複数製造元品目の MPN 品目への変換

製造元品目のオーダに複数製造元品目機能を使用しているが、代わりに製造元製品番号 品目機能を使用したい場合は、品目の複数製造元マスタデータを MPN マスタデータに変換できます。

このデータは次のように変換できます。

  • 品目製造元を製造元製品番号に変換
  • 品目製造元取引先を、取引先ごとに MPN に変換

マスタデータの変換

[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションで、品目のすでにオンになっている [複数製造元品目] チェックボックスをオフにし、代わりに [MPN 品目] チェックボックスをオンにした場合、変換処理がトリガされます。

品目製造元を製造元製品番号にコピーすることしかできないのか、それとも取引先ごとに品目製造元取引先を MPN にコピーすることもできるのかは、設定の数によります。

品目製造元を製造元製品番号にコピー

[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションで [複数製造元品目チェック] フィールドが [品目 - 製造元] になっている場合、「品目製造元から製造元製品番号に変換しますか?」 という質問が表示されます。

[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションで [複数製造元品目チェック] フィールドが [品目 - 製造元および取引先] になっている場合、次のチェックボックスがあるダイアログボックスが表示されます。

  • 品目製造元を MPN に変換
  • 品目製造元取引先を MPN 別取引先に変換

「品目製造元から製造元製品番号に変換しますか?」 という質問に 「はい」 をクリックするか、ダイアログボックスの [品目製造元を MPN に変換] チェックボックスをオンにした場合、品目 - 製造元 (tdipu0130m000) セッションの品目製造元がMPN 別品目 (tdipu0149m000) セッションおよび製造元製品番号 (tdipu0145m000) セッションの MPN に変換されます。

品目 - 製造元の変換ルール

一般的なルール

品目製造元を製造元製品番号に変換するときは、次のルールが適用されます。

  • まず現在の日付で有効な品目製造元が変換されます (例 1 を参照)。
  • 現在の日付で有効な品目製造元がない場合、将来有効になる品目製造元が変換されます (例 2 を参照)。

[品目 - 製造元 (tdipu0130m000)] セッションでの選択ルール

  • MPN 品目になる [製造元品目] フィールドに入力する必要があります。
  • [調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションのMPN ごとの複数品目チェックボックスがオフで、[製造元品目] が複数回出現する場合は、最初の品目だけが製造元製品番号 (tdipu0145m000) セッションにコピーされます。
  • [調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの [MPN ごとの複数品目] チェックボックスがオンで、[製造元品目] が複数回出現する場合は、すべての品目がMPN 別品目 (tdipu0149m000) セッションにコピーされます。
  • [製造元品目] にマルチバイト文字を含めることはできません。
  • 品目 - 製造元の [有効期限] は、現在の日付より後にします。

変換される品目製造元の状況は、いずれでもかまいません。

品目製造元取引先を取引先ごとに MPN にコピー

品目製造元取引先を取引先ごとに MPN にコピーするには、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションで [複数製造元品目チェック] フィールドが [品目 - 製造元および取引先] になっている必要があります。

品目を MPN 品目に変更した後に表示されるダイアログボックスで [品目製造元取引先を MPN 別取引先に変換] チェックボックスをオンにした場合、品目 - 製造元および取引先 (tdipu0135m000) セッションの品目製造元取引先が取引先ごとに品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000) セッションの MPN に変換されます。

品目 - 製造元取引先変換ルール

一般的なルール

品目製造元取引先を MPN 別取引先に変換するときは、次のルールが適用されます。

  • 現在の日付で有効な品目製造元が変換される場合、品目製造元取引先についても現在の日付で有効な取引先が変換されます (例 1 を参照)。
  • 将来有効になる品目製造元が変換される場合は、品目製造元の有効期間内に収まる品目製造元取引先のみを変換できます (例 2 を参照)。

[品目 - 製造元および取引先 (tdipu0135m000)] セッションでの選択ルール

  1. まず [購買元取引先] と [出荷元取引先] が同じである品目 - 製造元 - 取引先の組合せが存在するかどうかがチェックされます。
  2. そのようなレコードがない場合、[出荷元取引先] が空になっている品目 - 製造元 - 取引先の組合せが検索されます。
  3. そのようなレコードがない場合、どのような値の [出荷元取引先] でも品目 - 製造元 - 取引先の組合せに使用できます。

状況が [ブロック] となっているか、品目製造元の状況より前の状況の品目製造元取引先を変換することはできません。たとえば、品目製造元が [承認済] 状況で、品目製造元取引先が [未承認] 状況の場合、品目製造元取引先をコピーすることはできません。

注: 

[品目製造元を MPN に変換] チェックボックスと [品目製造元取引先を MPN 別取引先に変換] チェックボックスの両方がオンでも、品目製造元取引先をどれもコピーできない場合、品目製造元もコピーできません。

例 1 - 現在の日付で有効な品目製造元

  • 1、2、および 3 は、[品目 - 製造元 (tdipu0130m000)] セッションおよび [品目 - 製造元および取引先 (tdipu0135m000)] セッションのレコードです。矢印は、レコードの有効期間を表しています。
  • レコード 1 および 2 は、コピー時に考慮されます。現在の日付で有効なレコードが存在しますが、レコード 3 は現在の日付以降に有効にあるため使用されません。
  • レコード 1 は、[製造元製品番号 (tdipu0145m000)] セッションに変換され、レコード 2 は [品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000)] セッションに変換されます。
  • レコード 1 が [未承認] 状況の場合、レコード 1 および 2 も変換されます。

例 2 - 現在の日付で有効でない品目製造元

  • 1、2、および 3 は、[品目 - 製造元 (tdipu0130m000)] セッションおよび [品目 - 製造元および取引先 (tdipu0135m000)] セッションのレコードです。矢印は、レコードの有効期間を表しています。
  • 品目製造元取引先レコード (2 および 3) が、将来有効になる品目製造元 (1) の有効期間に収まる場合、すべてのレコードがコピー対象として考慮されます。
  • 2 と 3 の状況はどちらも品目製造元の状況 (1) より後の状況でなければならず、状況が [ブロック] の品目製造元取引先レコードを使用することはできません。レコード 3 はブロックされているため、レコード 1 を [製造元製品番号 (tdipu0145m000)] セッションに変換することはできず、レコード 2 および 3 を [品目および取引先別 MPN (tdipu0148m000)] セッションに変換することはできません。
  • 品目製造元を MPN に変換チェックボックスおよび品目製造元取引先を MPN 別取引先に変換チェックボックスの両方がオンで、コピー可能な品目製造元に有効な他の取引先がリンクされていない場合、品目製造元もコピーされません。