一般的なガイドライン

テーブル共有には、いくつかの一般ガイドラインが適用されます。このセクションでは、これらのガイドラインを詳しく説明します。

  • ロジスティック会社では財務テーブルを設定することができず、財務会社ではロジスティックテーブルを設定することができないため、ロジスティックテーブルから財務会社への共有とその逆の共有は必要はありません。
  • テーブル共有を使用してデータ量の急増を防止する場合は、すべてのユーザを対象に 「動的会社切替」 が有効になっていることを確認してください。
  • 販売オーダや購買オーダなどの取引データを 2 つの会社間で共有することはできません。
  • 最大テーブルセットに含まれていないテーブルは共有できません。
  • テーブルを共有する場合は、次のケースを除いて、すべての参照テーブルも共有する必要があります。
    • 参照モードが 「空白以外必須」 または 「任意」 である。この場合は、このフィールドを空にしておきます。また、参照テーブルを共有しない場合は、このフィールドを空にしておく必要があります。たとえば、「部署 (tcmcs065)」 は 「従業員 (tccom001)」 の属性であるため、参照モードが 「空白以外必須」 になります。したがって、従業員は共有されているが、部署は共有されていない場合は、従業員全員の部署フィールドを空にしておく必要があります。これは、機能に次のような影響を与えます。従業員の部署が必要となる一部の従業員機能 (バックフラッシュなど) が使用できなくなります。
    • 参照テーブルが複製とマニュアル手順以外の方法で同期されている

通常、テーブル共有を行うと、そのテーブルを共有するすべての会社でデータを入力、メンテナンス、および使用できるようになります。ただし、次に示すように、この状況が常に有効なわけではありません。

  • 場合によっては、特定の会社に使用が制限されます。たとえば、特定の販売オフィスの販売オーダは、その販売オフィスの運営会社でしか作成およびメンテナンスすることができません。
  • それ以外の場合は、データの作成が財務会社に制限されるか、ロジスティック会社に制限されるか、特定の会社のパラメータに応じて制限されます。たとえば、特定の国における投資税タイプの税金コードは、買掛金パラメータのそれに対応するパラメータが有効になっている場合に、タイプが 「財務」 または 「両方」 の会社でしか入力することができません。この税金コードは、「財務会計」 でのみ使用することもできます。