輸送オーダと発生元オーダの変更がクラスタに与える影響

実際には、輸送オーダの発生元オーダはしばしば変更されます。顧客が商品の数量や商品の種類を変更したり、商品の納入日を変更した場合、発生元の販売オーダが変更されます。同じように、発注先への要件が変わった場合、発生元の購買オーダが変更されます。

発生元オーダが変更された場合、対応する輸送オーダも変更または削除されます。

輸送オーダの発生元オーダで計画納期などのオーダヘッダデータが変更された場合、この輸送オーダは削除され、新しい納期の新しい輸送オーダに置換されます。削除された輸送オーダのラインも削除され、新しいラインに置換されます。または、納期が同じ輸送オーダが存在する場合は、納期が同じ輸送オーダにこのラインが割り当てられます。

発生元オーダラインで数量などのオーダラインデータが変更された場合、それに合わせて、対応する輸送オーダラインおよびクラスタラインも変更されます。

クラスタラインに関連する輸送オーダラインの輸送手段グループなどのデータが変更された場合、関連するクラスタラインがクラスタから削除され、変更されたクラスタラインとプロパティが一致するクラスタに追加されます。一致するクラスタが存在しない場合は、そのクラスタラインに対して新しいクラスタが作成されます。

ERP によるクラスタ/クラスタラインの削除

削除された輸送オーダラインに関連するクラスタラインが [クラスタ化]、[実際]、[クローズ] のいずれかのクラスタに属する場合、このクラスタラインも削除されます。その結果、クラスタにクラスタラインが存在しなくなると、クラスタ全体が削除されます。[実際] 状況のクラスタのクラスタラインが削除された場合、このクラスタに対して [変更クラスタ] チェックボックスがオンになり、クラスタ内容をチェックして、クラスタ処理を再実行するかどうかを確認するようメッセージが表示されます。

データが一致する別の輸送オーダに割り当てられた輸送オーダラインはクラスタ化されません。

ERP によるクラスタラインの変更

発生元オーダで品目などのオーダラインが変更された場合、それに合わせて、対応する輸送オーダラインおよび関連するクラスタラインの品目も変更されます。

「クラスタ」 状況のクラスタおよびクラスタライン

クラスタラインに関連する輸送オーダラインの輸送手段グループなどのデータが変更された場合、関連するクラスタラインがクラスタから削除され、変更されたクラスタラインとプロパティが一致するクラスタに追加されます。一致するクラスタが存在しない場合は、そのクラスタラインに対して新しいクラスタが作成されます。

「実際」 状況のクラスタおよびクラスタライン

[実際] 状況のクラスタのクラスタラインが変更された場合、このクラスタラインはそのクラスタから削除され、変更されたクラスタラインとプロパティが一致する [実際] 状況のクラスタに追加されます。[実際] 状況のクラスタが変更された場合、このクラスタに対して [変更クラスタ] チェックボックスがオンになります。変更されたクラスタラインのプロパティと一致する [実際] 状況のクラスタがない場合は、プロパティが一致する 「クラスタ化」 クラスタにこのクラスタラインが追加されます。一致する [クラスタ化] クラスタが存在しない場合は、そのクラスタラインに対して新しい [実際] クラスタが作成されます。

[クラスタ化]、[実際]、[外注] のいずれかのクラスタが変更された場合、LN[輸送レートおよび輸送費パラメータ (fmfrc0100m000)] セッションの [輸送費の再計算] パラメータの設定に基づいて輸送費を再計算します。

クラスタラインがクラスタに追加または削除された場合、このクラスタに対して積込時間および荷降時間のタイムウィンドウが再計算されます。