輸送オーダの日付修正
顧客や倉庫への商品の出荷は、在庫不足、輸送能力の問題、受取側の問題などが原因で遅れる可能性があります。輸送オーダで遅延が生じた場合は、計画積込/荷降日時と日時許容範囲が適用できなくなります。
輸送オーダのすべてのラインで遅延が生じることもまれにあります。発生頻度の高いケースは、輸送オーダラインの一部は正常に出荷されるが、在庫不足のために一部で遅延が生じるというケースです。このような輸送オーダ/ラインを後から処理するために、次の調整を行うことができます。
- 積込/荷降日時
- 許容範囲
日時 ([計画積込日] または [計画荷降日]) と許容範囲 ([最早積込日] および [最早荷降日] と [最遅積込日] および [最遅荷降日]) を調整すると、LN計画エンジンにより、対象となるオーダラインが取り出され、後から実行されるようにスケジュール設定された新しい輸送計画に挿入されます。
個別の輸送オーダラインで日時または許容範囲をメンテナンスするには
遅延輸送オーダラインをリストするには、[輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] または [輸送オーダライン (fmfoc2101m100)] セッションを開きます。適切なメニュー → [表示] → [ ] の順にクリックします。
次の状況の遅延輸送オーダラインがすべて表示されます。
- [予定]
- [計画]
- [実際]
状況が [予定]、[計画]、および [実際] のオーダラインに限り、計画積込/荷降日時と日時許容範囲を修正できます。
[計画積込日] を修正すると、許容範囲に関するオリジナルの合意事項に基づいて、日付許容範囲が自動的に算出されます。[計画荷降日] を算出するには、計算をクリックします。関連する日付許容範囲も自動的に算出されます。
[計画荷降日] を修正すると、許容範囲に関するオリジナルの合意事項に基づいて、日付許容範囲が自動的に算出されます。[計画積込日] を算出するには、計算をクリックします。関連する日付許容範囲も自動的に算出されます。
輸送オーダラインの日付を先に延ばした後で、オーダヘッダで日時許容範囲を修正した場合は、オーダラインでの日付調整が維持されるため、オーダヘッダで許容範囲に加えた変更は反映されません。
個別の輸送オーダで許容範囲をメンテナンスするには
輸送オーダでは、ヘッダ上の日時許容範囲 ([最早積込日] および [最早荷降日] と [最遅積込日] および [最遅荷降日]) に限り修正できます。状況が [予定]、[計画]、および [実際] の輸送オーダラインの日時許容範囲が修正されます。
輸送オーダでの日時または許容範囲の一括変更
[計画積荷/荷降日の変更 (fmfoc2201m000)] セッションを使用して、一連の輸送オーダおよびオーダラインの計画積込および荷降日時と日時許容範囲を修正できます。
このセッションは、スタンドアロンセッションとして、または次の各セッションの適切なメニューから開始することができます。
- [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)]
- [輸送オーダライン (fmfoc2101m100)]
- [輸送オーダ (fmfoc2100m000)]
- [輸送オーダ (fmfoc2100m100)]
[計画積荷/荷降日の変更 (fmfoc2201m000)] セッションで積荷または荷降の計画日を変更する場合、その他の計画日および許容範囲は、輸送の住所で定義された距離に基づいて自動的に再計算されます。たとえば、計画積荷日を変更する場合、その他の日付は、選択内に含まれる輸送オーダおよび輸送オーダラインで指定された出荷元住所から出荷先住所までの距離に基づいて再計算されます。距離は [住所 - 輸送管理 (fmfmd0110m000)] セッションで定義します。