サービス
複数のロジスティック会社の場合は、必要なサービス機能に応じて、サービス (TS) パッケージ内の複数のテーブルがこれらのロジスティック会社間で共有可能または共有必須となります。これらのテーブルセットでは、「一般複数会社設定」 に記載されている共通テーブルもロジスティック会社間で共有されていると見なされます。
R50000 中央サービス資源 (KT)
サービス資源をサービス品目およびサービス従業員としてロジスティック会社間で共有できます。このテーブルセットには、「サービス」 内の中央資源管理に対応するために共有するテーブルが含まれています。
次のテーブルを共有する場合は、サービス部署を空にしておく必要があります。
- サービス品目データ (tsmdm200)
- サービス従業員 (tsmdm140)
- サービスカー (tsmdm145)
- サービスエリア (tsmdm105)
- デフォルトサービス品目データ (tsmdm205)
サービス従業員 (tsmdm140) は、情報提供の目的にのみ共有できます。従業員は、サービス従業員の部署の運営会社でのみ、オーダの時間を把握できます。
R50100 中央サービス設置基準 (KT)
設置基準情報は、サービス業界で必要不可欠です。サービス設置基準を共有すると、それぞれの会社間での設置基準情報の共有を細分化できるようになります。
第 1 レベルの設置基準には、「シリアル番号付品目」、「設置グループ」、「設置グループライン」、「フィジカルブレイクダウン構造」、「機能要素」、「シリアル番号付品目グループ」、該当する場合は 「参照指示」 があります。
第 2 レベルでは、「ワークセンタおよび機械」 (製造パッケージ内)、「使用クラス」、「検査」、「保証条件」 に関する情報を共有する必要があります。
このテーブルセットには、中央設置サービス基準に対応するために共有するテーブルが含まれています。
- サービスのシリアル番号付品目 (tscfg200) を共有できますが、部署は空にしておく必要があります。
- サービスの設置グループ (tsbsc100) を共有できますが、部署は空にしておく必要があります。
- サービスのシリアル番号付品目 (tscfg200) を共有する場合は、フィジカルブレイクダウン構造 (tscfg210) も共有する必要があります。
R50200 中央サービス参照活動 (KT)
このテーブルセットには、「マスタ工順」 や 「工順オプション」 など、中央サービス参照活動に対応するために共有するテーブルが含まれています。
参照活動 (tsacm101) を共有できますが、サービス部署は空にしておく必要があります。
R50300 中央サービス検査設定 (KT)
一元化された一連のトリガを実行するには、このテーブルセットのテーブルを共有する必要があります。一元化された一連のトリガには、どのサービス検査および予防メンテナンス活動が必要かを指定します。
R50400 中央サービス予防メンテナンス設定 (KT)
予防メンテナンスのシナリオでは、どの予防メンテナンス活動をどのタイミングで実行するかを指定します。このテーブルセットのテーブルを共有すると、予防メンテナンスのシナリオが一元的に設定されます。
R50500 中央レンタル設備
レンタル設備は、複数のロジスティック会社で使用できます。これに対応するには、このテーブルセットのテーブルを共有する必要があります。
R54900 最大共有サービス (KT)
このテーブルセットには、サービス (TS) パッケージ内の共有可能なすべてのテーブルが含まれています。このテーブルセットに含まれていないテーブルは共有できません。