輸送オーダクラスタを外注するには

特定の商品の輸送計画および輸送を運送業者に外注するには、以下の手順を行う必要があります。

  1. 輸送オーダクラスタの生成

    外注手順の最初のステップは、輸送オーダクラスタを生成することです。輸送オーダクラスタを生成するには、外注する輸送オーダラインを選択して、この輸送オーダラインを輸送オーダクラスタにグループ化するバッチ処理を実行します。

    輸送オーダクラスタは、[輸送オーダクラスタの生成 (fmfoc3200m000)] セッションで生成します。クラスタ化する輸送オーダラインを選択し、輸送オーダクラスタのバッチ処理を実行する方法については、輸送オーダクラスタの生成 (fmfoc3200m000) を参照してください。

    クラスタ化するための輸送オーダラインの条件

    輸送オーダラインを外注するには、以下の条件を満たしている必要があります。

    • [輸送オーダライン (fmfoc2101m000)] セッションで [積荷 計画] チェックボックスがオフになっていなければなりません。このチェックボックスのオンまたはオフの設定は、さまざまな方法で管理できます。詳細は、積荷計画属性および外注を設定するにはを参照してください。
    • 輸送オーダラインの状況は、[予定] または [進行中] です。輸送オーダライン状況については、輸送オーダ状況を参照してください。
    • クラスタ状況に関係なく、輸送オーダラインを別のクラスタにグループ化することはできません。
    • クラスタ処理を開始するには、輸送オーダラインの出荷オフィスおよび計画グループに対する権限がユーザになければなりません。

    輸送オーダラインをクラスタ化するには、輸送オーダラインがこれらのすべての条件を満たしている必要があります。特定のクラスタバッチ処理実行でクラスタ化できない輸送オーダラインは、レポートにリストされます。[輸送オーダクラスタの生成 (fmfoc3200m000)] セッションで [レポート] チェックボックスがオンの場合にレポートが実行されます。

  2. 輸送オーダクラスタの実現化

    輸送オーダクラスタがファイナライズされると、このクラスタを実現化して、運送業者に渡せる状態になったことを示し、外注オーダを出力できます。

    輸送オーダクラスタを実現化するには、このクラスタに対して運送業者と輸送手段グループを入力する必要があります。運送業者と輸送手段グループは、以下の手順で輸送オーダクラスタに追加できます。

    • 運送業者と輸送手段グループを、クラスタのもとになる輸送オーダまたは輸送オーダラインに挿入します。
    • 運送業者と輸送手段グループを、輸送オーダクラスタ処理時に選択します。
    • 輸送オーダクラスタ処理後に、運送業者と輸送手段グループをマニュアルで輸送オーダクラスタに挿入します。

    輸送オーダクラスタは、[輸送オーダクラスタの実現化 (fmfoc3210m000)] セッションで実現化します。クラスタラインに関連する輸送オーダラインに部品表 (BOM) が含まれている場合、このクラスタを [実際] にしたときに、クラスタラインに構成要素が追加されます。

    LN では、クラスタの外注指示の最終出力バージョンを出力する (次のステップを参照) 前に、[実現化を元に戻す] オプションを使用してクラスタ処理を再実行し、新しい輸送オーダラインをクラスタに取り込み、変更になった輸送オーダラインをクラスタから削除することをお勧めします。

    発生元オーダおよびオーダラインを変更し、それにより輸送オーダラインがクラスタのプロパティと一致しなくなった場合、新しい輸送オーダまたは輸送オーダライン、あるいはその両方が作成されます。新しい輸送オーダラインはクラスタ化されず、変更になった輸送オーダラインがクラスタから削除されます。外注オーダに最新の輸送オーダラインを取り込むには、クラスタ処理を再実行する必要があります。[変更クラスタ] チェックボックスにより、クラスタラインが追加または削除されているかがわかりますが、まだクラスタ化されていない新しい輸送オーダラインに関する情報は提供されません。詳細は、輸送オーダと発生元オーダの変更がクラスタに与える影響を参照してください。

  3. 外注指示の出力

    [実際] 状況の輸送オーダクラスタについては、[外注指示の出力 (fmfoc3410m000)] セッションで外注指示を出力できます。外注指示は、運送業者に対する外注オーダになります。オプションで、[最終出力] バージョンを出力する前に、[仮出力] バージョンを出力できます。[仮出力] バージョンは何度でも出力できます。

    外注オーダの細部まで運送業者と合意した後に、[最終出力] バージョンを出力できます。[最終出力] バージョンが出力されると、輸送オーダクラスタは [外注] 状況になります。[仮出力] バージョンの場合と同様、[最終出力] バージョンも何度でも再出力できますが、同じクラスタの [最終出力] バージョンの内容を変更することはできません。

    [外注] クラスタについて、LN は会計取引を作成し、その情報が財務会計買掛金モジュールに送信されます。

EDI メッセージ

運送業者の購買元取引先と EDI 関係がセットアップされている場合、外注指示の最終出力バージョンが出力されたときに、外注オーダを運送業者に通知するために EDI メッセージが生成されます。EDI メッセージは、出荷および出荷ラインを持つ積荷、また輸送オーダクラスタラインを持つ輸送オーダクラスタについて生成できます。