計画日決定要素オプションを使用するには

出荷の積込日/時間および荷降日/時間は、積荷計画のもとの輸送オーダの計画積荷/荷降日の他、積込と荷降しのタイムウィンドウに基づいて計算されます。輸送オーダの計画日およびタイムウィンドウは、マニュアルで作成するか、または発生元オーダの計画日から生成されます。

積荷作成が行われると、積荷計画のもとの輸送オーダの住所からストップが作成されます。

輸送オーダのタイムウィンドウが大きく、最早積荷日または荷降日から最遅積荷日または荷降日までの時間が長すぎた場合、計算された出荷の計画日が発生元オーダの計画日とかなり異なる可能性があります。

積荷作成エンジンが望ましくない計画出荷日を計算しないようにするため、以下の計画日決定要素オプションを使用して、出荷に対して計画積込日および計画荷降日をどのように計算するかを制御できます。これらのオプションには、[計画の生成 (fmlbd0280m000)] セッションでアクセスできます。

  • [最早可能日]

    出荷の計画日は、ストップで定義されている積込日および荷降日の中で最も早い日付と同じになります。このオプションは、出荷をできるだけ早く納入または受領する場合に使用します。

  • [最遅可能日]

    出荷の計画日は、ストップで定義されている積荷日および荷降日の最も遅い日付と同じになります。たとえば、輸送能力を特急オーダに使用できるようにするため、出荷の納入または受領をできるだけ先送りする場合にこのオプションを使用します。

  • [計画荷降日の最小値]

    出荷の計画日の計算は、オリジナルオーダの最も早い計画荷降日に基づきます。積荷日は、荷降日から運送時間を引くことで算出されます。このオプションを使用した場合、発生元オーダの計画荷降日かその前にすべての出荷が納入または受領されます。ただし、積荷日許容範囲を大きくした場合、最早可能日までに出荷が納入または受領されないことがあります。

  • [計画荷降日の平均]

    出荷の計画日の計算は、オリジナルオーダの計画荷降日の平均日付に基づきます。すべてのストップですべてのオーダラインが等しく考慮され、平均日付が決定されます。このため、一部の出荷が発生元オーダの計画荷降日よりも多少遅れて納入されることになります。

注: 
  • [計画荷降日の最小値] または [計画荷降日の平均] が輸送オーダのタイムウィンドウ外の場合、最も近いタイムウィンドウ境界が最小日または平均日とみなされます。出荷の計画日はタイムウィンドウ内でなければなりません。以下の例は、[計画荷降日の最小値] が出荷内のいずれかの輸送オーダのタイムウィンドウ外にある場合を示したものです。
  • 積荷計画が再計画されたり、積荷計画に新しいオーダラインが追加された場合、オリジナルの計画に使用したのと同じ計画日決定要素オプションを使用します。グラフィカル計画ボードなどの外部ソースから計画が開始された場合は、[計画荷降日の平均] オプションを使用して、計画出荷日を計算できます。

出荷 A には、輸送オーダ 1 および 2 が含まれます。輸送オーダ 1 の荷降タイムウィンドウは、2005 年 10 月 4 日 09:00 ~ 12:00 で、計画荷降日は 2005 年 10 月 4 日 10:00 になります。輸送オーダ 2 では、荷降タイムウィンドウは 2005 年 10 月 4 日 11:00 ~ 13:00 で、計画荷降日は 2005 年 10 月 4 日 12:30 になります。計画荷降日/時間 10:00 は、輸送オーダ 2 のタイムウィンドウ外です。したがって、最も近いタイムウィンドウ境界である 11:00 が計画荷降日の最小値とみなされます。