出荷オフィスマトリックスなしの輸送オーダグループの例

出荷オフィス New York 1 は、倉庫 New York 1 で出庫および入庫されるすべての商品について輸送計画を行います。円滑な輸送計画を実現するために、販売オーダから自動的に輸送オーダが作成され、倉庫 New York 1 から出庫される商品が販売オーダにリストされている場合、この販売オーダから生成される輸送オーダは出荷オフィス New York 1 に自動的に割り当てられます。

出荷オフィス New York 1 には、次の 2 つの計画グループがあります: 計画グループ HMAT と計画グループ RMAT。計画グループ HMAT には 2 人の計画者がいて、危険資材の輸送を計画します。計画グループ RMAT には 5 人の計画者がいて、通常の非専門的な商品の輸送を取り扱います。

輸送オーダに危険資材がリストされている場合、この輸送は計画グループ HMAT が担当し、危険物でない商品の場合は、計画グループ RMAT が担当します。1 つのオーダに危険物とそうでない商品の両方がリストされている場合は、危険物は計画グループ HMAT が、そうでない商品は計画グループ RMAT が計画を立てます。

LN では、このような組織構造をいろいろな方法でサポートできます。以下のデータセットアップも、このような構造をサポートする 1 つの方法です。

  1. [出荷オフィス (fmfmd0180m000)] セッションで、出荷オフィス New York 1 を定義します。
  2. [品目 - 販売 (tdisa0501m000)] セッションで、倉庫 New York 1 に保管される品目を倉庫 New York 1 にリンクさせます。
  3. [出荷オフィス別倉庫 (fmfmd0185m000)] セッションで、倉庫 New York 1 を出荷オフィス New York 1 にリンクさせます。
  4. [輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションで、輸送手段グループ HMAT と RMAT を定義します。輸送手段グループ HMAT には危険資材の輸送のための特別な安全トラックが含まれ、RMAT には通常商品の輸送用の、特別な装備のない通常の設備が含まれている必要があります。輸送手段グループの代わりに、輸送タイプを使用してこのセットアップを行うこともできます。これは、輸送手段をどのように輸送手段グループおよび輸送タイプに分類するかによって決まります。詳細については、輸送手段グループの使用および輸送タイプの使用を参照してください。
  5. [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションで、輸送手段グループ HMAT を危険資材として分類されている品目にリンクさせ、輸送手段グループ RMAT を特殊な分類を持たない通常の品目にリンクさせます。
  6. [計画グループ (fmfoc0150m000)] セッションで、計画グループ HMAT と RMAT を定義します。
  7. [計画グループ - 出荷オフィス (fmfoc1100m000)] セッションで、計画グループ HMAT と計画グループ RMAT を出荷オフィス New York 1 にリンクさせます。
  8. [計画マトリックス定義 (fmfoc1110m000)] セッションで、次のマトリックス定義を定義します。HMAT および RMAT。また、両方のマトリックス定義についてマトリックス属性 「輸送手段グループ」 を選択します。
  9. [出荷オフィス別計画マトリックス定義 (fmfoc1115m000)] セッションで、両方のマトリックス定義を出荷オフィス New York 1 にリンクします。これらのマトリックス定義に優先順位番号を設定しても、次の点からも明らかなように、両方の属性に一致する輸送オーダラインはないため、まったく意味がありません。
  10. [計画マトリックス (fmfoc1120m000)] セッションで、以下の 2 つの計画マトリックスを定義します。
    1. 計画マトリックス 1: マトリックス定義 HMAT と計画グループ HMAT を選択して、輸送手段グループ HMAT を選択します。
    2. 計画マトリックス 2: マトリックス定義 RMAT と計画グループ RMAT を選択して、輸送手段グループ RMAT を選択します。