見積依頼の手順

見積依頼 (RFQ) 手順を使用すると、商品およびサービスの提供を入札者 (購買元取引先) に依頼できます。受け取った見積依頼回答 (入札) を比較して、要件に最適なものを選択できます。

見積依頼は、生成することも、マニュアルで作成することもできます。承認済発注先リストを基準に見積依頼をマニュアルで作成するか、見積依頼の送付先とする入札者をマニュアルで選択できます。

見積依頼 (RFQ) 手順の主要なステップは次のとおりです。

  1. 見積依頼の作成
  2. 入札者への見積依頼の送付
  3. 入札者からの回答の受信
  4. 回答についての交渉
  5. 回答の比較
  6. 回答の選択

これらのセッションは、見積依頼手順に含まれています。

  1. [見積依頼 (tdpur1600m000)]

    見積依頼 (tdpur1600m000) セッションを使用して、次の操作を行います。

    • 見積依頼のマニュアル作成
    • 生成された見積依頼の表示

      見積依頼の生成は、次のセッションのいずれかで行われます。

      • 見積依頼の生成 (tdpur1220m000)

        一定範囲の品目または品目グループについて見積依頼が生成され、見積依頼の送付先にする入札者を選択できます。
      • 購買要求の変換 (tdpur2201m000)

        購買要求ラインが見積依頼に変換されます。
      • 契約に基づく見積依頼の生成 (tdpur3201m000)

        購買契約ラインが見積依頼にコピーされ、見積依頼の送付先にする入札者をリンクできます。
      • オーダの転送計画 (cppat1210m000)

        計画購買オーダがオーダ計画から調達に転送されます。品目の購買元取引先が見つからなかった場合は、計画購買オーダを見積依頼に転送できます。
  2. [見積依頼入札者 (tdpur1505m000)]/[入札者の見積依頼への追加 (tdpur1221m000)]

    この手順は、見積依頼をマニュアルで作成する場合だけにあてはまります。生成される見積依頼は選択された入札者に直接リンクされます。

    入札者に見積依頼をリンクする方法は次のとおりです。

    • 入札者ごと (見積依頼入札者 (tdpur1505m000) セッション)
    • 入札者の範囲 (入札者の見積依頼への追加 (tdpur1221m000) セッション) または承認済発注先リストの使用

    [見積依頼 (tdpur1600m000)] セッションの [入札者] タブで、どの入札者が見積依頼にリンクされているかを表示できます。

  3. [見積依頼の出力 (tdpur1401m000)]

    見積依頼が作成されて入札者がリンクされたら、見積依頼の出力 (tdpur1401m000) セッションで見積依頼を出力して、入札者に送付します。

  4. [見積依頼回答 (tdpur1506m000)]

    入札者から受け取る見積依頼回答は、見積依頼回答 (tdpur1506m000) セッションで指定できます。見積依頼回答には 1 つ以上の回答ラインが含まれています。

  5. [見積依頼交渉 (tdpur1606m000)]

    必要に応じて、見積依頼交渉 (tdpur1606m000) セッションで入札者の回答について交渉し、対案を指定することができます。

    最新の交渉回答情報には、価格、値引、および日付が含まれており、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションと同期されます。対案情報は同期されません。

  6. [見積依頼比較回答 (tdpur1600m100)]

    見積依頼ライン見積依頼入札者、および見積依頼回答の各セッションを使用して、見積依頼回答の比較とランク付けができます。

    見積依頼比較回答 (tdpur1600m100) セッションで、状況が [回答済]、[交渉中]、または [受入済] の回答ラインの比較とランク付けができます。このセッションにより、変換に関して最良の回答を選択できます。見積依頼の 1 つのラインまたはすべてのラインについて、分析を実行できます。

    回答ラインの比較とランク付けの基準は次のとおりです。

    • 見積依頼に基準セットが指定されている場合、客観的基準および主観的基準
    • 価格および金額。価格および金額には、輸入仕入原価 (入札者およびサードパーティ) を含めることもできます。

    注意: 価格および金額に基づく比較の場合、基準セットは不要ですが、基準セットの基準として価格を指定することもできます。

    次のセッションを使用して、ランク付けした回答ラインを [見積依頼比較回答 (tdpur1600m100)] セッションのタブとして表示できます。

    • 見積依頼比較回答 (基準セット) (tdpur1511m000)
    • 見積依頼比較回答 (価格) (tdpur1511m100)
    • 見積依頼比較回答 (入札者グループの基準セット) (tdpur1511m200)
    • 見積依頼比較回答 (入札者グループの金額) (tdpur1511m300)

    詳細については、次のトピックを参照してください::

    • 見積依頼の基準および基準セットの指定
    • 基準の合計スコアの計算
    • 見積依頼回答のランク
  7. [見積依頼の変換 (tdpur1202m000)]

    状況を [受入済] に設定して回答ラインを受け入れた後、見積依頼の変換 (tdpur1202m000) セッションを使用して、回答ラインを購買オーダ、購買契約、または価格帳に変換できます。

    選択した回答ラインについて、次の方法でこのセッションを開始できます。

    • [見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションの適切なメニューで [見積依頼の変換] をクリックする。このコマンドは、[変換アクション] フィールドが [変換] に設定されており、[見積依頼回答 (tdpur1506m000)] セッションで変換タイプフィールドが指定されている場合にのみ有効です。
    • [見積依頼比較回答 (基準セット) (tdpur1511m000)][見積依頼比較回答 (価格) (tdpur1511m100)][見積依頼比較回答 (入札者グループの基準セット) (tdpur1511m200)]、または [見積依頼比較回答 (入札者グループの金額) (tdpur1511m300)] セッションの適切なメニューで [変換] をクリックしてから [オーダに変換]、[契約に変換]、または [価格帳に変換] をクリックする。
  8. [見積依頼の削除 (tdpur1205m000)]/[未変換見積依頼回答の処理 (tdpur1223m000)]

    見積依頼の削除 (tdpur1205m000) セッションを使用して、期限切になっている見積依頼、回答が返されていない見積依頼、または入札者にリンクされたことのない見積依頼を削除します。

    未変換見積依頼回答の処理 (tdpur1223m000) セッションを使用して、[変換アクション] が [無視] になっている回答ラインを処理するか、[変換アクション] が [削除] になっている回答ラインを削除します。

注: 
  • 前のステップは、見積依頼 (tdpur8310m000) セッションを使用して実行することもできます。
  • 見積依頼 (RFQ) ラインでは、品目コードを空白にすることができます。その結果、新しい品目の入札を要求できます。見積依頼ラインにリンクされている回答ラインの状況が [受入済] の場合、品目コードが必須になります。