 キャロル
サポート (適用なし) 0 キャロル
DS (適用なし) 0 キャロル

  1. 総合評価の計算

    取引先/主観的基準の組合せの総合評価が計算されます。
    • 柔軟性 = (50+60+40) ÷ 3 = 50%
    • コール処理 = (80+50+80) ÷ 3 = 70%
    • サポート = (40+60) ÷ 2 = 50%
    • DS = (80+60) ÷ 2 = 70%
  2. 親主観的基準の評価の計算

    親基準評価 = 合計 (子基準 % 値 × 重要度)
    • 柔軟性 = 50% × 0.4 = 20
    • コール処理 = 70% × 0.2 = 14
    • サポート = 50% × 0.4 = 20
    • CS 評価 = 20 + 14 + 20 = 54%
  3. 評価の書き込み

    計算が終了すると、評価が次のセッションに書き込まれます。

    • [期間別販売業者評価 (tdpur8102m000)]
    • [基準別販売業者評価 (tdpur8102m100)]