在庫変更オーダ

在庫変更オーダは、次の作業に使用することができます。

  • 品目の所有権の変更
  • 在庫の引当
  • 原価ペグ転送の生成
  • 在庫所有権

    品目の所有権が変更される場合、支払が生じるため請求が開始されます。在庫所有権変更オーダは、在庫の所有権を発注先から顧客または顧客から発注先に変更するときに使用します。販売業者管理在庫 (VMI) ではない従来のビジネスシナリオでは、顧客が発注先から品目を受け取ると品目の所有権が発注先から顧客に変更されます。顧客は商品の入庫時に品目の支払を行う必要があります。さまざまな外注シナリオでは、所有権は入庫、または出庫倉庫処理中に変更されません。これらの場合、所有権は顧客所有になります。販売業者管理在庫 (VMI) のシナリオでは、所有権を委託にすることができます。所有権が委託される場合、所有権変更は時間ベース、または消費ベースになります。

    • 時間ベースの所有権変更

      発注先と顧客間の契約に従って、委託商品の所有権変更が時間基準の場合、在庫の所有権は次のように変更されます。

      • 法的要件に従った入庫後
      • 発注先と顧客間の契約の規定に従った入庫後
      • 最後の取引後。所有権は、入庫または出庫が実行されていない期間が数日続いた後に変更されます。これは、基本所有権ルールが委託であり、入庫や出庫 (消費) が契約で指定されている特定の期間行われていない場合に適用されます。
    • 消費ベースの所有権変更

      所有権変更が発注先と顧客間の契約に従った消費ベースの場合、商品の所有権は顧客が製造または販売のために品目を消費したときに発注先から顧客に変更されます。顧客は所有者になった後、商品の支払を実行する必要があります。

  • 引当変更オーダ

    引当変更オーダは、在庫の引当を変更するときに使用する手数料です。在庫引当は、在庫が割り当てられているオーダが取り消されると変更されます。引当済在庫を変更するには、倉庫にある特定の品目数量の仕様を変更する必要があります。品目は、扱い単位に含めることができます。

  • 原価ペグ転送

    原価ペグ転送機能を使用して、同一倉庫内の 2 つの異なるペグ間で (ペグ付きからペグなし、およびその反対に) 原価を転送できます。原価ペグ転送では在庫は物理的に移動されず、在庫の原価のみが転送されます。商品を倉庫間で転送することはできません。

    在庫の所有権が[顧客所有]の場合は、原価ペグ転送する出荷元ペグおよび出荷先ペグで取引先が定義されている必要があります。原価ペグ転送の場合、所有権は [会社所有] または [顧客所有] のいずれかのみになります。原価ペグ転送は、顧客所有資材出庫時の出庫勧告の作成処理中には自動生成できません。

  • 原価ペグ転送 - 借受/貸付および返却

    一時的な原価ペグ転送 (借受/貸付 - 返却) 機能を使用して、原価ペグ間で一時的に在庫を移動できます。この処理では、同じ品目がリンクされているが需要が遅い別のペグから、在庫が借り受けられます。在庫は、即時に需要がある別のプロジェクト原価ペグに移動されますが、借受済在庫は、貸付プロジェクトの原価ペグに登録されます (在庫は借り受けられるだけです)。