複数会社構造での購買契約

複数会社構造では、集中契約および法人購買契約を指定することもできます。

集中契約

集中契約は、異なるロジスティック会社のさまざまな購買オフィスによって使用できます。

集中契約には次の特徴があります。

  • 中央購買オフィスは、購買契約と購買価格をメンテナンスします。
  • 価格およびロジスティック合意は、購買契約ラインにより中央レベルで指定されます。
  • 別個の各ロジスティック会社は、発注先から直接に購買し、入庫を処理し、請求書を支払います。
  • 現地購買オーダは、集中契約で定められた条件、価格、および値引に基づいています。
  • 現地会社の購買数量は、集中契約に合算されます。
  • 集中契約を維持する会社では、在庫は他の会社にあるため、納入スケジュールを使用して計画在庫処理を更新できません。納入スケジュールが使用できるのは、情報を表示する場合のみです。
  • 発注先の実績情報は、購買オーダを発行する現地会社に記録されます。
注: 

集中契約を使用する前に、会社は論理テーブルリンクまたは複製を使用して契約テーブルを共有する必要があります。

契約ラインテーブルを共有する場合、[購買契約パラメータ (tdpur0100m300)] セッションの [法人購買契約の使用] チェックボックスが、すべての会社について同じ値であることが必要です。

詳細については、次のトピックを参照してください::

  • 『User's Guide for Multicompany Structures (U9504 US)』
  • 『User's Guide for Multicompany Table Sharing (U9505 US)』

法人購買契約

法人購買契約を使用して、価格合意を一括で指定でき (購買契約ラインを使用)、ロジスティック合意は分散して指定できます (購買契約ライン詳細を使用)。

法人購買契約では、法人レベルで格安の価格合意を行い、この価格を場所レベルで使用することができます。法人購買契約は、プッシュスケジュールにのみ使用できます。

注: 

法人購買契約は、契約ヘッダレベルではなくラインレベルで指定します。したがって、購買契約には [合計] タイプのラインと [契約ライン] タイプのラインの両方を含めることができます。合計ラインには契約ライン詳細がリンクされており、法人購買契約にのみ適用できます。契約ラインは通常の購買契約に適用されます。