Mobile Service アプリの設定ファイルの作成

「Mobile Service アプリの設定」 ファイルを作成するには、[Mobile Service アプリの設定 (tsmdm5110m000)] セッションを開き、アプリ設定のコードと記述を入力してレコードを作成します。設定ファイルをレコードに追加する必要があります。このセッションでは、LN にすでに存在するデフォルト設定ファイルをインポートできます。デフォルト設定ファイルをインポートしたら、このセッションからダウンロードし、編集を加えてもう一度アップロードすることができます。デフォルト設定ファイルを使用する代わりに、新しい設定ファイルを作成することもできます。

この設定ファイルは XML ファイルであり、次の構造を持つ必要があります。
<AppSettings>
        <AppSetting>
                <Name></Name>
                <DataType></DataType>
                <Value></Value>
                <IsReadonly></IsReadonly>
        </AppSetting>
        <AppSetting>
                <Name></Name>
                <DataType></DataType>
                <Value></Value>
                <IsReadonly></IsReadonly>
        </AppSetting>
        <AppSetting>
               … etc
        </AppSetting>
</AppSettings>
それぞれの AppSetting 要素は、アプリ内の 1 つの設定を表し、次のサブ要素が含まれています。
要素 説明
Name 設定の名前です。
DataType 設定のデータ型 (文字列/整数/倍精度浮動小数点/ブール/列挙) です。
Value 設定の値です。
IsReadonly サービス従業員が設定を変更できるかどうかを決定します (true/false)

名前要素は、この付録の最後の段落で定義されている名前と一致する必要があります。設定ごとに固有のデータ型が存在します。このようなデータ型として、テキストを表す文字列、整数値を表す整数 (1、2、-7、32 など)、小数値を表す倍精度浮動小数点 (1.5、2.3、-0.53、1006.349 など)、true または false の値を表すブール、限定された一連の値からのみ値を選択できる列挙 (たとえば、色: 赤/青/緑、モード: 自動/マニュアル/無効) があります。設定ごとのデータ型と、列挙データ型で設定に使用できる一連の値については、この章の最後の段落を参照してください。

読取専用になっていない設定は、Mobile Service の新規のインストールにのみ影響を与えます。これらの設定は、初期デフォルト値としての役割のみを果たします。読取専用になっている設定は、Mobile Service の新規のインストールに影響を与えるだけでなく、既存のインストールにも適用されます。LN でインポートできるデフォルト設定ファイルには設定ごとの定義がありますが、一部の設定はこのファイルで定義しなくてもかまいません。初期デフォルト値が必要な設定、つまり完全に読取専用にする必要のある設定を追加するだけで十分です。