ODM

複数のロジスティック会社の場合は、必要なデータ管理機能に応じて、オブジェクトデータ管理 (DM) パッケージ内の複数のテーブルがこれらのロジスティック会社間で共有可能または共有必須となります。これらのテーブルセットでは、「一般複数会社設定」 に記載されている共通テーブルもロジスティック会社間で共有されていると見なされます。

R65000 中央文書管理 (KT)

中央文書管理では、複数の会社間で同じエンティティ (品目、取引先、契約など) に 1 つの文書を利用できます。したがって、ある品目が共有されており、この品目に伝票がリンクされている場合は、リンクされている伝票をすべての会社で利用できるようにするために、一元的な文書管理が必要となります。このためには、このテーブルセットのテーブルを共有する必要があります。

注: 
  • 特定のエンティティ (品目など) に関して一元的な文書管理を実行する場合は、このエンティティも共有する必要があります。品目にリンクされている設計文書に関して一元的な文書管理を実行する場合は、品目データも共有する必要があります。
  • 文書を一元管理する場合は、文書がリンクされているすべてのエンティティ (販売オーダや購買オーダなど) に会社間で一意の ID を設定する必要があります。2 つの会社に販売オーダ SLS123456 が存在し (販売オーダは共有されていない)、両方の会社で文書がこの販売オーダにリンクされているとします。ODM では、これらのオーダを互いに区別できないため、両方の会社に同じ文書が返されます。
  • このテーブルセットは最大テーブルセットと同じです。このため、このテーブルセットには、オブジェクトデータ管理 (DM) パッケージ内の共有可能なすべてのテーブルが含まれています。このテーブルセットに含まれていないテーブルは共有できません。

テーブルセット間の関係