ネットワーク

ネットワークおよびクライアント/サーバのシナリオは、データ共有の実現に影響します。データ処理のパフォーマンスは、2 つのタイプのネットワークで異なります。このため、ネットワークのタイプは、ほとんどのデータ共有方法の有用性に大きな影響を与えます。また、選択したクライアント/サーバのシナリオによっては、一部のデータ共有方法を使用できる場合と使用できない場合があります。

シナリオごとに、アプリケーション (bshell など)、データベースドライバ、データベースを別々にしておくことができます。これら 3 つはネットワークを介して接続できます。主要なネットワークは、次の 2 種類に区別できます。ローカルエリアネットワーク (LAN) および広域ネットワーク (WAN)

LAN は、物理的な場所にあるデータラインのネットワークです。データ処理速度は極めて高速です。WAN は多くの場合、レンタルされたケーブルで構成され、広範囲にまたがります。ケーブルの容量と長さによって、転送されるデータの量とデータの転送速度が制限されます。WAN は、物理的な破損などによるケーブルの機能停止の影響を受けることがよくあります。

通常、Infor では、WAN を使用する場合に、同期処理を実行しないことをお勧めします。データを非同期で複製する場合は、両方のタイプのネットワークを使用できます。